フィットネスTOP
ウェルネスTOP
ダイエットで効率よく痩せるには、代謝を向上させて消費カロリーを上げることがカギになります。そこでおすすめしたいトレーニングが「スクワット」です。本記事では痩せたい女性向けに、スクワットに期待できるダイエット効果や運動が苦手でもチャレンジしやすいスクワットの方法、消費カロリーをご紹介していきます。
関連記事:スクワットの基礎知識についてまとめた記事はこちら
目次
ダイエットに最適なトレーニング、スクワット。具体的には、以下のようなポイントから「痩せる」「ダイエットやボディメイクに効果がある」と言われています。
スクワットは大腿四頭筋やハムストリングス(大腿二頭筋、半膜様筋、半腱様筋)といった脚の筋肉をまんべんなく鍛えられるトレーニングです。体の大きな筋肉を鍛える基本のトレーニングのひとつで、デッドリフトやベンチプレスといったトレーニング種目と並び「BIG3」と呼ばれます。腹筋や腕立て伏せよりも消費カロリーが高いため、ダイエットを目的としている方は積極的に取り入れていきましょう。
継続することで基礎代謝アップ、日常生活における消費カロリーアップが期待でき、痩せやすい体を目指せます。
スクワットには、美しく痩せるために積極的に取り入れたくなるメリットが詰まっています。
スクワットに期待できるダイエット効果を詳しく見ていきましょう。
スクワットでは、脚の筋肉だけでなくお尻にある大殿筋や胴まわりの腹筋、背筋、さらには腕の筋肉まで鍛えられます。トレーニングを継続すれば効率よく体の筋肉量を増やし、基礎代謝の向上が期待できるでしょう。
ヒップアップ効果を得られるのもスクワットの嬉しいポイント。スクワットを正しいフォームで行うと、美尻につながるお尻の筋肉(大臀筋)を鍛えることができます。太ももが床と平行になるくらいまでしゃがむことで大臀筋をしっかりと使用するので、大きくしゃがむスクワットにトライしてみましょう。
スクワットは脚の筋肉をバランス良く鍛えられるため、美脚効果も期待できます。さらにスクワットの方法によっては、「ワイドスクワットは太ももの内側にある内転筋にアプローチできる」「継続すれば太ももの内側が引き締まり、まっすぐな美脚を目指せる」といったように、狙った部位だけを重点的に鍛えることも可能です。
正しくスクワットを行うと、腹筋や骨盤を支える股関節まわりの筋肉を左右バランス良く鍛えられるのもポイント。骨盤のバランスを整える効果も期待できます。骨盤のズレはぽっこり下腹や腰痛などの原因にもなるため、正しい位置に整えていきましょう。
スクワットで腹筋と背筋をバランス良く鍛えて、体幹を強くすれば、ぽっこりお腹の原因のひとつである反り腰を改善できます。さらに、スクワットで大きい筋肉を鍛えて基礎代謝を向上させると、内臓脂肪を燃焼させる効果も。ぽっこりお腹の解消に一役買います。
ここからは、女性向けに痩せるスクワットをご紹介します。行いやすいものからチャレンジしていきましょう。
ピックアップしたのは、自重で行う方法から負荷をプラスする少しハードな方法まで全5種類。ぜひダイエットの参考にしてくださいね!
足腰を鍛えて美脚に導く基本のスクワットです。フォームが乱れないように注意しながら行いましょう。
難易度:普通
膝がつま先よりも内側に入る、背中が丸まるといったフォームの崩れに注意して背筋をまっすぐ伸ばすイメージで行いましょう。
太ももが床と平行になるまでお尻を引くと、下半身にしっかりと負荷がかかります。辛いときは浅くお尻を引き、無理をしないように気をつけましょう。
ワイドスクワットは基本のスクワットよりも足幅を広くとるスクワット。内ももにある内転筋に効く動きで、ほっそりとした脚を目指したいときにおすすめです。今回はダンベルを使った方法をご紹介します。
背中が丸まらないように注意しながら、胸を開くイメージで行いましょう。ダンベルの重さはスクワットが10〜15回できる程度が目安です。
体を上げたときにお尻をキュッと締めるように力を入れ、かかとで床を押しましょう。使っているお尻まわりと内ももの筋肉を意識することもポイントです。
ゴブレットスクワットはダンベルを使ったトレーニングで、大臀筋や大腿四頭筋を刺激できます。負荷が大きいため十分なトレーニング効果を望めますが、無理をするのは禁物。負担が大きいと感じる場合は無理のない回数に調節して行いましょう。
難易度:難しい
背中が丸まらないように注意して行います。ダンベルの重さはスクワットが10〜15回できる程度が目安です。
下半身全体を意識して、余裕があれば体を上げたときにお尻をキュッと締め、腹筋にも力を入れます。深くしゃがむほど高い負荷がかかるのがポイント。できる範囲の深さで行いましょう。
ドロップタッチスクワットはリズム良く床をタッチするトレーニングです。大臀筋や内転筋に効きます。
手で床をタッチするときに上半身が倒れやすいため、できるだけ上半身を起こすように意識しましょう。スクワット中は呼吸を忘れてしまいやすいため、深い呼吸を心がけましょう。床のタッチが難しいときはできる範囲でかまいません。
ラテラルスクワットはスライドするように片足を開いて重心を外にかけるトレーニング。中殿筋や大腿四頭筋、内転筋に効く動きです。今回はヴァルスライドを使用した方法をご紹介していますが、なくてもかまいません。
お尻と内ももを意識して、背中が丸まらないように注意しながら行います。重心をかけたときに膝が前に出ないように気をつけましょう。足を深く曲げるほど負荷がかかるため、ケガをしないようできる範囲で調節しながら行ってください。
スクワットは消費カロリーが比較的高いと言われますが、どれほどなのでしょうか。計算方法とともにご紹介します。
運動による消費カロリーの計算方法は以下です。
消費カロリー(kcal/h)=体重(kg)×(METs – 1)×時間(h)
体重と運動強度、運動時間から導きます。
METsとは運動強度のことで、国立健康・栄養研究所によるとスクワットの値は5.0です。この数値を当てはめて計算すると、たとえば60kgの方が10分間スクワットをした場合の消費カロリーは約40kcalとなります。
体重60kgの方が10分間運動したときの消費カロリーを運動の種類ごとに計算した表が以下です。ぜひダイエットの参考にしてください。
参考:国立健康・栄養研究所『身体活動のメッツ(METs)表』
せっかくスクワットでダイエットをするなら、結果を出したいもの。痩せるためのコツを押さえて効率よくトレーニングしましょう。
ぜひ、上記のポイントを意識して取り組んでみてください。
たんぱく質は、トレーニングで傷ついた筋肉細胞を修復する役割を担っています。スクワットは体の大きな筋肉を鍛えるため、とくにたんぱく質の補給が大切。積極的にプロテインを活用しましょう。筋肥大を目指している方だけでなく、美しいボディラインを手に入れたい方にとってもプロテインの重要性は変わりません。プロテインを摂取する場合は、運動後45分以内の摂取を目指しましょう。
筋肉を修復・成長させ筋肉量を増やすためには休息の時間も不可欠。スクワットは毎日行わないと効果が出ないわけではなく、やりすぎないこともコツです。
重い負荷をかけてスクワットを行う場合は、週に2~3回の頻度が目安です。器具を使わず自分の体重だけを負荷にするなら毎日行っても良いでしょう。その場合はスクワットのメニューにもよりますが時間なら1分間、回数なら1日に10~15回を3~4セットが目安です。無理をしすぎず、自分に合った負荷やペースで行ってくださいね。
スクワットは、自己流で行わず必ず正しいフォームで行いましょう。フォームが崩れると、狙った部位に効かず効果が半減してしまいます。さらに間違ったフォームを継続すると膝に負担がかかり、ケガにつながるケースもあるため注意しましょう。
スクワットは消費カロリーが比較的高く基礎代謝アップにもつながるため、ダイエットに取り入れると痩せる効果が期待できます。スクワットの種類により鍛えられる部位が少しずつ異なるので、さまざまなバリエーションに挑戦してボディメイクに役立てましょう。スクワットをする際はプロテインの補給、休息、フォームにも気を配り、効率よく理想の体を手に入れてください。
この記事を読んだ人はこちらの記事も読んでいます。
【難易度別】握力を鍛える方法10選!女性にもおすすめの簡単な鍛え方も紹介
【プロ監修】胸筋の鍛え方6選!初心者でもできる胸板を厚くする筋トレを紹介
【プロ監修】最強自重トレーニング5種目!1週間のメニューを紹介
【ベンチなし】大胸筋を鍛えるダンベル筋トレ3選+α!初心者用メニューを紹介
【自宅でカンタン】初心者向けダンベル筋トレメニュー7選!重量選びや使い方も解説
【トレーナー監修】背筋を鍛えるダンベルメニュー5選!ダンベルの適切な重量も紹介
おすすめアイテム