白湯(さゆ)って本当に体にいいの?正しい作り方&毎朝おいしく飲める白湯アレンジ4選

白湯(さゆ)って本当に体にいいの?正しい作り方&毎朝おいしく飲める白湯アレンジ4選

体をじんわり温め、心を落ち着かせてくれる「白湯(さゆ)」。体にいい印象がありますが、具体的にどのような効果があるのでしょうか。本記事では、心身にプラスに働く「白湯」についてご紹介。白湯の正しい作り方や飲むメリット、毎朝飲んでも飽きない白湯のアレンジ方法を解説します。さっそく今日から、一杯の白湯を取り入れていきましょう。

美容&健康にいい!白湯を飲む5つのメリット

美容&健康にいい!白湯を飲む5つのメリット
美容&健康にいい!白湯を飲む5つのメリット

体を温めるだけでなく、健康効果や美容効果も期待できる「白湯」。ただ“飲むだけ”なのに、体にとっていいこと尽くしなのです。まずは、白湯を飲む5つのメリットからチェックしていきましょう。

ツルすべ美肌に近付く

白湯はニキビや乾燥によるカサつき、毛穴のつまりといった「肌トラブル」改善にも効果的。白湯を飲むことで各種血管が拡張されると、血流が促進され体に溜まった老廃物が排出されやすくなるため、結果的に肌のターンオーバーが活発化されるのです。体に溜まった老廃物が排出されやすくなるため、結果的に肌のターンオーバーが活発化されるのです。

ダイエット効果、むくみ解消

前述したように、白湯を飲むと全身の血行が促進されます。これにより胃腸の内臓温度が上がるとエネルギー消費の60%を担う「基礎代謝」が向上し、脂肪燃焼量もアップ。ダイエット効果を得られるほか、痩せやすい体へと近付きます。また、白湯を飲むことで血液やリンパの流れがよくなると、体内の余分な水分が尿や汗として排出されやすくなります。水分が原因でむくんでしまっている方は、サイズダウンや体重減少も期待できるでしょう。

冷え、体のこりの解消

血流を促進させる白湯は、手指やつま先といった末端の冷え解消にも効果的。「靴下を履いてもつま先が冷えている」「夏でも手足が冷えている」といったひどい冷え性に悩んでいる方は、ぜひ一杯の白湯を試してみてください。また、血行と同時にリンパの流れも促進されるため、疲労物質や老廃物が滞ることで生じる肩や首のこり改善も期待できます。

便秘解消

白湯を飲むと、腸が刺激されて便を前に押し出そうとする、蠕(ぜん)動運動が活性化されます。また、水分が腸に届くことで便が軟らかくなる効果も。このふたつの効果によって、多くの女性を悩ませる便秘も解消されやすくなるのです。一般的に、男性よりも筋肉量が少ない女性は、便秘になりやすいとされています。便秘はぽっこり下腹や腹痛、肌荒れの原因になることもしばしば。毎日の白湯で、少しずつ腸内環境を整えていきましょう。

自律神経を整えて、心を落ち着かせる

白湯を飲むと、なんだか心がホッとする――。実は、これも白湯を飲むメリットのひとつ。白湯には呼吸や循環、消化、排泄といった生命維持機能&メンタル面のコントロールを司る「自律神経」のバランスを整える効果があります。副交感神経が優位になることで、興奮が抑えられ体が自然と休息モードになっていくのです。

イライラや不安感が募るときこそ、イスに腰かけて一杯の白湯を飲んでみましょう。白湯の温かさによって体がじんわり温まり、心も落ち着いてくるはずですよ。

白湯の作り方

白湯の作り方は至ってシンプル。お湯を沸かして、適温である45~50℃になるまで待つだけです。「お湯を沸かす→冷ます→注ぐ」の3ステップを確認していきましょう。

ステップ1. やかんに水を入れて火にかける

使う水は「水道水」でOK。水道水をやかん(もしくは鉄びん)に入れたら、火にかけて沸かしていきます。蓋はせずに20分ほど沸かすと、塩素が抜けた口当たりの良いお湯になります。

ステップ2. 飲み頃の温度になるまで待つ

白湯の温度は、胃腸の動きを活性化させる38℃以上にしましょう。美味しく飲むためには、ややぬるめに感じる45~50℃がおすすめです。火を止めて数分間、理想の温度になるまで待ちましょう。

ステップ3. コップに注いでゆっくり飲む

一度に飲む白湯の目安は約200ml。しっかり計る必要はないので、“小さめのコップ一杯”と覚えておきましょう。がぶがぶと一気飲みするのではなく、水本来の味や白湯の温もりを感じながらじっくり味わいましょう。

白湯はいつ飲むのがベストタイミング?

白湯はいつ飲むのがベストタイミング?
白湯はいつ飲むのがベストタイミング?

白湯の美容&健康効果を得るためには、1日トータルで「約600~800ml」を飲むのが良いとされています。先ほどご紹介したとおり1回あたりの摂取量は約200mlなので、毎日3~4回に分けて飲んでいきましょう。ベストタイミングは、体が冷えやすい起床時と就寝前です。

起床時の白湯

内臓温度が低くなっている起床時は、一杯の白湯を飲んで体の内側からじっくり温めていきましょう。理想は、朝食の20~30分前。内臓を温めることで、消化機能活性化も期待できます。

就寝前の白湯

寝る前に白湯を飲むと副交感神経が優位になり、心身ともにリラックスモードに。自然と眠くなるので、スムーズな入眠が叶います。ただし、寝る前に白湯を大量に飲むと、夜間にトイレで目覚めたり睡眠の質を低下させたりする原因になります。やや少なめの150ml〜180mlを目安に、じっくり時間をかけて飲みましょう。

食後すぐはNG!白湯を飲むときのポイント

白湯の効果を高めるためには、食後すぐの摂取は控えた方が賢明です。白湯に限らず、食後もしくは食事中に水分を摂りすぎてしまうと胃腸の働きが低下し、消化不良に繋がる可能性があります。最低でも食後30分間、可能であれば1時間以上空けて飲むとよいでしょう。

レパートリー豊富!アレンジ白湯4選

その日の気分や体調に合わせて、風味を変えるのも「白湯」を楽しむアイディアのひとつです。風邪気味のときははちみつやレモン、疲れたときには果実酢をプラス。次のアレンジを参考に、自分だけの一杯を探求してみてください。

①風邪のときには「はちみつレモン白湯」

「風邪気味かも」と思ったら、喉を潤してくれるはちみつレモンで決まり!お好みで塩をほんの少し加えると、ビタミンだけでなくミネラルも摂取できます。

<用意するもの>

  • 白湯 200ml
  • 薄いレモンスライス 1枚
  • はちみつ 小さじ1.5~2杯

②初心者でも飲みやすい「いちご白湯」

甘酸っぱい風味の「いちご白湯」は、白湯を飲み慣れていない方にもおすすめ。余分な熱をとり体内を潤してくれるいちごによって、胃腸疲れを癒す効果も期待できます。果肉は事前にカットするのではなく、コップに入れた状態で軽く潰していただきましょう。

<用意するもの>

  • 白湯 200ml
  • いちご 1個

③ちょっと疲れた日は「りんご酢白湯」

「なんだか今日は疲れた…」なんて日は、白湯にりんご酢をプラス。お酢に含まれるクエン酸によって疲労回復が見込めるほか、胃腸を整える効果も期待できます。甘さを感じたいときは、はちみつを小さじ2杯加えてみましょう。

<用意するもの>

  • 白湯 200ml
  • リンゴ酢 小さじ2杯

④お腹の調子が悪いときは梅干し白湯

下痢や便秘のときは、腸のバランスを整える「梅干し白湯」がおすすめ。少しびっくりするかもしれませんが、梅干しをまるまる1個どんと入れてみましょう。梅の酸っぱさのおかげで、水本来の甘さが際立つ極上の一杯です。老廃物の排出も促進されるので、肌トラブル解消にも効果が期待できます。

<用意するもの>

  • 白湯 200ml
  • 薄いレモンスライス 1枚
  • 梅干し 1粒

肌トラブル改善やダイエット効果、冷え解消など、女性に嬉しいメリットばかりな「白湯」。風邪予防や胃腸の不調改善にも効果的なので、免疫力をつけたい今の時代にもぴったりです。沸かしたお湯を冷ましたら、ゆっくりとゴクリ。本記事を参考に、さっそく今日から白湯を取り入れてみてはいかがでしょうか。

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