監修者情報
正覺 友香里
ゴルフコーチ・ゴルフクラブアドバイザー
中学2年でゴルフを始め、高校で県大会優勝。ゴルフクラブアドバイザーやキャディとしての勤務経験を持ち、現在は初心者〜中級者向けにマンツーマンレッスンを行う。
元ドラコンプロで、九州のタイトルマッチ戦2位の実績あり。
■資格
USGTF（全米ゴルフ指導者連盟）ティーチングプロ
ゴルフに挑戦してみたものの「正直つまらない」と感じていませんか？ゴルフは人気のスポーツでありながら、初心者のうちは魅力がわかりにくく、挫折してしまう人も多いのが現実です。ボールが当たらない、スコアが伸びない、費用や時間がかかるなど、続けにくいと感じる理由はさまざま。
本記事では、ゴルフがつまらないと感じる7つの理由と、ゴルフの楽しみ方・続けるコツを詳しく解説します。ゴルフを長く楽しむためのヒントを見つけましょう。
【魅力なし？】「ゴルフがつまらない」と言われる7つの理由
ゴルフは多くの人に親しまれているスポーツですが「思ったより楽しくない」と感じる人も少なくありません。その理由には、技術面の難しさや費用、時間、さらには人間関係のストレスまで、さまざまな要因があります。ここではおもな7つの理由を紹介します。
クラブがボールに当たらない
ゴルフ初心者が最初に直面する大きな壁が「クラブがボールに当たらない」という問題です。空振りだけでなく、ダフリやトップ、思った方向に飛ばないといった悩みが多く、「自分には向いてないかも」と自信をなくしてしまう人も少なくありません。
しかし、クラブを正確に振り抜くには、体の使い方や軌道の理解が必要で、どんな人でもある程度の練習期間は必要です。実際、プロゴルファーでさえミスショットはつきもの。最初は当たらなくて当然という前提で、気負わずに練習を続けましょう。
スコアが伸びない
練習を重ねてもスコアが思うように伸びないと、上達の実感が得られずモチベーションが下がるように。特に「100切り」や「ベストスコア更新」など明確な目標があるほど、結果が出ないことで気持ちが落ち込み、挫折しやすくなります。
ゴルフは小さな積み重ねが重要なスポーツで、すぐに上達を実感するのは難しいもの。そんなときは、スイングの安定性や飛距離アップにつながる筋トレを取り入れてみるのも効果的です。体幹や下半身の筋力を鍛えることで軸がブレにくくなり、スイングの再現性が高まります。また、下半身の地面反力を使いやすくなることで、ヘッドスピードが上がりやすくなり、飛距離にもつながりますよ。
関連記事：女性がゴルフのスコアアップに必要な筋トレを紹介した記事はこちら
ルール・マナーが多い
ゴルフは他のスポーツと比べてもルールやマナーが細かく、初心者にとっては覚えるだけでも負担に感じることがあります。たとえば「打つ人の邪魔をしない」「進行を遅らせない」といった基本マナーも、慣れないうちは気を遣いすぎてプレーに集中できない場面もあるでしょう。
ただし、こうしたマナーは安全や快適なプレー環境を守るためのものでもあり、理解が深まるにつれてゴルフの品格ある魅力として感じられるようになります。最初から完璧を目指す必要はなく、少しずつ慣れていけば大丈夫です。
かかる費用が高い
ゴルフはクラブやシューズ、ウェアなどの初期費用がかさむだけでなく、練習場代やラウンド代、レッスン費用なども継続的にかかります。コースによっては1回のプレーで1万円以上かかることもあり、気軽に何度も楽しめるスポーツとは言いにくい面も。コスト面でのハードルが高いことは、ゴルフが“続きにくい趣味”になってしまう一因と言えるでしょう。
時間がかかりすぎる
ゴルフは1ラウンドのプレー時間が長く、通常でも4〜5時間はかかります。そこに移動や準備、昼食まで含めると1日がかりになることも少なくありません。「せっかくの休日が潰れてしまった」「もっと有意義な時間の使い方があるのでは」と感じる人もいるでしょう。さらに、前の組のプレーが遅かったり、コースが混雑していると待ち時間が長くなり、ストレスが積もって楽しめなくなることも。
接待・仕事付き合いで義務感がある
ゴルフが「楽しい趣味」ではなく「仕事の一環」や「付き合いの場」になってしまうと、楽しさを感じにくくなります。特に接待ゴルフでは、同伴者に合わせたプレーや会話を求められ、自分のペースでのびのび楽しむことが難しくなりがち。気を遣い続ける状況がストレスとなり「本来のゴルフの魅力を感じる余裕がない」と感じる人も少なくありません。
プレーレベルの差が大きい
ゴルフは実力差が目に見えやすく、上手な人と一緒に回ると自分の未熟さを痛感する場面に多々遭遇します。周囲と比べて落ち込み、自信を失ってスイングが崩れる…という悪循環に陥ってしまうケースも。特に初心者は「迷惑をかけているのでは」と気にしすぎてしまい、楽しむどころではなくなることも多いでしょう。本来は自分のペースで成長していけばいいはずのゴルフが、人と比べることで苦痛になってしまうのは、非常にもったいないことです。
まずは自宅でできるトレーニングから取り入れて基礎を固めたい人は、ゴルフの上達に役立つ筋肉の鍛え方や、おすすめの筋トレメニューを紹介したこちらの関連記事を参考にしてみてください。
関連記事：ゴルフ上達に必要な筋肉やトレーニング法を紹介した記事はこちら
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ゴルフを楽しむための3つのコツ
正覺 友香里
プロのレッスンで効率良く上達し、小さな達成感を積み重ねながら、気の合う仲間とプレーする。この3つがゴルフを楽しむコツです。
ゴルフをもっと楽しむには、技術だけでなく「続けやすい工夫」も大切です。ここでは、上達を実感しながら前向きにプレーを続けるための3つのコツをご紹介します。
プロにレッスンを受けて上達スピードを上げる
ゴルフを効率良く上達したいなら、独学にこだわらずプロの指導を受けるのが近道です。自己流で練習していると、知らず知らずのうちに悪い癖が身につき、修正に時間がかかることも。プロに教われば、正しいスイングやフォームを早い段階で習得できるため、短期間で成果を実感しやすくなります。上達の手応えがあると練習も楽しくなり、継続するモチベーションにもつながりますよ。
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関連記事：チキンゴルフの体験レビュー記事はこちら
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無理に高い目標を設定せず、小さな達成感を得ることから始めてみる
「100を切る」「飛距離を伸ばす」などの大きな目標はやる気を引き出す反面、達成までに時間がかかるとモチベーションが下がりやすくなります。まずは「空振りしなかった」「芯で打てた」など、小さな成功体験を積み重ねることが大切です。無理なく成功体験を積んでいくことで、自然とゴルフを楽しめるようになり、次のステップにも前向きに進めるようになります。
気の合う仲間とゴルフをプレーする環境を作る
ゴルフはスコアだけでなく、誰と一緒に回るかによっても楽しさが大きく変わります。緊張感のあるラウンドも刺激的ですが、気の合う友人や家族と過ごす時間は、会話や休憩も含めて心地よいもの。同年代の仲間と定期的にプレーすれば、自然と継続しやすくなり、モチベーションの維持にもつながるでしょう。プレー後の食事や雑談も含めて、ゴルフを通じた交流がより深まります。
ゴルフは次第に楽しくなる可能性が高い！
正覺 友香里
ゴルフは最初こそ難しく感じますが、上達の実感や仲間との交流を重ねることで、次第に楽しさを味わえるようになるスポーツです。
ゴルフは始めたばかりのころこそ難しさばかりが目立ちますが、続けるうちにさまざまな魅力に気づけるスポーツです。ふとした瞬間にナイスショットが打てたり、スコアが安定してきたりすると、上達の喜びがやる気につながります。
また、仲間とのラウンドを重ねることで交流も深まり、プレーそのものだけでなく、会話や雰囲気も含めてゴルフを楽しめるようになります。さらに、新しいクラブやウェア選びなど、道具の面でも楽しみが広がりますよ。正しい知識と基本を身につければ、ゴルフはきっともっと面白くなるはず。
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ゴルフはつまらないに関するよくある質問
ゴルフがつまらないと感じる一番多い理由は？
多くの人がゴルフをつまらないと感じる原因は、なかなか上達を実感できないことにあります。特に初心者のうちは、ボールに当たらなかったり、ミスが続いたりして、期待していたような楽しさが感じづらいのが現実です。スコアの改善にも時間がかかるため、努力に見合う成果が感じられず、途中で意欲を失ってしまうケースも少なくありません。
ゴルフを続けるために意識すべきコツは？
ゴルフを楽しみながら続けるには、小さな目標を設定するのが効果的です。「空振りしなかった」「1回だけナイスショットが打てた」など、達成しやすいゴールを積み重ねることで前向きな気持ちを保てます。
また、ミスが多いスポーツだからこそ、完璧を求めすぎずまずは楽しむことからはじめてみましょう。スコアだけにこだわらず、仲間との会話や自然の中でリフレッシュする時間も楽しむようにすると、無理なく続けやすくなりますよ。
最初はつまらなくても、続けることでゴルフの魅力が見えてくる
ゴルフは、始めたばかりのころは思い通りにいかず「自分には向いてない」と感じてしまうこともあります。しかし、プロのレッスンを受けたり、自宅でできるトレーニングを取り入れたり、仲間と気楽にプレーを楽しんだりするうちに、少しずつその面白さが実感できるように。
無理なく自分のペースで取り組みながら、小さな成功体験を積み重ねていけば、つまらないと感じていたゴルフが「またやりたい」と思える楽しい趣味に変わっていくはず。まずは自分なりの楽しみ方を探すことから始めてみましょう。
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