どうしても眠れないときの対処法は?いろいろ考えすぎて寝られない方必見
監修者情報

湯浅 道子
美容家
大手エステティックサロンで8年勤務しトータル美容を学ぶ。コスメコンシェルジュを取得し、雑誌「Ray」のベスコス選定員の経験も。
さまざまなメディアで、思春期世代から更年期世代までの幅広い美容情報の発信、監修をおこなう。
◼︎資格
日本化粧品検定1級・2級
コスメコンシェルジュ特級
コスメ薬事法管理者
薬機法管理者
景表法検定1級
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夜に眠れない原因とは?


湯浅 道子
布団に入ってもなかなか寝つけなかったり、夜中に何度も目が覚めてしまったりする原因には、日中の過ごし方や夜の習慣が深く関係しています。
夜に眠れないと感じるとき、体や心に影響を与える“見落としがちな原因”が潜んでいることがあります。
まずは、代表的な5つの原因を知ることで、自分の生活リズムや行動を見直すきっかけにしてみましょう。
情報過多と脳の疲労
「寝る前にスマホをつい見てしまう」といった習慣が、眠れない夜の原因になっているかもしれません。
SNSの通知や仕事のメール、刺激的な動画やニュースなど、現代人は常に膨大な情報にさらされています。特に就寝前は脳を休ませ、眠りに備えるべき時間です。
しかしこのような情報によって脳が興奮状態に陥ると、リラックスできず寝つきが悪くなります。
さらに、ネガティブなニュースや人の投稿が不安やストレスを引き起こし、睡眠の質を下げてしまうことも。
こうした情報過多の状態が続くと、不眠だけでなく、集中力や記憶力の低下、精神的な不調にまで影響を及ぼします。
快眠のためには、情報と適切な距離を保ち、就寝前はスマホやPCを手放して脳を休ませる習慣をつけることが大切です。
ストレスと不安
夜になると不安や悩みが次々と頭に浮かび、なかなか眠れなくなることがあります。これは、日中に受けたストレスが残ったまま脳が休まらず、リラックス状態に切り替わっていないサインと言えるでしょう。
ストレスがかかると「コルチゾール」というホルモンが分泌され、心拍数や血圧を上げ、脳を覚醒させてしまいます。
その結果、心臓のドキドキや浅い呼吸が起きやすくなり、体も心も休まらない状態が続きます。
特に仕事のプレッシャー、人間関係の悩みや将来への不安、経済的な心配ごとなどは、日中よりも静かな夜に強く意識してしまうもの。
就寝前にこうした思考が巡ることで脳が活性化し、眠ろうとしても眠れなくなる悪循環に陥ります。
ぐっすり眠るためには、考え事から一度距離を置き、心を落ち着かせる習慣をつけることが大切です。
睡眠時間の不規則さ
夜更かしや週末の寝だめといった不規則な生活習慣は、体内時計を乱し、睡眠の質に悪影響を及ぼします。
体のリズムの乱れは寝つきの悪さや朝のだるさを引き起こし、日中のパフォーマンスにも影響を及ぼしかねません。
特に休日に長く眠ると、月曜の朝に強い眠気や集中力の低下を感じやすくなります。
このような“社会的時差ボケ”を防ぐには、毎日できるだけ同じ時間に起きることが大切です。
朝に太陽の光を浴びることで、体内時計がリセットされ、自然な睡眠と覚醒のリズムが整いやすくなります。
規則正しい生活こそが、快眠への第一歩です。
カフェインやアルコールの過剰摂取
カフェインには強い覚醒作用があるため、夕方以降にコーヒーや緑茶、チョコレートなどを摂ると、眠気が遠ざかる原因になります。
摂取後も3〜7時間ほどカフェインの効果が持続することがあり、就寝時に影響が残るケースも少なくありません。
また、アルコールは一時的に眠気を誘うこともありますが、深い睡眠(ノンレム睡眠)を妨げるため、途中で目が覚めやすくなったり、翌朝に疲れが残ったりすることも。
また、利尿作用により夜間にトイレへ行く回数が増え、眠りが中断されやすくなります。







