白湯はいつ飲むのが正解?飲むタイミング別の効果・適量・注意点を完全整理
監修者情報

板垣 奏穂
管理栄養士
管理栄養士と栄養教諭として働いた経験を活かし、食に関する記事の監修などを行う。
最新のAIを搭載した音声ヒアリングで従業員や顧客の『ホンネ』を引き出し、定着率向上や満足度向上に繋がるサービスを展開するヒトアンド株式会社を経営するかたわら、プライベートでは20種類以上のアレルギーを持つ子どもの母でもあり、アレルギーや離乳食に関する相談の窓口としても活動している。
◼︎資格
管理栄養士
栄養教諭
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【結論】白湯は「目的別」に飲むタイミングを選ぶのが正解

白湯は、飲む時間帯によって体への働きかけが変わります。
そのため「体に良さそうだから」となんとなく飲むよりも、どのタイミングでどのような目的で飲むのかを意識した方が、白湯のメリットを実感しやすくなります。
代表的なタイミングは「朝起きてすぐ」「食事の前」「寝る前」の3つです。
朝は水分補給や体を目覚めさせるため、食前は胃腸の準備を整えるため、寝る前はリラックスを目的にするなど、同じ白湯でも時間帯によって役割は異なります。
一方で、白湯がすべての人に合うわけではありません。
体質によっては胃腸に違和感が出ることもありますし、生活リズムに合わず続けにくい場合もあります。
無理に習慣化しようとせず、自分の目的や体調、生活スタイルに合うタイミングを選ぶことが、白湯を上手に活用するポイントです。
そもそも白湯とは?なぜ「タイミング」が重要なのか

白湯とは、水を一度しっかり沸騰させたあと、飲める温度まで冷ましたものを指します。
単に温めた水とは異なり、沸騰させる工程を経ることで、体にとって刺激の少ない状態になるのが特徴です。
冷水や熱すぎるお湯と比べると、白湯は胃腸への刺激が穏やかです。
冷水は内臓を急に冷やしやすく、反対に熱すぎるお湯は粘膜への刺激が強くなります。
白湯はその中間にあたり、体に負担をかけにくい温度帯で水分を補給できます。
この「刺激が穏やか」という特徴は、内臓の状態によって受け取り方が変わります。
たとえば、朝起きた直後の空腹時や食事前後、就寝前では、胃腸の働きや体の緊張状態がそれぞれ異なります。
そのため、同じ白湯を飲んでも、どのタイミングで取り入れるかによって体への影響や感じ方が変わるのです。
白湯のメリットを活かすには、飲み物そのものだけでなく「体がどのような状態のときに飲むか」まで含めて考えることが欠かせません。
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【タイミング別】白湯を飲むメリットと向いている人

板垣 奏穂
白湯は「飲めば必ず効果が出る」というものではありません。体の状態や生活リズムに合ったタイミングを選ぶことで、無理なく続けやすくなります。
ここでは、白湯を飲む時間帯ごとに、どのような目的で取り入れやすいのか、どのような人に向いているのかを整理します。
朝起きてすぐに白湯を飲む場合
朝起きてすぐに飲む白湯は、睡眠中に失われた水分を体に負担をかけずに補給できるのが特徴です。
寝ている間は汗や呼吸によって水分が失われており、起床直後の体は軽い脱水状態にあります。
このタイミングで白湯をとると、胃腸がゆっくり刺激され、体が目覚めるきっかけになります。
冷たい水のように内臓を急に冷やすことがないため、朝の胃腸が敏感な人でも取り入れやすい方法です。
特に、朝は食欲が出にくい人や、冷たい飲み物を飲むとお腹が張りやすい人に向いています。
食事の30分前に白湯を飲む場合
食事の少し前に白湯を飲むと、胃腸が温まり、消化に向けた準備が整いやすくなります。
空腹の状態でいきなり食事をとるよりも、内臓がゆるやかに動き出すきっかけを作れるのがメリットです。
また、食前に水分をとることで満腹を感じやすくなり、結果として食べすぎを防ぐサポートにつながる場合があります。
ただし、白湯そのものに脂肪を燃やしたり、体重を減らしたりする直接的なダイエット効果があるわけではありません。
「白湯を飲めば痩せる」と期待するのではなく、食事のリズムを整えるための補助として取り入れるのが現実的です。
食後に白湯を飲むのはあり?なし?
食後に白湯を飲むこと自体が、すぐに問題になるケースは多くありません。
少量であれば、口の中をさっぱりさせたり、食後に一息つくための飲み物として取り入れる人もいます。
ただし、食後すぐに多量の白湯を飲むと、胃の中の消化液が薄まり、消化の働きを妨げる可能性があります。
特に、胃もたれしやすい人や胃腸が弱い人は、違和感が出やすいため注意が必要です。
白湯を飲む場合は、食後すぐではなく15〜30分ほど時間を空け、コップ半分〜1杯程度を目安にするのが無難です。
寝る前に白湯を飲む場合
寝る前に白湯を飲むのは、体をゆるやかに温め、リラックスしやすい状態をつくることが目的です。
1日の終わりに温かい飲み物をとることで、気持ちが落ちつき、就寝前の切り替えがしやすくなる人もいます。
一方で、量が多すぎると夜間にトイレで目が覚める原因になり、かえって睡眠の質を下げてしまうことがあります。
特に夜中に目が覚めやすい人は注意が必要です。
取り入れる場合は、寝る直前ではなく、就寝の30分〜1時間前を目安に、コップ半分〜1杯程度をゆっくり飲むのがおすすめです。
【生活リズム別】白湯を飲むベストなタイミング例

白湯は「この時間に飲まなければならない」という決まりはなく、自分の生活リズムに合わせて取り入れることが大切です。
たとえば、朝が忙しい人は起床直後にこだわらず、出勤前や身支度の合間に少量飲むだけでも問題ありません。
在宅ワークやデスクワーク中心の人は、水分補給を忘れやすいため、仕事の区切りや昼食の30分前など、タイミングを決めて白湯を取り入れると続けやすくなります。
体を動かす機会が少ない人ほど、温かい飲み物を取り入れることで生活のリズムを整えやすくなるメリットも。
夜型生活の人は、無理に朝の白湯を習慣にしようとせず、夜のリラックスタイムに取り入れる方が現実的です。
寝る直前を避け、就寝の30分〜1時間前に少量飲む程度が向いています。
白湯は1日にどれくらい飲めばいい?

白湯の1日の目安量は、600〜800ml程度がひとつの基準です。
コップにすると3〜4杯分で、無理なく取り入れやすい量と言えます。
意識したいのは、一度にまとめて飲まないことです。
大量に飲むと胃腸に負担がかかりやすいため、朝と食前、夜などタイミングを分けて少量ずつ取り入れる方が体に合いやすくなります。
たとえば朝に1杯、昼食前に1杯、夜に少量といった形で、生活リズムに合わせて調整するのがおすすめです。
白湯だけで水分を補おうとせず、普段の水分摂取と組み合わせて考えることも大切です。
白湯を飲みすぎると起こりやすいデメリット
白湯は体にやさしい飲み物ですが、飲みすぎると胃腸に負担がかかることがあります。
特に空腹時に大量に飲むと、胃が重く感じたり、違和感が出たりする場合も。
また、水分をとりすぎることで体内のバランスが崩れ、だるさや頭が重い感じにつながることもあります。
白湯に限らず、水分は「多ければ多いほど良い」というものではありません。
白湯は量を増やすことよりも、適量を無理なく続けることを意識する方が、結果的に体調管理につながります。
白湯が合わない人・注意が必要なケース

板垣 奏穂
白湯は続けなければ意味がないというわけではありません。体調や体質に合わないと感じた場合は、量やタイミングを調整するか、取り入れない選択をしても問題ありません。
白湯は体にやさしい飲み物とされますが、すべての人に合うわけではありません。
体質や健康状態によっては、かえって体の不調を感じることもあります。
たとえば、胃腸が弱く、温かい飲み物をとると胃もたれや違和感が出やすい人は注意が必要です。
また、腎臓や心臓の病気などで水分制限が必要な持病がある場合は、自己判断で白湯の量を増やすべきではありません。
白湯は健康を支えるための補助的な習慣のひとつです。
飲まないことで不利になるものではないため、体に合わないと感じたら無理に続ける必要はありません。
白湯の正しい作り方と飲み方の基本

白湯を作るときは、水を一度しっかり沸騰させることが基本です。
単に水を温めるのではなく、いったん沸騰させてから冷ますことで、飲みやすい温度に調整しやすくなります。この工程を経たものが、白湯と呼ばれています。
飲む際の温度は、熱すぎず、口に含んで無理なく飲める程度が目安です。
具体的には50〜60℃前後になります。熱すぎると口や喉の粘膜に刺激が強くなり、反対にぬるすぎると白湯の良さを感じにくくなります。
飲み方で意識したいのは、少しずつゆっくり飲むことです。
一気に流し込むのではなく、時間をかけて体に入れることで、胃腸への負担を抑えやすくなります。
白湯は量よりも、作り方と飲み方を丁寧にすることがポイントです。
白湯に関するよくある質問
白湯とお湯の違いは?
白湯は、水を一度しっかり沸騰させたあと、飲める温度まで冷ましたものを指します。
一方で、お湯は水をそのまま温めただけの状態を指すことが一般的です。
白湯は、いったん沸騰させることで、水に含まれるにおいや揮発しやすい成分が抜けやすくなると言われています。
そのうえで冷まして飲むため、風味がすっきりすると感じる人もいるようです。
このように「沸騰させてから冷ます」という工程を含めて区別されるのが白湯であり、同じ温かい飲み物でも作り方が異なります。
白湯は毎日飲まないと意味がない?
白湯は、毎日欠かさず飲まなければ意味が出ないものではありません。
体調や生活リズムに合わせて、必要だと感じるときに取り入れるだけでも十分です。
むしろ、義務のように習慣化しようとすると負担になり、続かなくなることもあります。
体が冷えやすい日や胃腸の調子を整えたいときなど、タイミングを選んで取り入れる方が現実的です。
白湯は体調管理を支える手段のひとつにすぎません。
無理のないペースで続けられる形を選ぶことが、結果的に長く取り入れるコツになります。
白湯にお茶やレモンを入れてもいい?
お茶やレモンを加えると、白湯本来のシンプルさは失われますが、風味づけとして少量であれば問題ない場合もあります。
入れるのであれば、カフェインを含まない麦茶など刺激の少ないものが無難です。
一方、緑茶や紅茶のようにカフェインを含む飲み物は刺激になりやすく、胃腸が弱い人は避けた方が安心でしょう。
特に空腹時は、白湯の方が体に負担をかけにくくなります。
白湯の作り方や、毎日続けやすいアレンジ方法については、以下の関連記事でも紹介しています。
まとめ|白湯は「タイミング」を意識して、無理なく取り入れよう

白湯は、飲むタイミングによって体への働きかけや感じ方が変わる飲み物です。
朝は水分補給や体を目覚めさせる目的、食前は胃腸の準備、寝る前はリラックスなど、目的に合わせて取り入れることで、無理なく続けやすくなります。
一方で、白湯が合わない人や、飲みすぎによる負担が出るケースもあるため、量やタイミングには注意が必要です。
毎日必ず飲む必要はなく、自分の体調や生活リズムに合う形で取り入れることが、白湯と上手につき合うポイントと言えます。








