水ダイエットは効果が出るまでおよそ1ヶ月!効果を高める3つのコツも解説

水ダイエットは効果が出るまでおよそ1ヶ月!効果を高める3つのコツも解説

監修者情報

湯浅 道子

湯浅 道子

美容家

大手エステティックサロンで8年勤務しトータル美容を学ぶ。コスメコンシェルジュを取得し、雑誌「Ray」のベスコス選定員の経験も。
さまざまなメディアで、思春期世代から更年期世代までの幅広い美容情報の発信、監修をおこなう。

◼︎資格
日本化粧品検定1級・2級
コスメコンシェルジュ特級
コスメ薬事法管理者
薬機法管理者
景表法検定1級

「水を飲むだけで痩せる」と話題の水ダイエット。食事制限や激しい運動なしで始められる手軽さから注目を集めています。一方「どのくらい続ければ効果が出るの?」「本当に痩せるの?」と疑問に感じる方も多いのではないでしょうか。

水ダイエットは、正しい方法で継続すれば、およそ1ヶ月で体の軽さやむくみの改善などを実感しやすくなります。本記事では、水ダイエットに期待できる効果や成功のポイント、始める際の注意点まで詳しく解説します。

水ダイエットの効果は1ヶ月で実感できる

水ダイエットを始めてから、早ければ1週間〜1ヶ月ほどで体の軽さやむくみの改善を感じる方もいます。これは、水分補給によって血流やリンパの流れが促進され、老廃物の排出がスムーズになるためです。さらに、水ダイエットを1ヶ月程度継続することで、基礎代謝の向上や便通の改善といった効果を実感するケースも。ただし、これらの変化は個人差が大きく、生活習慣や体質によって異なります。無理のない範囲で水分補給を習慣化し、継続することが大切です。​

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水ダイエットに期待できる効果

水を意識的に摂る習慣は、体内のめぐりを整えるサポートになります。たとえば、十分な水分が腸を刺激することで蠕動(ぜんどう)運動が活発になり、排便を促しやすくなるように。また、便に水分が加わることでやわらかくなり、便秘の予防にもつながります。

さらに、体内の水分がしっかり循環することで血液やリンパの流れが改善され、老廃物の排出が進みやすくなるとともに、余分な水分も排出されやすくなり、むくみの軽減にも役立ちます。特に朝起きてすぐのタイミングで水を飲むと、寝ている間に失われた水分を補えるうえ、腸の動きも自然と活性化しやすくなります。日常的に水分を意識して摂ることは、健康的な体づくりの基本とも言えるでしょう。

水ダイエットの効果を高める3つのポイント

湯浅 道子

湯浅 道子

水ダイエットを成功させるには、水の「量」「飲むタイミング」「種類」の3つを意識することが重要です。

水をただ飲むだけでは、水ダイエットの効果を十分に引き出すことはできません。1日にどれくらいの量を飲むべきか、いつ飲むと効果的か、どんな種類の水を選ぶかといった基本を押さえることで、より効率的にダイエットに取り組めますよ。次では、3つのポイントについてそれぞれ詳しく解説していきます。

最適な量を意識する

水ダイエットを効果的に続けるためには、1日に必要な水分量を正しく理解し、意識的に補うことが大切です。成人は、呼吸や汗、尿などで1日に約2.2〜2.5リットルの水分を失うとされています。食事からは約1.0リットル、栄養素の代謝によって体内で作られる水が約0.3リットル補われるため、飲み物から不足分を補う必要があります。目安としては、男性で約1.2リットル、女性で約0.9リットルの水分を飲み物で摂るのが理想的です。

また、水分を摂取する際は一度に大量に飲むのではなく、こまめに分けて飲むことで吸収効率が高まり、体への負担も軽減されます。気温や活動量によって必要量は変わるため、自分の体調に合わせて調整しましょう。

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飲むタイミングを決めておく

水を飲むタイミングを意識することで、水ダイエットの効果をより高めることができます。たとえば、起床後すぐにコップ1杯の水を飲むと、腸が刺激されて蠕動(ぜんどう)運動が活発になり、自然な排便を促すきっかけに。

また、食事の前後に水分を摂るのも効果的です。食事の30分前に水を飲めば、胃に適度な満足感が生まれ、食べすぎを防ぎやすくなります。一方で、食後に水を飲むと血糖値の急上昇を抑える働きがあり、血管の健康維持にもつながるとされています。

さらに、運動後や入浴後は汗によって失われた水分を速やかに補うことが大切です。就寝前には200ml程度の水を飲むことで、睡眠中の脱水を防ぐことができますが、飲みすぎるとむくみや頻尿の原因になるため注意しましょう。

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目的にあった水の種類を選ぶ

一口に「水」と言っても、その種類によって特徴や効果はさまざまです。たとえば、ミネラルウォーターには硬水と軟水があり、軟水はクセが少なく口当たりもやわらかいため飲みやすく、初めての水ダイエットにおすすめ。一方、硬水にはマグネシウムやカルシウムといったミネラルが多く含まれており、ダイエット中に不足しがちな栄養素を手軽に補える点がメリットです。

さらに、炭酸水は空腹感をやわらげたいときに便利で、レモン水はさっぱりとした味わいが魅力。味が単調になりがちな水ダイエットも、飲み方に変化をつけることで継続しやすくなります。

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水ダイエットを行う際の注意点

湯浅 道子

湯浅 道子

水ダイエットを安全に続けるには、一度に大量に飲まないこと、水の温度に気を配ること、そして尿意を我慢しないことが大切です。

水ダイエットは手軽に始められる反面、間違った方法で続けると体に負担をかけてしまうこともあります。ここでは、安全かつ効果的に水ダイエットを実践するための注意点を3つ紹介します。

一度に大量に水を飲まない

水分補給は健康に欠かせませんが、一度に大量の水を飲むのは逆効果です。急激に体内へ水分が入ると、血中のナトリウム濃度が下がり、低ナトリウム血症(水中毒)を引き起こすおそれがあります。症状としては、頭痛やめまい、吐き気、重症化すれば呼吸困難に至ることも。さらに、一気飲みした水は吸収されにくく、すぐに尿として排出されてしまい、内臓にも余計な負担をかけてしまいます。

水ダイエットでは、1回あたりの摂取量をコップ1杯程度にとどめ、こまめに分けて飲むことが基本。小分けにしてゆっくり飲むことで、体内にしっかり吸収されやすくなり、より高い効果が期待できます。

水の温度に注意する

水の温度も水ダイエットの効果を左右する重要な要素です。冷たい水は喉越しもよく飲みやすい反面、内臓を冷やしてしまい、消化機能や代謝を低下させる原因になります。特に朝や気温の低い時期は飲みすぎないように注意しましょう。

おすすめは常温の水やぬるま湯、白湯。常温は15〜25度が目安で、体への負担が少なく自然に吸収されます。白湯は一度沸騰させてから50〜60度程度まで冷ました水で、体を内側からじんわり温める作用が。特に朝の白湯は、胃腸を目覚めさせて排便リズムを整える効果もあるので積極的に摂取していきたいところ。体の冷えが気になる方や、代謝を落としたくない方は、温度にも気をつけて飲む水を選びましょう。

トイレを我慢しない

水ダイエットを始めると、自然と尿の回数が増えますが、だからといってトイレを我慢するのはやめましょう。尿意を感じたら速やかに排出することで、老廃物や余分な水分の排出が促され、むくみや体調不良の予防につながります。反対にトイレを我慢し続けると、体内に老廃物が蓄積しやすくなり、ダイエット効果が下がるばかりでなく、膀胱炎を引き起こす危険性も。

水ダイエットは生活リズムに合わせて無理なく取り入れることが大切です。デスクワーク中でも、1時間に1回は立ち上がって軽く体を動かし、トイレ休憩もこまめにとるようにしましょう。

水ダイエットの効果が出るまでに関するよくある質問

水を飲むとどうして痩せるの?

水を飲むと血流が促進され、基礎代謝が上がりやすくなります。代謝が高まると、エネルギー消費が増え、脂肪が燃えやすい状態になるため、ダイエットのサポートとしても効果的。また、水分が十分にあることで筋肉の機能が維持されやすくなり、引き締まった体づくりにもつながります。

さらに、空腹時に水を飲むことで胃が一時的に満たされ、食欲を抑えやすくなる効果も。間食や食べすぎの予防にも役立ち、血糖値の急上昇を抑える働きもあるため、太りにくい体質づくりにも効果的ですよ。

水を飲むタイミングはいつがいい?

水を飲むタイミングを意識することで、水ダイエットの効果をより高めることができます

たとえば、起床後は睡眠中に失われた水分を補うために、コップ1杯の水を飲むのが基本。このタイミングでの水分補給は、腸の働きを刺激して排便を促す効果も期待できます。また、食事の30分前に水を飲むと満腹感を得やすくなり、自然と食事量をコントロールしやすくなるでしょう。

さらに、運動後や入浴後には、汗によって減った水分をしっかり補給することが大切です。就寝前には、脱水を防ぐために寝る1時間ほど前に200ml程度の水を飲むのがおすすめ。ただし、飲みすぎると夜中にトイレで目が覚める原因になるため気をつけましょう。

水ダイエットを無理なく続けて効果を実感しよう!

水ダイエットは、食事制限や特別な運動をしなくても始められる、手軽で続けやすい健康習慣です。日々の水分補給を見直すだけでも、少しずつ体の変化を感じるきっかけになります。まずは、自分に合った量やタイミング、飲みやすい水の種類を意識することから始めてみましょう

無理のない範囲でコツコツ続けていけば、体の軽さやむくみの減少など、少しずつうれしい変化が得られるはずです。今日からこまめな水分補給を意識的に生活に取り入れて、健やかな毎日を目指しましょう。

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