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「パートの時間を増やしたら、最近腰が辛い」 と悩んでいる働き盛りの女性は多いです。
年齢とともに筋力が低下して、つい姿勢が悪くなったり、出産で反り腰のクセがついてしまったりして腰痛ベルトを試してみたいと考える人も多いと思います。
しかし、腰痛ベルトもいろいろな種類があり、どのように選べばいいのかわからない人もいるでしょう。
この記事では、10代の頃から腰痛歴30年の主婦ライターである筆者が、実際に装着してみた腰痛ベルトをレビューしながらおすすめを5選紹介します。
腰痛ベルトを選ぶ方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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腰が重だるい、たまに痛むことがあるなどの不安があって腰痛ベルトを試したい場合、どんなことに注意して選べばいいのでしょうか。
固定力を重視するか、長時間付けられるタイプかにもよりますが、まずは次のような基準で選んでみてください。
順に解説します。
ベルトの本体がメッシュ素材になっているものは、暑い季節や長い時間付けても通気性が良くて蒸れにくいので使いやすいです。
「腰痛ベルトを試したい」という人は、付けたまま歩いたり座ったりという動作を行う人がほとんどでしょう。普段の洋服の下に一枚余計にベルトを巻くので、蒸れやすい素材では肌が荒れることがあります。
メッシュ素材のベルトは通気性も抜群で、重量も軽いものが多いため、普段の生活でも付けやすいでしょう。
腰痛ベルトを付けて日常生活を過ごすには、付けたままでも動きやすいことも重要です。
がっちり腰を固定できても、歩きづらかったりトイレでいちいち外さなければならなかったりするタイプは使いづらいでしょう。
薄くて軽いタイプは、洋服への影響も少なく動きを妨げないのでおすすめです。
腰痛ベルトには、大きく分けて面ファスナーで止めるタイプと滑車で締めるタイプがあります。
面ファスナータイプの特徴は、ベルト全体で腰を固定し支える「テーピング効果」です。それに対し滑車タイプは、滑車の原理で腰を強力に固定します。
腰から骨盤にかけてベルト全体でしっかり固定したい人には面ファスナータイプ、軽い力で腰や骨盤を強力に固定したい人には滑車タイプをおすすめします。
一日のうち歩き回る時間が多い人や、長時間装着してなるべく付け直す手間を省きたい人は、ずれにくさを重視しましょう。
大きめのベルトは、しっかり固定できる反面、動いているとずれてくることがあります。細めのベルトや下腹部で斜めに止めるベルトは、ずれにくい傾向です。
強力に固定して随時休憩をはさみながら使用するのではなく、一日中でも付けていたいという人は、ずれにくいベルトが使いやすいでしょう。
腰椎（腰の骨）から骨盤までしっかりサポートできるベルトを使いたい場合は、クロスタイプがおすすめです。
クロスタイプは腰の上部から下腹部にかけて腰のねじれを制限するため、腰を過度に反ってしまう「反り腰」の傾向にある場合もしっかり支えてくれます。
「腰をしっかり固定したいけど動きにくいのも困る」という場合にも、クロスタイプはしっかり固定しつつ動きやすいです。
※価格は2023年12月19日現在
女性におすすめの腰痛ベルト5選を上記の表にまとめました。
動きやすさを重視した日常的に使いたい人向けの細めのタイプから、常に腰痛が気になるような腰を固定するタイプまでさまざまな商品があります。
紹介するのは、次の5商品です。
付け心地や特におすすめしたい人など、詳しく解説します。
ガードナーベルトは、10個の滑車が特徴的な腰用ベルトです。
滑車の原理を利用し、本体を巻いて調整ストラップを軽い力で引くだけで、ベルトがしっかり体にフィットして腰や骨盤をガッチリと固定します。
常に腰に不安を抱えている人にも「これは気持ちいい！」と感じる固定力です。しっかりと腰を支えて骨盤を正しい位置に補正するため、姿勢が良くなって肩こりや腰痛の他にもさまざまな体の不調を軽減します。
サイズを選ぶ際は、シャツを着た状態でのウエストと骨盤まわりのサイズで大きいサイズを選びましょう。強く締めたい場合は、最初は無理せず短時間から始めると良いです。
常に腰痛に悩んでいる人、骨盤の歪みを感じている人のほか、お腹にベルトを巻くことにより、腹圧を上げて体幹をトレーニングしたい人にもおすすめです。
関連記事：ガードナーベルトの詳細レビューはこちら
バンテリンサポーターは、テレビCMでもおなじみのブランド「バンテリン」の腰用サポーターで、気軽にテーピング効果を体感できる「着るテーピング」です。
特徴は生地に縫い込まれた「クロスネット」で、背中を過度に反らせる「反り腰」の動きを制限し、腰椎（ようつい、腰の骨）から骨盤までフィットして腰の負担を軽減します。
やや細めのサポーターのため動きやすく、日常的に使いたい人におすすめです。さらに強力な固定感が欲しい人や骨盤までしっかり固定したい人には「加圧タイプ」をおすすめします。
サイズを選ぶ際は、ウエストよりも少し下の、おへそまわりのサイズを参考にしましょう。
加圧タイプは黒、白に加えてピンクも選べます。
関連記事：バンテリンサポーターの詳細レビューはこちら
「コシビシベルト」の特徴は、珍しい9つの滑車で片手で簡単に締められる点です。
9つの滑車が締めたときに三角形になるよう配置されているため、ベルトを巻いて片手でストラップを引くだけで個人個人の体に沿った締め方ができます。
日本の厚生労働省にあたるアメリカの公的機関FDAの医療機器認定証を取得済みで、安全性や有効性が認められた商品ですから安心です。
滑車の部分やベルトを重ねる部分がどうしてもかさばるため、気になる場合はあまりからだにピッタリとした服にしないか、自宅での装着をおすすめします。
またサイズが合わない場合は、つける位置が上すぎないか確認し、ストラップを少し引いてベルトの長さを自分の体に合わせてから装着しましょう。
関連記事：コシビシベルトの詳細レビューはこちら
「ザムスト」はプロスポーツ選手も愛用するスポーツ向けのサポート製品のブランドで、ザムストZW-3は薄さと軽さを重視した、シリーズ最軽量の腰用ベルトです。
まるで下着のような薄さと軽さのため、付けた状態でも動きやすく一日中付けていても快適で蒸れることはありません。
洗濯ネットを使用すれば洗濯機でも洗えるため、何枚か洗い替えを用意して毎日着用することもできます。価格も1枚3,520円と、腰用ベルトとしては手頃な価格です。腰に軽い不安を抱えている人や日常生活で使いたい人におすすめです。
ただし、強い固定力が欲しい人や骨盤の歪みが気になっている人には、サポート力が弱いと感じるかもしれません。その場合は、同じザムストのZW-5（ミドルサポート）やZW-7（ハードサポート）をおすすめします。
サイズを選ぶ際は、ウエストの一番細い位置より少し下の、おへその位置を目安にサイズを測って購入しましょう。
関連記事：ザムストZW-3の詳細レビューはこちら
「骨盤整隊カシャーン」はテレビの通販番組や店舗での実演販売で販売されることが多い商品で、滑車を使って締めるタイプの腰用ベルトです。
井戸の水を少ない力で組み上げるための滑車の原理を使い、10個の滑車で軽い力でひもを引くだけで強力に腰や骨盤を固定できます。
使用時は腰がしっかり固定されて姿勢が良くなるため、腰への負担が減ります。ベルトの部分はメッシュ素材で、通気性も抜群です。日頃から腰に不安があり、軽い力でガッチリと腰を固定するベルトを探している人におすすめします。
やや大きめのベルトのため、立ったり座ったりして動いているとずれることがあります。その場合は付け直すか、強く締めたい場合は特に、血流が悪くならないよう適度に外して休憩しましょう。
カシャーンは、初期不良以外の返品や交換は受け付けていないため、サイズを選ぶ際は、骨盤まわりのサイズを測ってから購入しましょう。
関連記事：カシャーンの詳細レビューはこちら
骨盤を強力に固定できる滑車タイプ、またはバンテリンサポーターの加圧タイプは、骨盤を締めたり補正したりする効果があります。
サポート力が弱いタイプは、軽い運動や日常生活で使いたい人にはおすすめしますが、骨盤を補正したい人には固定力が物足りないと感じるかもしれません。
今回紹介した腰痛ベルトは、すべて洗濯できます。
洗濯の際は手洗いするか、他の洗濯物とからまないようにネットに入れましょう。
腰痛ベルトを巻くだけではヘルニアは治りません。
ヘルニアの痛みが強く動けないときは安静にして、痛みが引いたら腰に負担をかけないよう体を動かすと良いとされています。まずは、早くヘルニアを治すためにはどんな事が必要か、手術は必要ないのか医師に相談してください。
腰痛ベルトは、腰の負担を軽減するためのものです。治療は医師と相談して行い、補助として腰痛ベルトを装着しましょう。
腰痛ベルトは、「なんだか最近腰が重だるい」という人に、腰を固定し支えることで楽に日常生活が送れるようになるものです。
腰痛ベルトはさまざまな種類があります。それほど腰に不安があるわけではない場合は、軽くて動きやすく、ずれにくいベルトを選びましょう。常に腰がだるく、強力に固定して適度に休憩をはさみたい場合は、しっかり腰や骨盤を固定できるベルトがおすすめです。
腰にひどい痛みがある場合やヘルニアを発症している場合は、まず医療機関を受診して医師に相談しましょう。腰痛ベルトは腰の負担を軽減し日常生活を送りやすくするもので、過度に頼るのは禁物です。
筆者は、高校生の頃から30年以上腰痛に悩む主婦ですが、適切なサイズの腰痛ベルトを正しく使うことで非常に腰が楽になりました。ぜひ自分に合った腰痛ベルトをお試しください。
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