<コーチ監修!>ランニングウェアやシューズの選び方を初心者向けに解説!

<コーチ監修!>ランニングウェアやシューズの選び方を初心者向けに解説!

本記事では、これからランニングをはじめようと思っている方や初心者ランナーに向けて、ランニングウェアとシューズの選び方を解説します。ウェア&シューズ選びの重要性やランニングウェアとセットで用意しておくと良いアイテムもご紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

監修者情報

浦谷 美帆

浦谷 美帆

高校部活動でしたケガをきっかけに、身体の仕組みや機能について興味を持ち、進学。

フィットネスクラブ社員(専門職)を経て、フリーランスインストラクターに2014年転身。都内を拠点に、スポーツクラブでヨガや筋力トレーニング、企業従業員への運動指導、市民ランナーを率いてクラブ活動の運営などを行う。

■資格

・ヨガ、エアロビクスインストラクター
・パーソナルトレーナー
・ラビットフットランニングクラブ コーチ
・Salomon Outdoor Japan ランニングアンバサダー
・全米ヨガアライアンスRYT200
・食育インストラクターprimary
・ラビットフットランニングクラブ コーチ
・フルマラソン 2時間58分21秒(第39回大阪国際女子マラソン)

初心者ランナーでもウェア&シューズ選びは重要!

ランニングは、ほかのスポーツと比較して道具などの準備が少なくてすむ運動です。基本的には走りやすい服と靴を準備すればOKですが、より楽しく快適にランニングを行いたいなら、専用のウェアとシューズを用意しておくほうがよいでしょう。

初心者の場合はランニングフォームが身についておらず、十分な筋力が備わっていない方も多いです。そのため、膝や腰に負担がかかりやすかったり、体に疲れがでやすいことも。ランニング専用のウェアやシューズを着用することで、走りやすさや快適性に違いが出てきますよ。

ランニングウェアやシューズの機能性はさまざま。次に解説する、選ぶ際のポイントをチェックして自分に合うものを選ぶようにしましょう。

ランニング初心者がシューズを選ぶ際の5つのポイント

ランナーの足を守る役割もしてくれるランニングシューズ
ランナーの足を守る役割もしてくれるランニングシューズ

ランニングシューズは、速く走るためだけでなく、負荷を分散・軽減してランナーの足を守る役割も担ってくれます。走っているときの着地時には、体重の約4倍の負荷が片足にかかると言われているため、ケガなく快適にランニングを続けるためにも、自分の足にぴったり合うシューズを選びましょう。

ここからは、ランニングシューズを選ぶときのポイントをご紹介します。

①試し履きをする

ランニングシューズはオンラインショップでも購入することができますが、シューズのサイズはメーカーやデザインによって異なります。面倒くさがらず、店舗で試し履きをしてから購入するようにしましょう。試し履きをするときは、両足で履いてみることもポイントです。0.5cm前後のサイズ違いのシューズをじっくり履き比べて、窮屈感がないかしっかりと確認しましょう。

ランニングシューズのサイズは、普段履いている靴のサイズと同じとは限りません。ランニングがしやすく、自分に合ったシューズを購入するためにも、店舗で足のサイズを計測してから選ぶようにしましょう。

②自分の足の形に合うものを選ぶ

親指からかかとにかけての長さだけでなく、横幅や、親指の付け根と小指の付け根の位置を足の甲から裏へと計ったときの足囲の長さも人それぞれ異なります。加えて、足の甲の高さやつま先の形、アーチ部の形にも差があります。自分の足の形を知ったうえでシューズを選ぶようにしましょう。店舗で詳しく計測してもらえる場合もあるので、スタッフに確認してみてくださいね。

③フィットするものを選ぶ

ランニングシューズを選ぶときは、「かかと」「つま先」「横幅」「甲の高さ」の4つをチェックしましょう。それぞれのフィット感を確認します。 

【かかと】
かかと部分のチェックは、立った状態で履いて行います。シューズを履いてかかとを浮かせたときに、シューズがかかとから離れてしまわないか確認しましょう。かかとをくわえ込むようなしっかりとしたホールド感があるものがベストです。

【つま先】
立った状態でかかとを合わせてシューズを履き、つま先に1cmほど余裕があるものを選びましょう。隙間が空きすぎると走っているときに足が前にズレてしまったり、反対に隙間がないとシューズに当たって爪や指を痛めてしまう可能性があります。

【横幅】
ランニングシューズを立った状態で履いたときに、親指の付け根もしくは小指の付け根がシューズの内側に当たって窮屈になっていないかチェックしましょう。 

【甲の高さ】
足の甲の部分が窮屈じゃない、ちょうどよいフィット感のものを選びましょう。足の甲を覆うアッパー部分と足の甲に隙間がなくきつい状態になっていると、血行不良が起こりやすくむくみや疲労につながります。逆に隙間が空きすぎると足の位置がブレやすくなってケガをしやすくなるため注意が必要です。

④クッション性が高いものを選ぶ

足への衝撃を軽減するために、クッション性が高いものを選ぶようにしましょう。クッション性が高いシューズのほうが、硬いアスファルトの上を走ったときも快適です。クッション性をチェックするときは、着地時にもっとも衝撃を受けやすいかかと部分に着目して、かかとに厚みがあるか確認してみてください。さらに、足元のぐらつきを軽減するために安定性に優れているものを選ぶことも大切です。

⑤ある程度の重さがあるものを選ぶ

軽量タイプのランニングシューズはソールの厚みが少なく、クッション性が省かれているものが多い傾向にあります。足の保護よりも速く走ることを重視しているため、スピードを求める方には向いていますが、どちらかというとランニングフォームや筋力が備わっている上級者向けのシューズになります。初心者の場合は軽さよりもある程度の重さがあり、保護機能がしっかり備わったシューズを選びましょう。 

【男女別】ランニングウェア選びのポイント

ランニングを快適にするための服装
ランニングを快適にするための服装

ランニングは脚を大きく動かし、腕を振って走ります。数分走るだけでもたくさん汗をかくので、快適に走るためには服装も重要になります。ここでは、男女別で用意しておきたいウェアとランニングウェア選びのポイントをご紹介します。

 女性(レディース)の選び方

女性がランニングをはじめるときに準備しておくと良いアイテムは次の通りです。

【用意しておきたいアイテム】

  • シャツ
  • アンダーウェア
  • ショート、ハーフパンツ
  • スポーツタイツ
  • スポーツブラ
  • 日差しカットのための帽子・サングラス
  • ランニング専用ソックス

シャツやアンダーウェアは、ストレッチ性があって動きやすいものを選びましょう。吸汗性や速乾性、通気性に優れているとより快適です。UVカット加工が施されたアンダーウェアは紫外線対策にもひと役買います。

パンツはショート丈やハーフ丈を選ぶと、脚をスムーズに動かせて軽快さがアップ!女性の場合、脚の露出が大きくなるショート丈パンツは抵抗があるかもしれませんが、パンツの下にスポーツタイツを履くことで脚の露出を軽減できますよ。

そして、女性ランナーはスポーツブラを着用してのランニングがおすすめ。普段使っているブラジャーだと擦れて痛みを感じたり、走っているときに大きく揺れてバストの下垂につながったりすることも…。サイズを測ったり試着をしたりして、事前に用意しておきましょう。

男性(メンズ)の選び方

男性の初心者ランナーが準備しておくと良いアイテムは次の通りです。

 【用意しておきたいアイテム】

  • シャツ
  • アンダーウェア
  • ショート、ハーフパンツ
  • スポーツタイツ
  • 日差しカットのための帽子・サングラス
  • ランニング専用ソックス

シャツやアンダーウェアは、女性と同じくストレッチ性、吸汗性、速乾性、通気性に優れているものがおすすめです。アンダーウェアは着圧があり、筋肉のブレの軽減や姿勢を矯正する役割もあるため、運動機能の向上や正しいランニングフォームの維持が期待できます。

ランニングするときはシャツ×ショートパンツのスタイルでもOKですが、スポーツタイツを着用すると膝腰の負担の軽減や、筋肉と体幹をサポートする効果が期待できます。より快適に走りたい方は活用してみてください。

 自分にぴったりのランニングウェアとシューズを選んで楽しもう!

より快適にランニングをするためには、初心者でもランニング専用のウェアとシューズを用意するのがおすすめ。今回ご紹介したポイントを押さえて自分にぴったりのものを選び、ランニングを楽しんでくださいね。torcia(トルチャ)では、初心者ランナーに役立つコンテンツを多数配信しています。ぜひtorcia(トルチャ)もご活用いただき、ランニングをより楽しんでください!

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