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背筋を鍛えたければ、ジムなどにあるトレーニング器具を使わなければならないと思う方も多いかもしれません。しかし実は、器具を使わない自重トレーニングでも十分背筋を鍛えることが可能です。
この記事では自重で行うおすすめの背筋トレーニング方法や、もっと効果的にするためのポイントを詳しく解説します。
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かっこいい背中をつくるうえで鍛えるべき背中の筋肉は主に以下の5つです。
以上の筋肉を中心に背筋を鍛えていくと、かっこいい背中をつくることができます。
背筋を鍛える代表的なトレーニングといえば、うつ伏せで腰を反らす運動です。それ以外にも、背筋を自重だけで鍛えられるトレーニングはたくさんあります。筋肉は負荷を与えて損傷を受けると、トレーニング以前よりも少しだけ筋肉量を増やして回復します。この回復を超回復と呼びます。超回復を起こすだけの負荷を与えるには、必ずしもダンベルやバーベルなどで高負荷をかける必要はなく、自体重だけでも十分な刺激を与えられます。特に筋トレ初心者のうちは自重だけでも効果的です。トレーニングをしていて変化がなくなってきた段階で、ダンベル・バーベルやマシントレーニングなどをするためにジムへ行くとよいでしょう。
特殊な器具を必要とせず、自分の体重だけを使った負荷で背筋を鍛えるにはどのようなトレーニング方法が効果的なのでしょうか?ここでは筋トレ初心者におすすめの、自体重だけで行える背筋トレーニング5選をご紹介します。
バックエクステンションは、床にうつ伏せになって腰を反らして行うトレーニングです。主に脊柱起立筋を鍛えることができます。
特別な道具も必要なく動作もシンプルなため、初心者でも取り組みすいトレーニングです。初心者向けに最も負荷が軽くなるやり方をご紹介します。
肩や首に力が入らないようにリラックスして行いましょう。慣れていないと首や肩に力が入りすぎて、上手に動作ができず脊柱起立筋にしっかりと負荷が入りません。首や肩は極力リラックスして、首から下の動作だけで行うことを意識しましょう。
ラットプルダウンはタオルを両手に持って頭上にかかげ、首の後ろまで下げるトレーニング。主に、腕を引く動きを行う広背筋を鍛えることができます。
タオル一つで行うことができて動作自体もとても簡単なので、体力に自信がない運動初心者におすすめの背中筋トレです。タオルはスポーツタオルくらいの細長いサイズのものを一つ用意してください。
降ろす位置は首の根元までで十分です。それより下に引っ張ってもあまり効果はありません。無理に腕を首よりも下まで下げると逆に肩まわりを痛めてしまう可能性があります。タオルを下げる際は適度な位置までにしましょう。
また、腰を反らさないように注意しましょう。腰を反らせると、広背筋にしっかり効かせることができません。
リバースプッシュアップは椅子などの座面を背にして手のひらをつき、上下動するトレーニングです。主に二の腕を鍛えるために行われるトレーニングですが、しっかりと座面を押しきることで僧帽筋の下部を鍛えることができます。そのためには広い可動域を使ってしっかりと負荷を入れることが大切です。正しいフォームを意識して行いましょう。
体を持ち上げる際、上がりきったときにもう一押しという意識で椅子の座面を押すことがポイントです。しっかりと押すことで肩甲骨が下にさがり、内側に入ることで僧帽筋の下側を鍛えられます。
グッドモーニングは背筋をまっすぐに伸ばしたまま、股関節を中心に体を倒したり、起こしたりするトレーニングです。背骨をまっすぐに保ち続けるために脊柱起立筋が使われ、鍛えることができます。とても効果的なトレーニングですが気をつけるべき点が多数ありますので、注意しながらトレーニングを行いましょう。
前に体を倒す際に背中が丸まらないように気をつけましょう。背中が曲がってしまうと、脊柱起立筋に十分に負荷がかからず、腰痛を引き起こす原因にもつながります。
ただし、背中を反りすぎても痛めてしまう可能性があるので、ひじと胸は「軽く」張る程度の意識で行うと、ちょうどよい体幹のポジションをつくれるようになります。
チンニングは和訳すると懸垂という意味です。鉄棒などにぶら下がり、ひじを曲げ自分を引っ張り上げるトレーニングです。主に広背筋に負荷をかけることができ、自重とはいえとても高強度なトレーニングになります。公園の鉄棒などでも行えますし、自宅でも専用の器具を購入することで実施することができますが、ぶら下がれる器具がない場合は机も使えます。今回は机を使ったチンニングのやり方について詳しく解説します。
頭から膝までが一直線になるよう、体を持ち上げてください。体を持ち上げるときは脚の力を使わず、腕と背中の力を使いましょう。
テーブルを使うときは、テーブルの耐荷重をチェックしてから行ってください。
背筋を鍛えられる正しいトレーニング方法を知り、それを実践することで効果はでます。しかし、トレーニング方法のほかにも、意識することで簡単にトレーニング効果を高められるポイントがあります。
ここではより効果的に自重で背筋を鍛えるためのポイントを3つ解説します。
自重で背筋を鍛える際に最も大切なのはとにかく正しいフォームで行うことです。筋肉は刺激が入った部分が成長しますが、逆にいうと刺激の入らなかった部分は基本的に成長しません。正しいフォームとは安全で効果的に狙った筋肉に刺激を入れる方法ともいえます。これをしっかり守ることでケガを防ぎ、背筋の強化につながるのです。
早く成果をだしたい気持ちがあっても、休みを入れずに連日筋トレをするのはNGです。
超回復のあとに筋トレを行うと、さらに強い刺激を入れてトレーニングを行えるようになるため、しっかり回復したタイミングでトレーニングを行うことが大切なのです。
逆に、十分に回復していないときにトレーニングを行うと普段より力が入らなかったり、疲労が抜けなくなったりします。そうすると弱い刺激しか入れられず、トレーニング効果がでてこないばかりかケガの原因にもなってしまいます。超回復はトレーニング後48〜72時間のタイミングで起こるので、筋トレは週2~3回を目安にしましょう。慣れてきたら頻度を調整してください。
筋トレ後には、疲労を回復させケガを防ぐためにストレッチを行いましょう。トレーニング後の筋肉は強く収縮し、筋繊維も傷ついています。この状態のままトレーニングを行うと筋肉はどんどんかたくなり、ダメージも蓄積し、ケガにつながってしまいます。これを防ぐためにはストレッチで筋肉を伸ばしてあげることが必要です。伸ばすことで血流もよくなり筋肉もほぐれ、疲労回復に効果的です。トレーニング後にストレッチを行うのは面倒と感じるかもしれませんが、ケガを防ぐためにはとても大切なのでできる限り行うようにしましょう。
自重ではなかなか鍛えにくいと思われがちな背筋ですが、正しいトレーニング法を実践すれば十分な負荷をかけて鍛えることができます。
一方で、間違った方法やフォームでトレーニングを行ってしまうと全く負荷が入らずに背筋が成長せず、時間と体力を無駄にしてしまったり、ケガにつながったりしてしまいます。
背筋を鍛えるための正しい方法やポイントを意識して取り組み、効果的に背筋を鍛えてかっこいい背中をつくりましょう。
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