握力を鍛える方法9選!初心者から上級者までおすすめの鍛え方をご紹介

握力を強くしたいと思っている方に向けて、握力のトレーニング法をご紹介する記事です。握力を鍛える方法を、初心者向け、中級者向け、上級者向けの3つにわけてお伝えします。

握力を鍛えるメリットや、握力アップにつながる筋肉の部位も解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。

握力を鍛えるメリット

握力を鍛えることは、日常生活のちょっとした動作で役に立つだけでなく、運動パフォーマンスの向上、脳の活性化などにもつながります。どのようなメリットがあるのか 詳しくご紹介します。

  • マシンを使った筋トレの質を高めることができる
  • 二の腕をすらっと細くすることができる
  • 道具を使ったスポーツでコントロールの質が高まる
  • 日常生活を快適に過ごせる
  • 脳が活性化され、認知症予防になる

握力は、ものを持つ(握る)ときや瓶のふたを開けるとき以外にも、食事をするとき、字を書くときなど日常の何気ないシーンでも使っている力です。日常生活ではさりげなく、されど重要な役割を果たしている握力ですが、年を重ねて筋肉量が減っていくと、握力が弱くなることがあります。

また、握力は指や手の力だけでなく、腕や脚など全身の筋力とも深く関係しています。全身の筋肉量を表す指標になるとも言われており、加齢によって筋力や身体機能が著しく低下した状態である「サルコペニア」を判断する評価方法にも採用されているのです。

 関連記事:握力を鍛えるメリットについてまとめた記事はこちら

握力を上げるために前腕筋群を鍛えよう!

握力を上げるためには握力を上げるために前腕筋群を鍛える

握力につながる指や手の筋肉は、手首から肘までの前腕部にある「前腕筋群」の筋肉が深く関係しています。前腕筋群は複数の筋肉をまとめた総称で、手関節を曲げる役割を担っている筋肉はおもに次の5つです。

  • 長橈側手根伸筋(ちょうとうそくしゅこんしんきん)
  • 短橈側手根伸筋(たんとうそくしゅこんしんきん)
  • 尺側手根伸筋(しゃくそくしゅこんしんきん)
  • 指伸筋(ししんきん)
  • 小指伸筋(しょうししんきん)

このほかにも、前腕の手首近くには指の伸筋群が存在しているため、握力を高めたいなら前腕を鍛えることがカギになります!トレーニングメニューを選ぶときは、前腕を鍛えられる筋トレをチョイスして取り組んでみましょう。

初心者向け!簡単にできる握力の鍛え方

ここからは、握力を鍛える方法を具体的にご紹介します。まずは、初心者向けのおすすめトレーニングです。普段、あまり運動をしていない方、筋トレは苦手という方は初心者向けのトレーニングから始めてみましょう!

グーパー法

仕事や家事のスキマ時間にできるグーパー法
仕事や家事のスキマ時間にできるグーパー法

グーパー法は、誰でも手軽にできる握力トレーニングです。立ち姿勢でも座った姿勢でもできるので、仕事や家事のスキマ時間にやってみてくださいね。

■実際に行ってみましょう

難易度:易しい

  1. 両手を体の前に伸ばして肩の高さまで上げます。
  2. 手のひらを閉じて手にぐっと力を入れましょう。その後、両手をパッと開きます。
  3. 2の動きを50~100回ほど繰り返します。

■グーパー法のポイント

前腕を意識しながらトレーニングを行うのがポイントです。また、グーパーを繰り返すときに、肩が上がらないように注意してください。

指タッチ

指タッチ
手軽に行える「指タッチ」

指タッチは、指先を鍛えるトレーニング方法です。このトレーニングをすることで、瓶のふたを開けやすくなったり、蛇口をひねったりしやすくなります。

■実際に行ってみましょう

難易度:易しい

  1. 右手を開きます。
  2. 親指の腹と人差し指の腹をくっつけて、すぐに元の状態に戻します。
  3. 2と同様の流れで、親指の腹を中指の腹とくっつけて元の状態に戻します。このように、親指の腹を人差し指→中指→薬指→小指→薬指→中指→人差し指の順番でタッチしていきましょう。
  4. 左手も同様の手順でトレーニングをします。

■指タッチのポイント

一つひとつの指をしっかりとタッチしながら、リズムよくトレーニングをしましょう。スピードは速くなくても大丈夫なので、自分のペースで行ってみてください。

ブックホールド

ブックホールド
ブックホールド

ブックホールドは、おうちにある本を使って行うトレーニングです。腕力があまりなくてもできるので、筋トレを普段やらない方も挑戦しやすいですよ。

■実際に行ってみましょう

難易度:易しい

  1. 複数の本を用意して重ねます。
  2. 重ねた本を親指と4本指で挟み、腕をまっすぐ前に伸ばして持ち上げます。
  3. 2の状態を握力が続く限りキープ。限界がきたら本を置きます。
  4. 2~3を4セットほど繰り返しましょう。

■ブックホールドのポイント

本を持ち上げたときに、前腕部を意識しながら指に力を入れましょう。このトレーニングは、厚みのある本を増やすことで強度をアップすることができます。

よく運動している中級者向け!器具を使った握力の鍛え方

日頃、筋トレや有酸素運動をよく行っている運動中級者に向けて、器具を使った握力の鍛え方をご紹介します。

ハンドグリップ

ハンドグリップ
代表的な握力トレーニング器具「ハンドグリップ」

ハンドグリップという器具を使って握力を鍛える、定番の筋トレグッズです。ものを握る力だけでなく、掴む力も強化することができます。

■実際に行ってみましょう

難易度:普通

  1. 片手にハンドグリップを持ちます。
  2. ハンドグリップを握って、器具の持ち手同士が近づくようにゆっくり力を入れましょう。
  3. 力いっぱい握ったら、ゆっくりと手を広げます。
  4. 3~4を繰り返し行い、反対の手も同様に取り組みます。

■ハンドグリップのポイント

手を開くときは、ハンドグリップのバネの反動を使わないようにして、手の力をほどよくキープしながら開くようにしましょう。ハンドグリップは商品によって強度が選べるので、無理なく続けられる強度のものを購入してくださいね。

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パワーボール

前腕筋群をはじめ、上腕筋や三角筋などを鍛えることができるパワーボール
前腕筋群をはじめ、上腕筋や三角筋などを鍛えることができるパワーボール

パワーボールは野球やテニスボールほどの大きさの器具で、内側に回転ローラーがあることが特徴です。パワーボールでは前腕筋群をはじめ、上腕筋や三角筋などを鍛えることができます。

■実際に行ってみましょう

難易度:普通

  1. パワーボールの内側にある回転ローラーに付属の紐を巻いて、勢いよく引っ張ります。
  2. パワーボールを片手で握り、手首をぐるぐるとまわしましょう。
  3. 2を5分ほど行ったら、反対の手も同様に行います。

■パワーボールのポイント

中のローラーが高速回転しているパワーボールは、持っているだけでも握力を鍛える効果があります。

手首を速くまわし続けると痛めてしまう可能性があるため、スピードは求めず自分のペースで行うようにしてください。

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リストカール

リストカール
ダンベルを使って行う「リストカール」

リストカールは、ダンベルを使って行う前腕の筋トレ方法です。手首関節の強化も同時にできるので、スポーツをしている方や筋トレをしている方におすすめ!

■実際に行ってみましょう

難易度:普通

  1. ベンチ台の前に座り、手のひらを上に向けて片腕を台に置きます。このとき、手首だけ台から出した状態にしましょう。
  2. 台に乗せた手でダンベルを持ち、手首を反らせてダンベルをできる限り下げます。
  3. 手首をしっかり反らしたら、今度は手首を返すようにしてダンベルを上げましょう。
  4. 2~3を15~20回繰り返し、反対側にスイッチして同様のトレーニングをします。

■リストカールのポイント

ダンベルは軽めのものでOKです。前腕をしっかりと固定して、手首だけでダンベルを持ち上げるようにしましょう。

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上級者向け!マシントレーニングにも役立つ握力の鍛え方

バーにぶら下がるためには握力が必要なため、握力強化にもつながる懸垂
バーにぶら下がるためには握力が必要なため、握力強化にもつながる懸垂

マシントレーニングを定期的に行っている運動上級者は、次のような握力トレーニングをやってみましょう。

指腕立て伏せ

通常の腕立て伏せは手のひら全体を床につけて行いますが、指腕立て伏せは指だけを床につけて行います。大胸筋や上腕筋、体幹も鍛えられるので、上半身の強化につながります。

■実際に行ってみましょう

難易度:難しい

  1. 四つん這いの姿勢になり、両手を肩の真下につきます。
  2. 片足ずつ後ろにまっすぐ伸ばして、頭頂からかかとまでが一直線になるようにキープしましょう。
  3. 5本指をしっかりと広げて手のひらを浮かせ、指の第一関節のみが床についている状態にします。
  4. 肘をゆっくり曲げて、体全体を床に近づけましょう。
  5. 体全体が床に近づいたら数秒キープして、ゆっくりと肘を伸ばしていきます。
  6. 3~5を1セットとして、5~10回ほど行います。

■指腕立て伏せのポイント

回数は目安です。無理をすると指の関節を痛めたり腱鞘炎になったりする可能性があるので、無理せず自分のペースで行いましょう。膝を伸ばして行うのがつらい方は、膝を床につけた状態で行ってもかまいません。

懸垂(けんすい)

懸垂は、鉄棒のような器具にぶら下がって、腕や背中の筋肉を使ってバーの高さまで体を引き上げる筋トレです。バーにぶら下がるためには握力が必要なので、握力強化につながります。

■実際に行ってみましょう

難易度:難しい

  1. 両手を肩幅程度に開き、手のひらが自分に向くようにして逆手でバーを掴みます。
  2. 手や腕、背中の筋肉に力を入れて、あごがバーの高さまで上がるように体を引き上げましょう。
  3. ゆっくりと力を抜いて体を下げます。
  4. 2~3を繰り返しましょう。

■懸垂のポイント

体を引き上げるときは、肩甲骨を寄せるイメージで行いましょう。体を下ろすときは、肘を伸ばし切らないようにすることがポイントです。

ベントオーバーロウ

ベントオーバーロウはバーベルを使う筋トレで、床に置いたバーベルをお腹に引き寄せるように上げます。おもに背中の筋肉を鍛えるトレーニングですが、重いバーベルを握り続ける必要があるため、握力もしっかりと強化できます。

■実際に行ってみましょう

難易度:難しい

  1. バーベルの前に立ち、脚を肩幅に開きます。
  2. 両手を肩幅より開いてバーベルを握り、膝を軽く曲げてお尻を突き出した姿勢になります。
  3. 息を吸いながら、バーベルをお腹に引き寄せるように上げましょう。
  4. 息を吐きながら、膝下までゆっくりとバーベルを下ろします。
  5. 3~4を10回繰り返しましょう。

■ベントオーバーロウのポイント

トレーニングをするときは、背中や腰を丸めないように気を付けましょう。常に後ろに重心を置き、膝がつま先よりも前に出ないようにしてください。

日々のトレーニングで握力を強化しよう!

握力を鍛えると、マシンを使った筋トレの質を高める効果や道具を使ったスポーツのコントロール力アップ、二の腕をすらっとさせる効果などが期待できます。簡単なトレーニングならスキマ時間でも行えるので、ぜひ毎日コツコツと取り組んでみてくださいね。

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