女性におすすめ!内転筋を鍛える太もも痩せ特化の自宅トレーニングメニュー
太ももまわりのお悩み
太ももが気になって細身のパンツスタイルに自信が持てなかったり、脚を露出するスカートを履くのに抵抗がある…というお悩みを持つ女性は多いのではないでしょうか。また、ダイエットで食事制限やトレーニングを頑張っているはずなのに、太もものお肉だけがなぜか落ちない…という方も多いと思います。まずは、太ももまわりがなぜ痩せにくいのか、その原因について紹介していきます。
なぜ太ももが太くなるのか
太ももが太くなってしまう原因は人それぞれですが、主に次のようなことが挙げられます。
- むくみを放置している
- お酒や塩分を過剰に摂取している
- 骨盤が歪んでいる
1つでも当てはまる方は、脚が太くなりやすい生活習慣をしている可能性が高いので、注意が必要です。
むくみを放置している
脚は体の中でも、特にむくみやすい部位ですが、その対処法を知らずに放置している場合があります。そもそもむくみとは、不要な水分や老廃物が溜まってしまう状態のことで、筋肉の衰えや長時間同じ姿勢を取り続けることが原因でむくみが発生しやすくなります。むくみが気になる場合は、適度な運動をすることで体を温め、血流をよくすることが効果的です。
お酒や塩分を過剰に摂取している
お酒や塩分を普段から過剰に摂取していると、体が水分を溜め込むようになるためむくみやすい体になってしまいます。特にお酒を飲みすぎてしまうと、アルコールの代謝に酸素やエネルギーが使用されてしまい、食事の脂質や糖質が分解されず、脂肪がつきやすくなってしまうのです。
脚痩せのためだけでなく、健康的な体づくりのためにも、お酒や塩分はなるべく控えるようにしましょう。
骨盤が歪んでいる
普段の生活のなかで、座る際によく脚を組む方や、立っている際に片脚重心で立つことが多い方などは、骨盤が歪んでしまいがちです。特に、運動不足で筋力が低下している方や、ヒールの高い靴を履くことにより脚や腰に負担がかかってバランスが悪くなる方、そして出産などを通して骨盤が普段の状態から変化している方などはこういった症状に陥りやすいです。骨盤が歪んでしまうと、血液やリンパの流れが悪くなり、体に不要な水分が蓄積されやすくなってしまいます。骨盤の歪みを治すためには普段の姿勢に気をつけるほか、骨盤まわりの筋肉を重点的に鍛えるトレーニングを行うことが大切です。
太もも痩せには、適度なトレーニングが大切
上述したように、太ももをすっきりさせるには運動を取り入れることが大切です。なんとなくランニングや筋トレをするのではなく、太ももを引き締めるために鍛えるべき部分を意識し、シェイプアップしたいと思う部位をしっかりと意識して適切なトレーニングを取り入れていくことが大切です。
今回紹介する、自宅でできるトレーニングでは内転筋を鍛えることができます。内転筋を鍛えることにより、太もものたるみを改善するだけでなく、股関節まわりを強化し運動パフォーマンスを向上させることができるので、日頃の運動にぜひ取り入れてみてください。
筋肉トレーニングをはじめる際に「トレーニングをしたら筋肉がつきすぎて脚が太くなってしまうのでは?」という疑問を持つ方がいらっしゃいますが、女性の場合はあまり心配しなくても大丈夫です。筋肉がつきやすい男性と違い、女性が筋肉質になるにはかなりハードなトレーニングが必要となります。初心者の方はあまり心配せず、自分のペースで運動をはじめてみてください。
太もも痩せにおすすめのトレーニング3選
それでは、太ももを細くするために有効なトレーニングを厳選して3つご紹介します。いずれも自宅で簡単にできるトレーニングなので、自宅で取り入れてみてください。
①サイドスクワット
サイドスクワットは脚痩せには欠かせないトレーニングです。一般的なスクワットの上下運動とは異なり、体を横に移動させることで、日常生活では鍛えにくい筋肉を刺激することが可能です。また太ももだけでなくお尻の引き締めにも効果があります。
実際にトレーニングを行ってみましょう
難易度:普通
- 脚を肩幅に開いた状態で真っ直ぐ立ち、両腕は真っ直ぐに伸ばすか腕の前で組みましょう。
- つま先と膝を正面方向に向けた状態で右脚を一歩横に開き、息を吸いながら右膝を曲げます。
- 右脚にしっかりと体重を乗せ、太ももが床と平行になるくらいまで腰を沈めましょう。
- 息を吐きながら足の裏で床を押し返すように体を持ち上げ、1のポジションに戻します。
- 反対側も同様に行い、左右交互に行いましょう。
サイドスクワットのポイント
曲げた膝がつま先より前に出ないように意識しましょう。
膝を曲げるときは、足の裏が地面から離れないようにするため、お尻を後方に突き出しましょう。
ゆっくりと呼吸を行いましょう。
②レッグアダクション
レッグアダクションはO脚の改善におすすめのメニューです。内転筋全体を広く刺激できるほか、中殿筋などを鍛える効果もあるため、骨盤の矯正効果もあります。寝ながらできるトレーニングですので、自宅でテレビを見ながらでも行うことができます。
実際にトレーニングを行ってみましょう
難易度:普通
- 体の左側が下になるように横向きで寝そべり、左肘をついて頭を支えます。
- 右脚の膝を曲げ、足の裏を腰の前あたりで床につけます。
- 姿勢を安定させたい方は、右手で右足首を掴みましょう。
- 左脚を天井方向に上げて下ろす動作を、リズム良く10〜20回繰り返します。
- 反対側も同様に行いましょう。
レッグアダクションのポイント
体がブレないように、動かしている脚の膝は正面を向いたまま上げるようにしましょう。
脚を上げる際は、かかとから上げていく意識で、勢いをつけずに行いましょう
③ボールアダクション
ボールアダクションは、内ももに直に効いていることが実感しやすいトレーニングです。床に寝そべった状態でできるトレーニングですので気軽に取り入れることができます。内転筋や中殿筋、子宮や腸を支えている骨盤底筋群を鍛える効果が期待できます。柔らかいゴムボールやサッカーボールなど、腰幅よりもひとまわり小さいサイズのボールを準備して行いましょう。クッションや枕を代用して行うこともできます。
実際にトレーニングを行ってみましょう
難易度:易しい
- 仰向けの状態で両膝を立て、脚は腰幅に開きます。
- 膝でボールを挟み、吐く息で腹筋と内腿に力を入れながら両脚でボールを押し潰しましょう。
- 3秒ほどボールを潰した状態をキープし、ゆっくりと戻しましょう。
- この動作を何度か繰り返します。
ボールアダクションのポイント
つま先と膝が天井方向を向くようにしましょう。
脚を閉じている際に、使っている筋肉をしっかりと意識しましょう。
ここまで、太ももが太くなりやすい方の特徴や、その原因、おすすめの太もも痩せトレーニングをご紹介してきました。太もも痩せのためには、日常生活のちょっとしたことに気を遣い、簡単なトレーニングを習慣づけることが大切です。まずは痩せやすい体づくりのために筋肉トレーニングを行いましょう。