フィットネスTOP
ウェルネスTOP
目次
筋トレをすると顔つきが変わる、と聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。結論からいうと、筋トレをすると顔つきは変わります。単に筋トレで脂肪が落ちるからという理由だけではなく、肌質の改善や表情筋の老化抑制など、顔つきが変わる多くの理由があります。 なぜ筋トレをすると顔つきが変わるのか、この記事では科学的背景を含めてその理由とおすすめのトレーニング、トレーニング以外に意識した方がよいことを紹介します。
筋トレで顔つきが変わるのには以下のようなさまざまな理由があります。
それぞれの理由について詳しく解説していきます。
筋トレによって顔まわりの脂肪が減ると、顔つきが変わります。筋トレは筋肉をつけるだけでなく、脂肪を燃焼させる効果もあります。特に運動初心者は体重が変わらなくても、筋肉量が増えて脂肪が減少していきます。個人差はありますが、脂肪は部分的に落ちるわけではなく全身まんべんなく落ちていきます。そのため、筋トレによって顔まわりの脂肪が落ちてあご・首まわりのラインがシャープになり、顔つきが変わるのです。
筋トレ中に表情筋を動かすと、表情筋の老化を抑えられます。どんな筋トレを行う場合でも、しっかり負荷をかけた筋トレをするとほとんどの人は自然と強く顔をゆがめます。そのときに表情筋が使われて筋肉に刺激が入るのです。表情筋に直接負荷をかけるわけではありませんが、筋肉を動かすことで筋肉の衰えを予防し、若々しい表情をキープできます。
筋トレを行うと、肌質が改善され若々しい顔つきに変化します。肌質が改善する理由は、筋トレを行うことで皮膚組織の中にある真皮の厚さが増すからです。真皮は表皮のすぐ下にある組織で、加齢とともに薄くなり、それが原因で肌の弾力性低下やシミ・シワ・たるみにつながると考えられています。しかし、筋トレをすることで真皮の厚みを増やすことができると研究報告により明らかになりました。真皮が厚くなって肌質を改善すれば、顔つきが若返ったかのように変わるのです。
筋トレをすると、男性ホルモンであるテストステロンの分泌が増加し、精神的に変化が現れて顔つきが変わると考えられています。テストステロンは男性に多く分泌される性ホルモン。性行動に関する反応や筋肉量の増加などの役割を持ちますが、精神的な部分でも影響を与えます。例えば、テストステロンの分泌が減少するとイライラや不安感が強くなるなど、精神面に影響が出ると考えられているのです。テストステロンは30歳ごろから分泌が減少しはじめますが、筋トレをある程度の期間継続すると日常的に血中テストステロン値が高まるので、その効果から不安感などが弱くなり、顔つきに変化が出てくるのです。
筋トレは進歩がわかりやすく、成果を実感しやすいため自分に自信がつきやすいです。例えば、筋トレをして筋力が上がるとエクササイズで扱う重量が上がったり、行える回数が増えたりと数字に表れます。また、筋肉が大きくなってくると、ハッキリと見た目にも変化が出ます。
成果を出すためにはある程度の期間、継続的にトレーニングを行わなければなりません。そのためには自分を律してトレーニングを続けねばならず、自分をコントロールできたという自信にもつながります。筋トレは成果がわかりやすく、自分自身が努力をして効果を出せたという自信がつきやすいのです。自信というのはバカにできません。自信ひとつで顔つきも大きく変わります。
筋トレで顔つきを変えたい場合、具体的にどんなトレーニングをすればよいのでしょう。顔つきを変えるためにおすすめなのは、顔・くびまわりを鍛えるトレーニングと体脂肪を落とすトレーニングです。ここではそれぞれの方法について詳しく解説します。
顔まわりを鍛えるときは、特にほうれい線が出る部分や、首・あごまわりの筋肉を鍛えることが重要です。深いほうれい線や、首・あごまわりのシワ・たるみは年齢を感じさせ、だらっとした印象を与えやすくなります。
口まわりにある口輪筋や頬のラインにかけてついている頬骨筋を鍛えるトレーニングです。あごを上げて舌を出すことでこれらの筋肉を使います。
唇を前に突き出し、表情筋と首の正面にある広頚筋を鍛えるエクササイズです。首の前面にある広頚筋が衰えると、首まわりのシワが目立ってきます。
口を閉じて、口腔内でベロを回すエクササイズです。あごまわりにある舌骨上筋群や内舌筋・外舌筋などを鍛えられます。
関連記事:顔まわりのトレーニングについて詳しく解説した記事はこちら
効率よく体脂肪を落とすためには大きな筋肉を鍛えると効果的です。その中でも特に大きい筋肉があるお尻、胸、背中は優先的に鍛えるのがおすすめです。ここではお尻、胸、背中を効果的に鍛えることができるトレーニングを3つ紹介します。
しゃがみ込んでから立ち上がることで、臀部をはじめ下半身全体、そして体幹を鍛えられるスクワット。体脂肪を落とすために最もおすすめのトレーニングです。
主に胸の筋肉である大胸筋と二の腕の上腕三頭筋を鍛えるエクササイズです。上半身の中でも大きな筋肉である胸の筋肉を鍛えることで脂肪の燃焼を促してくれます。
チンニング(懸垂)は、上腕二頭筋や広背筋、僧帽筋に効くトレーニングです。立位でぶら下がる場所がない場合はテーブルで行いましょう。背中側で最も大きな筋肉を鍛えて脂肪を落とします。
筋トレで顔つきを変えるために意識するべきポイントが3つあります。
それぞれについて紹介していきます。
トレーニングの効果が出るのにはある程度の期間が必要です。すぐに効果が出ることを期待するのはやめましょう。体脂肪が落ちるのも、筋肉が大きくなるのも、テストステロンの分泌量が増えるのも、はっきりと効果が出るまで数ヶ月必要です。それ以下の期間で変化を期待すると、期待通りの成果が上がらず、逆に気持ちが落ち込んでしまうかもしれません。数ヶ月間トレーニングに取り組み、着実に成果を出していきましょう。
トレーニングを行うときは正しいフォームで行いましょう。間違ったフォームで行うとケガにつながりトレーニングを継続することが困難になってしまいます。また、間違ったフォームでトレーニングを行うと鍛えたい部位にアプローチできず、狙った部位を鍛えられません。
筋トレの解説記事や動画を見たり、鏡でフォームをチェックしたりしながら、正しいフォームでトレーニングを行うことをなによりも重視しましょう。
顔つきを変えるためにトレーニングを行うのであれば、食事管理も同時に行うと効果的です。筋トレは筋肉量を増加させ脂肪を減少させる効果があります。しかし、せっかく筋トレで消費カロリーが増えても、それを上回るカロリーを摂取してしまっては逆に体脂肪が増えてしまいます。
結果を出したいのであれば、食事を改善することも非常に大切です。食事管理をきちんとして、1日の消費カロリーを超える摂取カロリーにならないように気をつけ、脂肪の蓄積を防ぎましょう。
筋トレをすることで顔つきは変えられます。顔の脂肪が落ちて痩せて見えるというだけではなく、肌質が改善されたり心理的な変化を得たり、さまざまな効果を得られます。しかし、顔つきを変えるためには継続的に正しいトレーニングをすることがとても重要です。無理をしてケガをし、トレーニングの継続自体が難しくなってしまっては元も子もありません。あまり焦りすぎず正しいフォームでトレーニングを行い、自分自身の顔つきを若々しくかっこよく変えていきましょう!
この記事を読んだ人はこちらの記事も読んでいます。
【難易度別】握力を鍛える方法10選!女性にもおすすめの簡単な鍛え方も紹介
下半身強化におすすめのマシン3選!器具の使い方や脚トレの方法をご紹介
【1日5分】ドローインの正しいやり方と期待できる効果を解説
【自宅でカンタン】初心者向けダンベル筋トレメニュー7選!重量選びや使い方も解説
握力を鍛えるメリットは?意外な重要性や全身の筋肉との関係性をご紹介
【プロ監修】最強自重トレーニング5種目!1週間のメニューを紹介
おすすめアイテム