リフトアップには頭皮が重要!たるみの原因や4つの方法・効果を紹介

リフトアップには頭皮が重要!たるみの原因や4つの方法・効果を紹介

監修者情報

湯浅 道子

湯浅 道子

美容家

大手エステティックサロンで8年勤務しトータル美容を学ぶ。コスメコンシェルジュを取得し、雑誌「Ray」のベスコス選定員の経験も。
さまざまなメディアで、思春期世代から更年期世代までの幅広い美容情報の発信、監修をおこなう。

◼︎資格
日本化粧品検定1級・2級
コスメコンシェルジュ特級
コスメ薬事法管理者
薬機法管理者
景表法検定1級

顔のたるみやシワが気になってきたと感じたら、実は「頭皮」が関係しているかもしれません。顔と頭は一枚の皮でつながっており、頭皮のたるみはフェイスラインの崩れや見た目年齢に影響を与える要因になることも。

本記事では、頭皮がたるむおもな原因と、リフトアップに効果的な4つの頭皮ケア方法をわかりやすく紹介します。顔のケアだけでは改善しきれないと感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。

【リフトアップ前に】頭皮がたるむ3つの原因

湯浅 道子

湯浅 道子

加齢だけでなく、紫外線や乾燥、血行不良、生活習慣の乱れも、頭皮のたるみを引き起こす要因になります。

顔のリフトアップを目指すなら、まず注目したいのが頭皮の状態。頭皮がたるむと、顔を支える力が弱まり、見た目年齢やフェイスラインの印象に大きく影響します。ここでは、頭皮がたるむおもな3つの原因について詳しく解説します。

加齢・紫外線・乾燥

顔と頭皮は一枚の皮膚でつながっているため、頭皮の変化は顔の印象にも影響します。加齢によりコラーゲンやエラスチンが減少すると、頭皮は弾力を失いやすくなります。さらに、紫外線ダメージによって保護機能が低下すると、水分や栄養が逃げやすくなり、乾燥や硬化が進行します。

乾燥が進むと皮膚のハリが保てなくなり、たるみやフェイスラインの崩れにつながる可能性も。冬だけでなく、夏もエアコンや紫外線の影響で頭皮は乾燥しやすいため、季節を問わずこまめなケアを心がけましょう。

血行不良やリンパの滞り

スマホやPCの見過ぎ、長時間のデスクワークといった生活習慣は、目の疲れや姿勢の崩れを引き起こし、頭皮の筋肉をこわばらせる原因になります。その結果、血流やリンパの流れが滞り、頭皮が硬くなる傾向があります。

血行不良が続くと、頭皮に赤みが出たり、老廃物が排出されにくくなるなど、頭皮環境の悪化にもつながります。さらに、リンパの流れが滞ると、むくみや顔のたるみに影響するだけでなく、偏頭痛・首肩のこり・眼精疲労などの不調を招くことも。

こうしたトラブルを防ぐには、頭皮マッサージやリンパケアで頭部の巡りを促すことが効果的です。入浴中やスキンケアの時間に取り入れると、手軽に続けやすくなります。

リンパマッサージの具体的な方法は、以下の記事も参考にしてみてください。「忙しくて時間がない」という方には、美顔器を使った時短ケアもおすすめです。

関連記事:こりを解消するリンパマッサージのやり方を解説した記事はこちら

不規則な生活習慣

頭皮のたるみには、生活習慣の乱れも深く関わっています。睡眠不足や栄養バランスの偏った食事、過度なダイエットは、代謝の低下を招き、頭皮の血流や再生力にも悪影響を及ぼします。

さらに、ソーセージやハムなどの加工食品、外食の頻度が多い食生活は、頭皮に必要な栄養素が不足する原因になることも。頭皮環境を整えるには、たんぱく質・ビタミン・ミネラルなどをバランス良く摂取することが重要です。

また、就寝時間が遅いと、頭皮の修復に関わるホルモン分泌のリズムが乱れやすくなるため、質の高い睡眠を確保することも忘れずに。「最近、頭皮の状態が気になる」と感じている方は、まず日々の生活習慣から見直してみましょう。

あなたの「頭皮のたるみ」をチェック!【11項目】

頭皮のたるみは、顔のリフトダウンやシワにもつながる大きな要因のひとつ。まずは、以下のセルフチェックで今の状態を確認してみましょう。当てはまる項目が多いほど、頭皮の環境が乱れている可能性があります。

<頭皮のたるみ セルフチェック>

  • こめかみに指をあてて上下に動かしたとき、頭頂部があまり動かない
  • 鏡で見た頭皮に赤みがある
  • 頭皮の色が黄色っぽく見える
  • 触ったときに弾力がなく、硬い感じがする
  • 分け目がいつも同じ場所にある
  • 頭皮が乾燥しやすく、フケが出やすい
  • 頭皮がかゆくなることがある
  • 肩こりや首こりを感じやすい
  • 加工食品や外食が多く、栄養バランスに不安がある
  • 深夜0時以降の就寝が続いている
  • 額のシワやまぶたのたるみが気になる

チェックが3つ以上当てはまる場合は、頭皮のハリや柔軟性が低下しているサインかもしれません。

たとえば「頭皮に赤みがある」は血行不良や炎症の可能性があり「頭皮が黄色っぽい」は酸化や硬化が進んでいる状態を示すとされます。逆に、頭皮が青白く見える場合は血流が良好な状態の目安ともいわれています。

生活習慣の乱れやケア不足が頭皮環境に影響していることも多いため、気になる項目があった方は、まずは頭皮ケアや生活習慣の見直しから始めてみましょう。

頭皮のたるみへアプローチできるリフトアップの方法を4つ解説

湯浅 道子

湯浅 道子

頭皮のたるみは、放置せずに日々のケアを行うことで十分に対策できます。

頭皮のたるみをケアするには、日々の習慣やお手入れの見直しが欠かせません。マッサージや保湿、美顔器の活用など、無理なく取り入れられる方法も多くあります。ここでは、頭皮の引き締めに役立つ4つのリフトアップ方法を紹介します。

頭皮マッサージ

頭皮のたるみケアには、日常的に取り入れやすい頭皮マッサージが効果的です。なかでも「ナックリング」は、親指以外の指の関節で円を描くようにマッサージする方法で、頭皮を傷つけにくく、短時間で刺激を与えられる点が特長です。

このほかにも、こめかみから前頭部、側頭部へと順にマッサージし、頭皮を持ち上げて数秒キープする方法もあります。
また、手のひらの下部(手根)を使って、あご先から側頭部へ押し上げる動きは、フェイスラインのもたつきが気になる方におすすめのアプローチです。

さらに、生え際から頭頂部・後頭部・首筋へとマッサージを広げていくことで、リンパや血流を促進し、頭皮の引き締めに加えて肩こりや眼精疲労の軽減にもつながるとされています。

お風呂上がりなどリラックスできるタイミングで取り入れて、習慣化してみましょう。

生活習慣の見直し

頭皮環境を整えるには、日々の生活習慣の改善も欠かせません。たとえば、睡眠不足や偏った食事、過度なダイエットは、新陳代謝の低下を招き、頭皮のハリや弾力に悪影響を与える要因となります。特に就寝後3~4時間の間は成長ホルモンが分泌されやすいとされており、この時間に少しでも睡眠をとることが大切です。

また、朝の光を浴びることで分泌が促されるセロトニンは、体内リズムの調整や細胞の活性化に関与するとされ、良質な睡眠にもつながります。紫外線や乾燥も頭皮のコラーゲンに影響を与えるため、日中は帽子や日傘の使用に加え、保湿ケアも意識して行いましょう。

食事の面では、大豆製品や海藻、緑黄色野菜、果物などをバランス良く摂取し、たんぱく質・ビタミン・ミネラルをしっかり補うことが大切です。

睡眠の質を高めるコツについては、以下の記事でも詳しく解説しています。

関連記事:睡眠の質を向上させる方法を紹介した記事はこちら

保湿ケア

紫外線や空調、加齢などの影響で、頭皮は乾燥しやすくなります。乾燥が進むと硬くなったり、弾力が失われてたるみやすくなるため、顔と同様に頭皮も日々の保湿ケアが欠かせません。

特に効果的なタイミングは、お風呂上がりのタオルドライ直後。頭皮がやわらかくなり、美容成分が浸透しやすくなります。

頭皮専用の美容液は、加齢や外的要因によって不足しがちになる水分を補い、頭皮をしっとりと整えるのに効果的です。オートミールオイル配合のヘアオイルは、乾燥して硬くなった頭皮にうるおいを与えるだけでなく、髪の毛にもなめらかさとツヤを与える働きがあり、頭皮と髪を一緒にケアしたい方に向いています。また、シアバター配合のクリームはマッサージ時の摩擦を軽減しながら、しっかり保湿できるのが特長です。

使用感や香りの好みに合わせて選ぶことで、無理なく続けられる習慣になります。毎日のケアに頭皮保湿を取り入れ、ハリのある健やかな頭皮を目指しましょう。

美顔器

美顔器の中には、顔だけでなく頭皮や体にも使用できる多機能タイプの商品もあります。顔と頭は一枚の皮膚でつながっているため、顔のケアとあわせて頭皮にも美顔器を使うことで、より効率的にリフトアップを目指せるでしょう。

特に、短時間で手軽に使える点や、マッサージよりも一定の刺激を安定して与えられる点は、美顔器ならではのメリット。日々忙しい方でも続けやすく、セルフケアの負担を減らしたい人にもおすすめです。

たとえば、EMS・温感・振動など複数の機能を組み合わせた「エレキブラシ」は、凝り固まりやすい表情筋や頭皮をやさしく刺激しながら、筋肉の緊張をケアできるブラシ型美顔器。
気になる方は、以下のレビュー記事もぜひチェックしてみてください。

関連記事:EMS美顔器「エレキブラシ」のレビュー記事はこちら

頭皮のリフトアップに関するよくある質問

頭皮と顔のたるみにはどんな関係がある?

顔と頭皮は一枚の皮膚でつながっているため、頭皮がたるむとその影響で顔の皮膚も下がりやすくなります。頭皮は、顔全体を覆う皮膚の約3分の2を占めており、弾力を保つことがフェイスラインの引き締めにも影響するとされています。

頭皮が硬くなると、顔を引き上げるための支えが弱まり、たるみが進行しやすくなるため、日頃から柔軟で健康な頭皮状態を保つことが重要です。

どんな習慣が頭皮のたるみを進行させやすい?

紫外線や乾燥は、頭皮の水分保持力や弾力を低下させ、たるみを引き起こす主な原因となります。さらに、栄養バランスの乱れや睡眠不足、慢性的なストレスといった生活習慣の乱れも、頭皮のコラーゲンやエラスチンの減少に関わり、ハリの低下を招くことがあります。

また、分け目をいつも同じ位置で固定していると、その部分の頭皮が動きにくくなり、血行不良や皮膚のこわばりを引き起こす可能性が。たるみ予防のためには、定期的に分け目を変えるなどの工夫も取り入れましょう。

顔のリフトアップを目指すなら、頭皮ケアも忘れずに

顔と頭皮は一枚の皮膚でつながっているため、頭皮がたるんだり硬くなったりすると、フェイスラインのゆるみやたるみ、シワが目立ちやすくなります。美しいフェイスラインを保つには、顔のケアだけでなく、頭皮へのアプローチも重要です。

美容液やマッサージ、美顔器などでうるおいや柔軟性を保ちつつ、睡眠・食生活・紫外線対策などの生活習慣の見直しもあわせて行いましょう。日々のケアの積み重ねが、若々しい印象を支える土台になります。

関連記事:EMS美顔器「エレキブラシ」のレビュー記事はこちら

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