首のシワを消すには表情筋ストレッチが有効!シワができる原因と対策方法もご紹介

年齢を重ねると気になる「首のシワ」の原因や関係している筋肉について解説する記事です。シワを解消するストレッチ&マッサージもご紹介しているので、ぜひトライしてみてくださいね。きれいな首元を手に入れて、見た目年齢を若返らせましょう。

首のシワができる4つの原因

ふと鏡を見たときに、「あれ、わたしの首ってこんなにシワがあったっけ…」と驚いた経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。顔にはシワが少ないのに、首のシワだけが目立つなんてことも。まずは、首にシワができてしまう3つの原因を解説します。

①姿勢や生活習慣

何気ない生活習慣が首のシワの原因になっている可能性があります。とくに注意したいのが「姿勢」です。スマホ操作やパソコン作業を長時間続けていると、自然と前かがみで下を向くような姿勢になってしまいます。この姿勢が癖になり首の皮膚がたるむと、シワとして刻まれてしまうのです。

また、前かがみの姿勢は首のシワが深くなるだけでなく、血流悪化によって首の皮膚のくすみや老化にも繋がります。

②首の皮膚の乾燥&紫外線ダメージ

「顔には化粧水や乳液、美容液を塗っている」という方でも、首まではしっかりケアできていないことも。しかし、首の皮膚は非常に薄く、水分を保ちにくいという特徴があります。汗がたまりやすい場所でもあるため、ケアをしないとどんどん乾燥が進みます。また、皮膚が薄くてデリケートなので、日焼けによるダメージも受けやすいです。この乾燥やダメージが積み重なることで、根強いシワになっていきます。

汗をかいたらすぐに拭き取る、保湿を習慣化して乾燥を防ぐ、日焼け止めや日傘の利用などを意識して、ダメージや乾燥を防いでいきましょう。

③表情筋や広頚筋などの筋肉が衰えている

首のシワには皮膚の状態だけでなく、筋肉も大きく関係しています。顔や首のまわりには多くの筋肉がありますが、なかでもあご下から首全体にかけて繋がっている「広頚筋(こうけいきん)」がポイント。広頸筋が衰えてしまうと皮膚がたるみ、シワができてしまいます。また、表情筋の衰えによって生じる頬やあごのたるみも首にシワができる原因のひとつです。エクササイズやマッサージで筋肉を鍛えていきましょう。

④強い摩擦や刺激の強いスキンケア

“モコモコの泡で優しく洗う”は、顔だけでなく首を洗うときにも大切。ボディを洗うようにゴシゴシと摩擦すると、肌にダメージを与えシワの原因になります。また、刺激の強いスキンケアも皮膚にダメージを与えるため要注意です。強い摩擦や合わないスキンケアを避けて、丁寧にケアしていきましょう。

首のシワを改善するために大切な筋肉

ご紹介したように、首のシワには「筋肉の衰え」が大きく関係しています。首のシワを改善するために大切な2つの筋肉についてご紹介します。

表情筋

マスク生活が長引くなかで、多くの方が衰えを実感している「表情筋」。表情筋は、眼輪筋、頬筋、前頭筋、上唇挙筋、大頬骨筋、咬筋、輪筋、笑筋といった30種以上ある顔まわりの筋肉の総称です。笑顔や口の開閉など、顔を動かす役割を担っています。

首表面にある広頸筋(こうけいきん)

聞きなれない名前ですが、「広頸筋(こうけいきん)」はあご下から首全体を繋ぐ筋肉です。首の表側にある筋膜を緊張させ、口角を動かす役割を担っています。筋肉が衰えて筋膜がゆるむと皮膚を支える力が弱まり、シワやたるみの原因になります。

首のシワ改善!まずはストレッチ&マッサージで筋肉をほぐそう

首のシワを改善するためには、正しいスキンケアや皮膚ダメージの回避に加えて、筋肉を鍛えるエクササイズが大切になります。エクササイズの効果を高めるためにも、まずはストレッチ&マッサージで筋肉をほぐしていきましょう。

上を向くだけで簡単!広頚筋を伸ばそう

首のシワを改善するためには、筋肉を鍛えるエクササイズが大切
首のシワを改善するためには、筋肉を鍛えるエクササイズが大切

首表面の筋肉を手軽にほぐしたいなら、上を向くだけのストレッチからスタートしましょう。

まずは、イスに座って(立ったままでもOK)まっすぐに立ちます。このとき猫背やストレートネックにならないよう注意しましょう。鎖骨を両手で上から押さえ、上を向いて首をぐぐっと伸ばしていきます。下唇を引っ張って上唇にかぶせると、さらに広頚筋を伸ばすことができます。

手を使って広頚筋をほぐそう

さらに筋肉にアプローチしたいなら、手を使って広頚筋をほぐしていきましょう。あご先からエラにかけてのラインを人差し指から小指までの4本で往復していきます。顔は下げず、目線は斜め上を見ましょう。強い力を加えず、筋肉を優しくゆるめていきます。

セルフマッサージで表情筋をほぐそう

手を使ったマッサージで、表情筋もほぐしましょう。手をグーにして、頬骨の下にセットします。頬骨からあごにかけてのラインを大きくぐるぐるとマッサージしましょう。皮膚をこすらないように優しく回しましょう。

表情筋と広頚筋(こうけいきん)を鍛えるエクササイズ2選

広頚筋を伸ばして、表情筋を緩める舌出しエクササイズ
広頚筋を伸ばして、表情筋を緩める舌出しエクササイズ

十分に筋肉がほぐれたら、エクササイズで筋肉を鍛えていきましょう。筋肉は何歳からでも鍛えられるもの。ほんの少しの努力で美しい首が手に入りますよ。

①唇を突き出して左右に動かすエクササイズ

唇ごと顔を前に突き出して、顔から首にかけての筋肉を鍛えます。マスクをつけていれば外出先でも行えますね。

■実際に行ってみましょう 

難易度:易しい

  1. 唇をキュッと閉じて、顔ごと前に突き出します。このまま5~10秒キープしましょう。
  2. 唇を突き出したまま、左側にぐっと寄せていきます。左に寄せた状態で5~10秒キープします。
  3. 同じように右側に寄せて、5~10秒キープします。

■唇を突き出して左右に動かすエクササイズのポイント

唇を突き出している間、唇の引き締めをゆるめないようにしましょう。

②簡単な舌出しエクササイズ

広頚筋を伸ばして、表情筋をゆるめる舌出しエクササイズ。舌も首も伸ばして筋肉を刺激しましょう。

■実際に行ってみましょう 

難易度:易しい

  1. 後頭部を後ろに倒し、あごを天井に向けます。喉元の伸びを感じましょう。
  2. あごを持ち上げたまま舌を思いっきり突き出します。舌の根元から先までをしっかり伸ばして10秒キープしましょう。

■簡単な舌出しエクササイズのポイント

後頭部を後ろに倒したときに首の下が痛む場合は、頭を倒しすぎないように注意。筋肉へのアプローチは、あごを突き出す角度で調整しましょう。

首のシワを改善!表情筋&広頚筋を鍛えよう

首は、見た目年齢を決める重要なパーツ。シワがあると老けてみえますが、皮膚がぴんと伸びてくすみもなければとても若々しく見えます。首のシワが気になる方は、ぜひ本記事で紹介したエクササイズにトライ!事前に筋肉をほぐすのもお忘れなく!

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