1年生から6年生まで楽しめる室内・室外遊び20選!遊ばせるときの注意点まで

1年生から6年生まで楽しめる遊び10選|屋外編

ここでは、1年生から6年生までの小学生が外で楽しめる遊びを紹介します。屋外では自由に走り回ったり、思いきり声を出して遊んだりできるため、開放的な気分で体を動かすことができます。道具を使わない遊びから、簡単な道具を使った遊びまで幅広く取り上げているので、子どもの年齢や好みに合わせて選んでみましょう。
鬼ごっこ【道具なし】
昔ながらの定番遊びである鬼ごっこは、道具が必要なく、少人数から大人数まで楽しめるのが特徴です。走る動きが多く、足の筋力や心肺機能の向上にもつながります。
ルールをアレンジすれば、1年生から6年生までどの学年でも楽しめます。たとえば「氷鬼」にしてタッチされたら動けなくなるルールを加えたり「バナナ鬼」のように助け合いの要素を取り入れることで、遊びに変化をつけられます。大人が参加すれば、さらに盛り上がるでしょう。
縄跳び
縄跳びは、1本の縄さえあればできるシンプルかつ奥深い遊びで、運動不足の解消にも最適です。一人で黙々と技に挑戦したり、グループで長縄に挑戦したりと、遊び方の自由度が高いのが特長です。
たとえば、あや跳びや二重跳びなどの技にチャレンジすることで、リズム感や集中力を養えます。長縄では「○回跳べたら成功」などのルールを設けると、自然と協力し合う雰囲気が生まれます。連続で跳ぶことで持久力が鍛えられ、寒い季節でも体がポカポカになるでしょう。
かくれんぼ【道具なし】
かくれんぼは、遊びながら思考力や観察力を養えるのが大きな魅力です。鬼の視線を避けつつ、どこに隠れれば見つかりにくいかを考える過程で、戦略的な思考が身につきます。
「見つかっても走って逃げるタイプのルール」や「一定時間が過ぎると出てくるタイムルール」を加えることで、ゲーム性が高まり、年齢差があるグループでも盛り上がりやすくなります。木の陰、ベンチの裏、遊具のすき間など、日常の場所がすぐに遊び場に早変わりするのも魅力です。
ドッジボール
ドッジボールは、ボールを投げる・避ける・キャッチするという多様な動作を含んだ、全身運動の遊びです。特にチーム戦で行う場合、仲間との連携やルールの理解力も必要となり、協調性や判断力が自然と育まれます。
一般的な「外野あり」のルールにすれば、当てられてもすぐにゲームから外れないため、年齢差や運動能力の差があっても楽しみやすくなりますよ。
だるまさんがころんだ【道具なし】
「だるまさんがころんだ」は、ルールがシンプルですぐ楽しむことができ、子どもたちの集中力や反射神経を自然と育む遊びです。鬼が後ろを向いている間に少しずつ近づき「ころんだ!」の合図でピタッと止まるという緊張感が味わえます。
「一歩しか動いてはいけない」や「お題のポーズで止まる」などのルールを加えることで、低学年でもより楽しめるでしょう。十分なスペースがあれば、校庭や公園でも手軽に楽しめるのが魅力です。
フリスビー(フライングディスク)キャッチ
フリスビー(フライングディスク)キャッチは、投げて、走って、キャッチするという複数の動作を組み合わせた外遊びで、瞬発力やタイミングの取り方を学ぶのに適しています。フリスビーの素材は軽く、うまく飛ばせるようになるとどの年齢でも楽しめます。
投げる距離を変えたり「何回キャッチできるかチャレンジ」や「的を決めて当てる」などルールを工夫することで、遊びの幅が広がります。また、親子でのキャッチボール感覚でも楽しめるため、休日の外遊びにもぴったりです。
宝探し
宝探しは、隠された“お宝”を探す過程で、注意力や推理力が自然と鍛えられる遊びです。お菓子やカードなど小さなものを景品にすると、子どもたちのやる気もアップします。
地図を使ったり、ヒントカードを与える形式にすれば、より本格的なゲームになります。1人でも、グループでも楽しめるため、誕生日会やイベントにも応用しやすいのが特徴です。公園や庭など、広くて隠し場所の多い場所で行うと、より盛り上がります。
しっぽ取り
しっぽ取りは、腰にリボンやタオルなどのしっぽをつけて、それを奪い合うスピード感あふれる遊びです。走るだけでなく、相手の動きを見ながら動く必要があるため、瞬時の判断力や戦略性も問われます。
しっぽを取った回数で勝敗を決めたり、取られた子は少しのあいだお休みするルールを取り入れると、ゲームにメリハリが出てさらに楽しめるのが魅力。小さい子は逃げる役にまわりやすく、大きい子は取り方を工夫できるので、年齢の違う子ども同士でも一緒に盛り上がれますよ。
缶蹴り
缶蹴りは、かくれんぼと鬼ごっこをミックスしたような遊びで、スリルと戦略性を兼ね備えています。鬼が缶を見張る中、隠れている子がこっそり近づいて缶を蹴ることで仲間を救出するルールは、まさにチームワークの見せどころ。
缶が倒れる音や鬼との駆け引きなど、ドキドキする展開が盛り上がりを生みます。ただし、遊ぶ場所は選ぶ必要があり、民家の近くや通行人が多い場所では行わないようにしましょう。
竹馬
竹馬は、昔ながらの遊びながら、バランス感覚や集中力を鍛えられる魅力的な外遊びです。最初は乗るだけでも難しく感じますが、練習を重ねるうちに歩けるようになり、大きな達成感を得られるでしょう。
初めて挑戦する場合は、大人が手を添えてサポートし、安全な場所で少しずつ練習するのがおすすめです。慣れてきたら、高さのある竹馬に挑戦するのもよいでしょう。
1年生から6年生まで楽しめる遊び10選|室内編

子どもは外で遊ぶのが大好きですが、毎日外で遊べるとは限りません。雨の日や暑すぎる日、または夕方以降など、室内で過ごす時間も大切です。そんなときに備えて、道具なしでできる遊びから、簡単な道具を使うものまで、家の中や教室でも楽しめる室内遊びをいくつか教えてあげましょう。
しりとり【道具なし】
しりとりは、言葉をつなげていく定番の言葉遊びです。低学年の子どもにとっては、しりとりでさまざまな単語を覚えられるので語彙力アップにもつながります。
高学年になると「3文字しばり」「食べ物限定」「しりとりしながらリズムに乗って言う」などのルールを加えることで、ゲーム性が高まり、盛り上がりが期待できます。シンプルなルールに少し工夫を加えるだけで、1年生から6年生まで一緒に楽しめるのがポイントです。
伝言ゲーム【道具なし】
伝言ゲームは、最初の人が小声で言った言葉や文章を、順番に次の人へ伝えていく遊びです。最後の人が何を聞いたかを発表することで、どれだけ内容が変わってしまったかを楽しめます。伝える文章を複雑にしたり、伝える人数を増やすことでさらに難易度が上がります。
思わぬ変化に笑いが起きることも多く、教室やリビングでも手軽に盛り上がれるゲームです。
カードゲーム(UNOやトランプ)
UNOやトランプなどのカードゲームは、簡単なルールと繰り返し遊べる楽しさが魅力の定番遊びです。UNOでは色や数字を合わせてカードを出すシンプルさがありながら、戦略や駆け引きも求められるため、学年を問わず楽しめます。
トランプ1組があれば「ババ抜き」「七並べ」「神経衰弱」「スピード」などさまざまなゲームに挑戦可能。ルールの難易度を調整すれば、低学年から高学年まで幅広く遊べます。
UNOもトランプも運と実力のバランスが良く勝敗が毎回変わることもあり、家族や友達とみんなで盛り上がれるでしょう。
折り紙
折り紙は、紙1枚から動物や花、乗り物などさまざまな形を作れる、創造力を刺激する遊びです。色と形を自由に選びながら手を動かすことで、集中力や空間認識力も育まれます。
「鶴」「風船」などの伝統的な作品に加え「ハート」「手裏剣」「カエル」など子どもたちに人気の折り方も多数あります。最近ではアニメキャラクターをモチーフにした折り紙もあり、ネットや本を参考にしながら工夫するのも楽しみのひとつです。
1枚で仕上げるシンプルなものから、複数枚を組み合わせる立体作品まで幅広く、完成したあとの達成感や満足感も味わえます。
ボードゲーム
ボードゲームは、ルールに従って駒やカードを使って進めるテーブルゲームの総称で、家族や友達とのコミュニケーションを深めながら楽しめるのが特長です。
「すごろく」「人生ゲーム」「カタン」「ブロックス」「ナンジャモンジャ」など、学年や人数に合わせて多彩な種類があります。
一対一でじっくり駆け引きを楽しむゲームから、大人数で協力・対戦するタイプまで幅が広く、遊ぶメンバーに合わせて選べるのが魅力です。ルールをシンプルにすれば低学年も参加しやすく、年齢の違う子どもたちが一緒に遊ぶ場面にもぴったりです。
積み木・ブロック遊び
積み木やブロックは、自由に形を組み立てることで、創造力と構成力が育まれる遊びです。基本の四角形や丸形、特殊なパーツを組み合わせて、建物・動物・乗り物など、思い描いたものを形にしていく工程に夢中になります。
複数人で「どちらが高く積めるか競争しよう」「お題に沿って作ってみよう」などのルールを設ければ、ゲーム性も加わってさらに楽しくなります。作った作品を壊してまた新しく作り直すサイクルの中で、集中力や手先の器用さも身についていきます。
塗り絵
塗り絵は、あらかじめ描かれた線画に色を塗って完成させる遊びで、自由な発想と色彩感覚を育てるのにぴったりです。絵のテーマは動物・食べ物・キャラクター・季節行事など多岐にわたり、子どもの興味に合わせて選べます。
色鉛筆、クレヨン、マーカーなど使う画材を変えるだけでも仕上がりが変わり、重ね塗りやグラデーションなど、工夫の幅も広がります。完成した作品を部屋に飾ったり、家族に見せたりすることで、自信や満足感にもつながります。
謎解きゲーム
謎解きゲームは、ひらめきや観察力を活かして、与えられた謎や問題を解いていく頭脳系の遊びです。暗号、迷路、パズル、なぞなぞなど、要素はさまざまで、自分で考えて答えにたどり着く過程に夢中になります。
ストーリー仕立ての謎解きキットや、友達と協力してミッションをクリアするタイプのものなど、楽しみ方は豊富。身近なアイテムを使ってオリジナルの謎解きゲームを作るのもおすすめです。
非日常のワクワク感を味わいながら、自然と思考力が鍛えられる知的な遊びです。
パズルゲーム
パズルゲームは、ピースを組み合わせて1枚の絵や形を完成させる遊びです。ピース数や形の違いで難易度を調整できるため、年齢やレベルに応じて楽しめます。
低学年にはピース数の少ないものや、色の違いがはっきりしたものを選ぶと取り組みやすく、高学年には100ピース以上の複雑な図柄に挑戦するのがおすすめです。
完成させたあとに飾って楽しめるだけでなく、またバラして再挑戦も可能。達成感と集中力を同時に育める、繰り返し楽しめる遊びです。
タワーゲーム
タワーゲームは、積み上げたブロックの中から1本ずつ抜いて上に積み重ねていく遊びです。代表的な「ジェンガ」などが有名で、見た目以上にバランス感覚と集中力が求められます。
「そーっと抜く」「一瞬で崩れてしまう」といった緊張感があり、最後の一手に手が震えるほどのスリルがあるのが魅力。子どもだけでなく大人も一緒に楽しめるため、家族での遊びにもぴったりです。ルールが単純なので、初めての子でもすぐに参加でき、年齢に関係なく盛り上がれるゲームです。
小学生を外で遊ばせる際の注意点


ライター
子どもを安全に遊ばせるために、服装・時間・遊ぶ場所の確認が大切です。
子どもが外で元気に遊ぶことは、心と体の発達にとってとても大切です。しかし、夢中になって遊ぶあまり、思わぬケガやトラブルにつながってしまうことも。安心して楽しい時間を過ごせるように、遊ばせる前に保護者が気をつけておきたいポイントがあります。ここでは、服装や帰宅時間、遊ぶ場所など、事前に確認しておきたい注意点を紹介します。
動きやすい服装や靴を着用する
外で遊ぶ際は、体を自由に動かせる服装と靴を選ぶことが大切です。サイズが合わない靴や、伸縮性のない服装では、思わぬ転倒やケガの原因になることがあります。
また、屋外では汚れることも多いため、高価な服や洗いにくい素材は避けたほうが安心です。ストレッチ素材のズボンや、泥汚れが目立ちにくい色のTシャツなど、実用性を重視して選びましょう。靴も滑りにくく、脱げにくいスニーカーが理想です。
帰宅時間を指定する
子どもは楽しく遊んでいると、時間を忘れてしまいがちです。帰宅時間を決めずに遊ばせていると、暗くなるまで外にいることもあり、防犯面での不安が高まります。
安全のためにも「〇時までには帰る」「暗くなる前に帰る」など、具体的な時間を決めておくことが重要です。友達と遊ぶ場合も、それぞれが同じルールを守れるよう、事前に保護者としっかり話し合っておきましょう。
遊ぶ場所・範囲を指定する
遊びに出かける前には、必ず「どこで」「どこまで」遊んでよいのかを伝えておくことが必要です。範囲を決めずに出かけさせると、子どもはつい遠くまで行ってしまい、道に迷ったり、危険な場所に入り込んだりする恐れがあります。
万が一いなくなった場合でも、あらかじめ遊ぶ範囲を限定していれば、探す手がかりになりやすく、警察への相談もしやすくなります。加えて、防犯ブザーやGPS付きの見守りグッズを身につけさせておくと、より安心です。
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小学生の遊びに関するよくある質問
子どもの成長に欠かせない「遊び」ですが、さまざまな疑問や不安の声もあります。ここでは、小学生の遊びに関するよくある疑問にお答えします。
小学生が運動せずに過ごすとどうなる?
運動不足が続くと、体力や持久力の低下につながります。特に小学生の時期は、骨や筋肉が発達する重要な時期なので、運動をしないまま過ごすと将来的な体力の差が出やすくなります。
また、外で遊ぶ機会が減ると、友達との交流も少なくなり、コミュニケーション能力や協調性の育成にも影響が出ることがあります。場合によっては、孤立してしまい、友達ができにくくなる、不登校のきっかけになるなど、心の面でのリスクも考えられます。
一人遊びが好きな子でも、体を軽く動かせる遊びを一緒に提案するなど、無理のない範囲で外や室内での活動を促してあげましょう。
室内と室外どちらがおすすめ?
基本的には、全身をしっかり使える屋外遊びがおすすめです。外では広く動き回れたり、自然の中で五感を使った体験ができたりと、心身の発達に良い刺激が得られます。
とはいえ、天候や時間帯、住環境などによって外で遊べないこともあります。そんなときは、室内でも体を動かせる遊びや頭を使うゲームを取り入れることで、楽しみながら学びや発達を促すことができます。
天気のいい日は外で思いきり遊び、雨の日や寒い日には室内で落ち着いて過ごすなど、その時々に合わせて柔軟に遊び方を選ぶとよいでしょう。子ども自身が「今日はこれで遊びたい」と思えるような選択肢を用意してあげることも大切です。
学年や場所を問わず楽しめる遊びで、子どもの心と体を育てよう

1年生から6年生までの子どもが楽しめる遊びは、屋外でも室内でもたくさんあります。道具なしでできるシンプルなものから、友達と協力して取り組むゲームまで、年齢や人数、天候に合わせて幅広く選べるのが魅力です。
こうした遊びを通じて、子どもたちは自然と体を動かす機会が増え、体力や運動能力を育てることにつながります。また、友達と関わる中で、コミュニケーション力や協調性などの社会性も身につけていけるでしょう。日々の中に楽しい遊びの時間を取り入れることで、子どもたちの心と体の健やかな成長をしっかりと支えられます。