日焼けしたあとに黒くならない方法3選!腕や顔など部位別の日焼け対策グッズを紹介
【前提】日焼けしたあとは早めのケアが重要
日焼けの症状は、肌が赤くなる「サンバーン」と肌が黒くなる「サンタン」の2種類に分けられます。
サンバーンはUV-Bが原因となって起こる症状で、肌が赤くなるほか肌のバリア機能が低下します。
サンタンはUV-AとUV-Bが原因となって起こる症状で、メラニンが生成されることで肌が黒くなり、肌が乾燥したり皮がむけたりします。サンバーンの炎症が引いたときに黒くなるのが、一般的な日焼けの流れです。
紫外線を浴びてから肌が黒くなるまでには3~4日のタイムラグがあります。日焼けは未然に防ぐのがベストですが、紫外線を浴びたら早めにケアすることが重要です。
日焼けしたあとに黒くならない3つの方法
日焼けしたあとに黒くならないためには、「日焼け箇所を冷やす」「乾燥した肌を保湿する」「水分やビタミンCを補給する」といった方法で、肌のケアをしましょう。
それぞれの方法について、詳しくは以下で解説します。
日焼け箇所を冷やす
日焼け直後は肌が炎症を起こしており、熱がこもって軽いやけどのような状態になっています。炎症を鎮めるため、まずは日焼け箇所を冷やしましょう。冷たい流水や冷やした濡れタオル、保冷剤などが使えます。
肌を冷やすときの注意点としては、摩擦を加えないこと。日焼け後は肌が炎症を起こして敏感になっているので、こすらないように冷やす必要があります。
乾燥した肌を保湿する
日焼けすると肌のバリア機能が低下し、水分を保つ力が弱くなります。その結果、角質層から水分が抜けた状態に。肌が乾燥すると余計にダメージを受けやすくなって肌の回復力も弱まるため、日焼け後はなるべく早く保湿しましょう。
保湿のときも、なるべく刺激を避けるのがポイントです。低刺激の化粧水やパック、ボディローションなどを選び、肌に優しくなじませてください。
水分やビタミンCを補給する
日焼けしたあとは、体も水分不足になっている可能性があります。体の水分が不足していると肌も水分不足になりやすいので、日焼け後は積極的に水分を摂りましょう。
また、肌が黒くなるのを防いで修復を促すには、ビタミンCを摂るのもおすすめです。ビタミンCにはメラニンの定着を抑えてコラーゲン合成をサポートしてくれるからです。キャベツやブロッコリー、イチゴなどに豊富に含まれています。
黒くなってしまった日焼け肌を改善する3つの方法
日焼けしたあとに黒くなってしまっても、適切なケアを行えば早めの改善が期待できますし、さらに黒くなるのを防ぐことも可能です。ここからは、黒くなってしまった日焼け肌を改善する方法について紹介します。
紫外線対策を徹底する
日焼けした肌に紫外線が当たると、さらに日焼けして黒くなってしまいます。より肌が黒くなるのを防ぐためには、紫外線対策を徹底しましょう。
例えば、日焼け止めを塗る、日傘や帽子を使う、アームカバーやUVカットウェアを着用するといった方法があります。また、紫外線が強い昼間の時間帯は外出をなるべく控えると、日焼けを防げます。
日焼け止め効果のある化粧品を使用する
黒くなった肌を根本的に改善できるわけではありませんが、メーキャップ効果により日焼け肌をワントーン明るく見せられる化粧品があります。例えば、プレストパウダーやカラーコントロール下地などが挙げられます。
それらの化粧品のなかにはUV効果があるものもあるので、使用によって日焼け肌をカバーしつつ、紫外線対策をすることが可能です。日焼け肌をカバーしながら紫外線対策を続けることで、日焼けした肌も元に戻っていくでしょう。
薬用化粧品を活用する
化粧品のなかには、厚労省が色素沈着抑制効果と安全性を認めた美白有効成分を含む薬用化粧品があります。美白有効成分としては、例えばプラセンタエキスやトラネキサム酸などが有名です。
成分の濃度まで規定されているわけではないため、美白有効成分を含んでいるからといって必ずしも高い美白効果が保証されるわけではありません。しかし、日焼けして黒くなった肌を少しでも改善したいなら、活用してみる価値はあるでしょう。
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日焼けして黒くならないためのおすすめアイテム
日焼けして黒くなるのを防ぐには、なるべく紫外線を浴びないことが大切です。そのためにおすすめのアイテムを以下に紹介します。自分の好みや体質などに合ったアイテムを探して、取り入れてみましょう。
日焼け止め
日焼け止めは、日焼けを防ぐための基本アイテム。帽子や日傘、アームカバーを使っていても、全身の肌をカバーすることはできないので、日焼け止めをしっかり塗って紫外線から守る必要があるのです。
徹底的に日焼けを防ぐなら、自宅にいるときも日焼け止めを使いましょう。自宅にいるときはSPF20/PA++程度、外出するときはSPF30~40/PA+++以上のものがおすすめです。
ローションタイプやジェルタイプ、スプレータイプなどさまざまなタイプがあるので、自分にとって塗りやすいもの、つけ心地が良いものを選んでみてください。
インナー【腕の日焼け対策】
日焼けを防ぐには、肌を覆うのが効果的です。特に、腕の日焼け対策をするには腕まで隠れるインナーの着用がおすすめ。日焼け止めだけだと汗や摩擦で取れてしまい、いつのまにか日焼けしてしまうことがありますが、インナーで肌を覆っていればうっかり日焼けを防げます。
インナーを着るのが暑くてつらいときは、アームカバーなどを使って気になる箇所だけピンポイントで覆うのも手です。
インナーやアームカバーの素材としては、UVカット機能がついているとさらに高い効果を期待できます。また、接触冷感素材のアイテムを選ぶと、暑い日でも快適です。
サングラス【顔の日焼け対策】
顔、特に目のまわりの日焼け対策としては、サングラスが有効です。目のまわりは皮膚が薄くデリケートなので、紫外線を浴びてダメージを受けるとトラブルが起こりやすい場所といえます。
また、目から体内に紫外線が入ると、メラニン色素が生成されて肌が黒くなるともいわれています。肌が黒くなるのを防ぐには、日焼け止めを塗ったうえでサングラスもかけると安心です。
ただし、市販のサングラスのなかには色が濃くても紫外線透過率が高い(紫外線をよく通す)ものがあるため、購入前に紫外線透過率を確認しましょう。紫外線透過率が低ければ、レンズの色は薄くても問題ありません。
日焼けによる肌色の変化に関するQ&A
日焼けを早く治すためにはどうしたらいい?
日焼けを改善するためには、美白成分を含む薬用化粧品の使用や肌の保湿、栄養補給などが大切です。それらのケアを行いながら紫外線対策をしていれば、肌のターンオーバーによって肌色は自然に元に戻ります。
元に戻る過程でまた日焼けしてしまうとなかなか日焼け肌が治らないので、油断せずに紫外線対策をしつつ、ケアを続けていきましょう。
腕や顔の日焼け対策はどうしたらいい?
日焼け止めを塗るという方法もありますが、それより確実なのは肌を露出しないことです。
日焼け止めも使いつつ、顔なら帽子やサングラス、腕ならインナーやアームカバーを着用して、肌を紫外線から守りましょう。
帽子はつばが広く、後ろにタレがついているものだと紫外線防御力が高くなります。また、帽子・インナーともに、暑い時期は通気性のある素材や接触冷感の素材がおすすめです。
黒くならないためには日焼けしたあとのケアが大切
紫外線に当たると、まず肌が赤くなり、そこから2~3日かけて黒くなるのが一般的です。「赤くなっただけだから大丈夫」と油断していると、肌が黒くなり、ダメージケアが手遅れになる場合も。
そうならないよう、日焼けをしたらなるべく早くケアをしましょう。日焼け箇所を冷やす・保湿する・水分やビタミンCを補給するといったケアをしっかり行うことで、肌のダメージから早期に回復できる見込みが高くなります。
もし黒くなってしまっても、紫外線対策をしつつ薬用化粧品を活用するなどしてなるべく早い回復を目指しましょう。