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下半身を中心に鍛えることができるスクワットは、ボディメイクしたい方にぴったり!本記事では、トレーニング初心者向けにスクワットの正しいやり方や種類をご紹介します。正しいフォームや鍛えたい部位別のトレーニング方法も紹介しているので、これからスクワットをはじめようと思っている方はぜひ参考にしてくださいね。
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目次
スクワットと聞くと、足を肩幅程度に広げて空気イスに座るようにお尻を下げるトレーニングを思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。基本はこの動きですが、実はスクワットには複数のバリエーションがあり、それぞれ鍛えられる筋肉や得られる効果が異なります。
さまざまな種類があるスクワットですが、どのバリエーションにおいても間違ったフォームで行うと、効果が得られないばかりか膝や腰を痛める原因になってしまいます。スクワットを安全かつ効果的に行うためにも、正しいフォームを意識しましょう。
ここからは、初心者の方におすすめのスクワットを9種類ご紹介します。
それぞれのやり方や鍛えられる部位についても紹介しますので、ぜひご自身の目的に合ったトレーニングに挑戦してみてくださいね。
一般的なスクワットです。器具は使わず自分の体重で負荷をかけてトレーニングします。
難易度:易しい
膝がつま先よりも内側に入る、背中が丸まるといったフォームの崩れに注意して背筋をまっすぐ伸ばすようなイメージで行いましょう。
太ももが床と平行になるまでお尻を引くと、下半身にしっかりと負荷がかかります。辛いときは浅くお尻を引き、無理をしないように気をつけましょう。
基本のスクワットでは、太ももの前側にある「大腿四頭筋(だいたいしとうきん)」や太ももの後ろ側にある「ハムストリングス」、お尻にある「大殿筋(だいでんきん)」、背骨の両側にある「脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)」を中心に鍛えられます。お尻や太ももの筋力アップ効果が期待できるでしょう。
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「ワイドスクワット」は、ノーマルスクワットよりも両足の幅を広く開けてトレーニングするスクワットです。足を広げることで姿勢が安定しやすくなります。ノーマルスクワットでバランスをとるのが難しいと感じた方は、ワイドスクワットにトライしてみましょう。
背中が丸まらないように注意しながら、胸を開くイメージで行いましょう。ダンベルの重さはスクワットが10〜15回できる程度が目安です。
体を上げたときにお尻をキュッと締めるように力を入れ、かかとで床を押しましょう。使っているお尻まわりと内ももの筋肉を意識することもポイントです。
ワイドスクワットはノーマルスクワットと同じく「大腿四頭筋」や「ハムストリングス」のほか、太ももの内側にある「内転筋(ないてんきん)」が 鍛えられます。さらに、股関節の柔軟性を高める効果も期待できるでしょう。
両足を前後に開いた状態でスクワットする「スプリットスクワット」。前に出したほうの足に負荷がかかるため、通常のスクワットよりもさらに効果的に鍛えられるでしょう。
より効果を高めたいなら、両足の幅を広げれば広げて負荷をかけましょう。
回数は慣れてきたら徐々に増やすようにして、はじめは10回からスタートしましょう。
スプリットスクワットでは「大腿四頭筋」「ハムストリングス」「大殿筋」といった、太ももとお尻まわりの筋肉を鍛えられる動きです。体の中でも大きな筋肉が鍛えられるため、体内の筋肉量が増加し、代謝アップにも繋がるでしょう。
イスやテーブルなどを利用して、片足立ちで行うスクワットです。負荷が大きいため、ヒップアップや姿勢改善に効果的。しっかりトレーニングをして効果を得たいという方におすすめです。
難易度:普通
トレーニングするときは、上半身をまっすぐに保ちましょう。おへそあたりに力を入れて、体幹部を意識すると、まっすぐ保つことができますよ。また、前足のかかとは浮かないように、しっかりと地面をプッシュしましょう。
シングルレッグスクワットで主に鍛えられるのは「大腿四頭筋」「ハムストリングス」「内転筋」「脊柱起立筋」です。また、トレーニング中は腹筋に力を入れてバランスをとるため、お腹や腰も鍛えられ、体幹が強化されます。
「ジャンピングスクワット」は、その名のとおりジャンプとスクワットを組み合わせたトレーニングです。有酸素運動にもなるため、脂肪燃焼効果も期待できます。
しゃがむときに息を吸って、ジャンプするときに息を吐きましょう。また、膝への負担を軽減するために、クッション性のあるシューズを履いてトレーニングしてください。
着地の際、あまり深く腰を下ろすと衝撃がかかります。太ももと床が平行になるくらいの深さに留めましょう。
ジャンピングスクワットでは「大腿四頭筋」「大殿筋」のほか、ふくらはぎの「下腿三頭筋(かたいさんとうきん)」が鍛えられるため、ヒップアップやスタイル改善に効果的です。また、「腹直筋(ふくちょくきん)」にも効果的なので、お腹まわりをスッキリさせたい方にもおすすめです。
両足を大きく開いた状態で、左右に重心をかけるトレーニングです。スクワットの多くは正しいフォームを意識することが難しいのですが、こちらの左右に動きがあるスクワットは、スクワットが苦手な方でも取り入れやすいでしょう。
慣れるまではバランスを崩しやすいため、ヨガマットなどを敷いてトレーニングしましょう。さらに負荷をかけたい方は、ダンベルを持ちながらトライしてください。
ラテラルスクワットは「大腿四頭筋」や「内転筋」のほか、お尻の安定に重要な「中臀筋(ちゅうでんきん)」を鍛えるトレーニングです。さらに、ハムストリングやふくらはぎも使うため、下半身全体を強化できるでしょう。
小さな動きで素早く筋肉を鍛えるスクワットです。脚の脂肪燃焼効果が期待できます。
慣れてきたら回数は決めずに、30秒~1分の間でできるだけ多く繰り返すことを意識してトレーニングしましょう。
パルススクワットでは主に「大腿四頭筋」や「大殿筋」が鍛えられます。下半身全体をしっかり鍛えたい、という方におすすめです。
その名の通り、つま先立ちで行うスクワットです。つま先で体全体を支えるという、不安定な状態でスクワットをするため、体幹が鍛えられます。
難易度:難しい
お腹に力を入れて、腹筋で体を支えることを意識してください。視線を斜め下にすると、バランスがとりやすいでしょう。
「大腿四頭筋」「大殿筋」「内転筋」「下腿三頭筋」に加え、インナーマッスルのひとつである「腸腰筋(ちょうようきん)」やお腹の筋肉「腹直筋」も鍛えられます。代謝アップが期待できるため、ダイエットをしたい方や、冷え性やむくみにお悩みの方におすすめです。
ダンベルを使って負荷を上げることで、通常のスクワットよりも高いトレーニング効果が得られます。最初から重いダンベルを使うと、ケガのリスクが高まります。男性は5~10kg、女性であれば2~5kgのダンベルからスタートするとよいでしょう。
ダンベルの重さは徐々に上げていきましょう。最終的には1セットがギリギリ行えるくらいの重さが理想です。
ダンベルスクワットでは「大腿四頭筋」「ハムストリングス」「大殿筋」が鍛えられます。代謝が上がるため、太りにくく痩せやすい体を作る効果が期待できるでしょう。ダイエットをしたい方や下半身の筋力アップしたい方におすすめのスクワットです。
スクワットは、思い立ったらいつでもスタートできるトレーニングです。正しいフォームで行えば、筋力アップやダイエット効果が非常に高くなります。スクワットの種類によって鍛えられる部位や得られる効果も異なるため、ぜひご自身の目的に合ったスクワットにチャレンジしてみてくださいね。
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