スキンケアの見直しは「30代」から。おすすめの方法・順番と基礎化粧品も紹介

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監修者情報

湯浅 道子

湯浅 道子

美容家

大手エステティックサロンで8年勤務しトータル美容を学ぶ。コスメコンシェルジュを取得し、雑誌「Ray」のベスコス選定員の経験も。
さまざまなメディアで、思春期世代から更年期世代までの幅広い美容情報の発信、監修をおこなう。

◼︎資格
日本化粧品検定1級・2級
コスメコンシェルジュ特級
コスメ薬事法管理者
薬機法管理者
景表法検定1級

「スキンケアはしているのに、最近肌の調子が悪い…」。そんなお悩みを抱えていませんか?30代になると、これまでのスキンケアが通用しなくなる場合も。肌に変化を感じたら、スキンケアの見直しをしましょう。

この記事では、30代になったらスキンケアの見直しが必要な理由を解説。また、おすすめのスキンケア方法や基礎化粧品を紹介します。

30代になったらスキンケアの見直しが必要な理由

30代になったらスキンケアの見直しが必要な理由

年齢を重ねると肌も変化します。30代になるとターンオーバーが遅くなったり肌質が変わったりするので、30代に突入したタイミングはスキンケアの見直しどきと言えるでしょう。ここでは、30代になったらスキンケアの見直しが必要な理由を解説します。

ターンオーバーが遅くなるから

ターンオーバーとは、肌の基底層から生まれた肌細胞が、垢となって剥がれ落ちるまでの周期のことです。ターンオーバーの周期は一般的に28日といわれていますが、30代以降は徐々に周期が長くなるといわれています。

ターンオーバーが遅くなると肌に古い細胞が長くとどまることになるため、毛穴がつまったり肌がくすんで見えたりすることが増えるでしょう。また、メラニンの排出が滞るとニキビ跡やシミに悩むことも。20代のころと同じスキンケアをしていると、肌悩みが気になりがちです。

肌質が変化するから

20代まではニキビや毛穴の悩みが目立ちますが、30代以降はシミやたるみなどの悩みが多くなってくるでしょう。

また、肌質の変化は肌のバリア機能の低下によっても起こります。肌には乾燥などのダメージから自身を守るバリア機能が備わっていますが、30代くらいになるとそれまで蓄積されてきた紫外線のダメージや水分・油分の減少により、バリア機能が低下しやすくなります。その結果、ちょっとした刺激で肌が調子を崩しやすくなってしまうのです。

水分量や皮脂の分泌量が低下するから

30代になると、肌の水分量や皮脂の分泌量も低下します。

肌の水分量が一番多いのは赤ちゃんのときです。30代になると、赤ちゃんのときに比べて4割ほど水分量が減少するといわれています。そのため、30代になると肌のうるおいが失われ、乾燥しやすくなるのです。

皮脂の分泌がもっとも多いのは20代といわれており、このころはオイリー肌やニキビに悩む人が多いでしょう。しかし、皮脂の分泌量も30代になると落ち着いてきて、肌が乾燥しやすくなります。

30代におすすめのスキンケア方法

ここまで、30代になると肌質が変化するということを説明してきました。30代になってもうつくしい肌をキープするには、肌質の変化に合わせてスキンケアを変えることが重要になります。ここでは、30代におすすめのスキンケア方法を紹介します。

肌の皮脂や水分を落としすぎない洗顔を行う

30代になると、肌の皮脂や水分が減少するといわれています。ただでさえ不足しがちな油分と水分を余計に奪わないよう、洗顔では「落としすぎ」に注意しましょう。

油分と水分を落としすぎないためには、洗浄力の強いさっぱりタイプの洗顔料ではなく、うるおいを残して洗ってくれるタイプの洗顔料を選ぶのがおすすめです。保湿成分が配合された洗顔料を選ぶのもよいでしょう。

また、洗顔をする際に顔をゴシゴシこするのはNG。洗顔料をネットなどでよく泡立て、泡が手と肌の間でクッションになるようにして優しく洗います。すすぐときはお湯ではなくぬるま湯を使いましょう。

保湿を重視してスキンケアをする

30代になると、20代のころと比べて肌のうるおいが不足しがちです。肌のうるおいが不足すると、肌のカサつきやハリ不足、乾燥小じわなどさまざまな肌トラブルが起こりやすくなります。また、乾燥すると肌のバリア機能が低下するので、刺激を感じやすくなったり肌が弱くなったりする可能性もあります。

乾燥による肌トラブルを防ぐには、保湿を重視したスキンケアが大切です。20代まではさっぱり感を重視していた方も、保湿力の高い基礎化粧品を選んだ方がよいかもしれません。

そのうえで、化粧水・美容液・乳液、また必要に応じてクリームやパックなどを使い、しっかり保湿をしましょう。

関連記事:肌のキメを整えるためのスキンケアについてまとめた記事はこちら

美容液を使う

美容液とは、保湿が主目的の化粧水や乳液とは異なり、特定の美容成分で肌悩みにアプローチする目的で使うアイテムです。

例えば、20代までは化粧水と乳液だけで問題なかったのに、30代になってハリ不足が気になってきた…という場合は、肌にハリを与える美容液を使うのがおすすめです。肌悩みに合わせた美容液を取り入れてみましょう。

常に紫外線対策をする

紫外線対策は年代関係なく重要ですが、30代以降は特に注意が必要です。

30代になると肌のターンオーバーが遅くなるので、紫外線を浴びるとメラニン色素が肌に定着しやすくなります。

また、肌のバリア機能が低下していると紫外線のダメージを受けやすくなり、さまざまな肌トラブルを起こす可能性があります。

30代向けのスキンケアの順番とおすすめ基礎化粧品

スキンケアの見直しといっても、どうすればよいか迷う人はいるでしょう。ここからは、30代向けのスキンケアの順番とおすすめの基礎化粧品を紹介します。手順と使うアイテムは以下の通りです。

  1. クレンジング
  2. マッサージ
  3. 化粧水
  4. 美容液
  5. 保湿

使うアイテムの順番は商品が推奨する方法によって変わるので、実際に使う商品の説明をよく読んで順番を決めてくださいね。

1.クレンジング

クレンジングでは皮脂や水分を奪いすぎないよう、うるおいを残して洗ってくれるタイプのクレンジング材を使いましょう。洗うときは皮脂の多いTゾーンから洗いはじめ、続いて頬、目、口へとクレンジング材を広げていきます。ゴシゴシこすらず、優しく円を描くように洗うのがコツです。落とすときはまず少量の水でクレンジング材を乳化させると、すっきり落とせますよ。すすぎにはお湯ではなくぬるま湯を使いましょう。

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「DUOクレンジングバーム」は、クレンジング・洗顔・角質ケア・マッサージ・トリートメントの5つの機能を備えたオールインワンのクレンジングバームで、忙しい日常でも手軽にスキンケアが可能です。

固形バームを手に取ると肌へ密着するようにとろけ、毛穴や黒ずみ汚れをしっかり除去し透明感のある肌へ導きます。洗い上がりのしっとり感とツッパリ感のない仕上がりは、口コミで高評価を得ているのも納得です。W洗顔不要でまつエクOKなのもうれしいポイント。

合成香料やアルコール、パラベン、鉱物油、合成着色料を含まない無添加設計なので、敏感肌の方も使えるでしょう。

関連記事:DUOクレンジングバームの詳細レビューはこちら

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2.マッサージ

顔の血行が悪いと、肌がくすんで見えたりターンオーバーが乱れたりしがち。特に年齢を重ねるとくすみやターンオーバーの乱れが気になりやすくなるので、予防としてマッサージを行い、血行を促進するのがおすすめです。

顔の中心から外側に向かって円を描くように、優しくマッサージしましょう。頬や口角を引き上げるイメージで行います。ただ、肌に摩擦を加えるのはNGです。湯舟に浸かりながら行うか、マッサージクリームなどを使用してくださいね。

ELIXIR シュペリエル フェースエフェクト マッサージクリーム

「ELIXIR シュペリエル フェースエフェクト マッサージクリーム」は、生き生きとしたハリ肌に導くマッサージクリームです。化粧水のあとにさくらんぼ1個分を手に取ってマッサージすることで、肌にハリやつやを与え、すっきり引き締まった印象に近づけます。

ハリ肌に導くポイントは、水溶性コラーゲン加水分解エラスチン。どちらも、通常のコラーゲンやエラスチンより肌へ浸透※しやすく、しっかりと保湿してくれます。使用後は肌がもっちりするのを感じられるでしょう。

こっくりしたテクスチャーですが、体温でするっと溶けてやわらかくなります。乳液などでマッサージをすると途中で滑りの悪さを感じる方でも、このクリームなら最後まで快適にマッサージできるでしょう。

※角質層まで

3.化粧水

クレンジング後やお風呂上りの肌は乾燥しやすい無防備な状態です。なるべく早く化粧水を塗りましょう。化粧水を塗るときは肌を叩くのではなく、優しく広げて押し込むようになじませます。コットンを使うときは、コットンがひたひたになるくらい化粧水をしみこませましょう。

化粧水が少ないと、コットンの摩擦が肌へ負担をかけてしまいます。乾燥が気になる場合は、コットンに化粧水をしみこませて数分間パックするのもおすすめです。

FANCL エンリッチプラス化粧液II

「FANCL エンリッチプラス化粧液II」は、しわ改善有効成分であるナイアシンアミドを配合した薬用化粧水です。肌の真皮にはコラーゲンやエラスチンを生み出す線維芽細胞があり、ナイアシンアミドは線維芽細胞の合成を促すことでコラーゲンの量を増やし、しわを改善するのです。

そのほか、この化粧水は独自のトリプルハリ肌成分(加水分解コラーゲン液-4、エクトイン、メマツヨイグサ抽出液)を含み、弾力あるハリ肌へ導きます。

また「速攻型エクトインカプセル」という高浸透技術を採用し、肌の角層まで素早く効果的に成分を届けます。さらにシソ葉エキスやスイートピー花エキスを追加配合し、肌を乾燥や摩擦から守りうるおいをキープしてくれる効果も期待できるでしょう。

4.美容液

美容液は化粧水の後、乳液やクリームの前につけるのが一般的です。適量を手に取り、化粧水と同様に優しく押し込むようになじませます。美容液は価格が高めなこともあり顔の一部にだけ使う方もいますが、効果をしっかり感じたい方は顔全体に使うのがおすすめです。

美容液には肌を保湿するセラミドが入ったものや美白効果のあるビタミンC誘導体入りのものなどさまざまな種類があるので、肌の状態に合わせて選びましょう。

関連記事:30代におすすめの美容液についてまとめた記事はこちら

オルナ オーガニック美容液

「オルナ オーガニック美容液」は、新世代ビタミンC誘導体「APPS」を配合した美容液です。APPSは従来のビタミンC誘導体より浸透しやすく、肌の角質まで届いてくすみ※や毛穴をケアします。

また、セラミド3種、コラーゲン3種、ヒアルロン酸4種のトリプル保湿成分を配合しているため、保湿ケアも可能です。くすみや毛穴が気になっている方はもちろん、乾燥や乾燥によるハリ不足に悩んでいる方にもおすすめの美容液です。ビタミンCの効果を活かしながら、肌にうるおいを与え健康的な肌に導きます。

さらに、オーガニック認証成分をたっぷり配合し無添加設計にこだわり、敏感肌にも優しい使用感となっています。

※乾燥によるもの

5.保湿

化粧水と美容液のあとは、乳液やクリームでうるおいを閉じ込めましょう。適量を手に広げ、ハンドプレスでじっくりなじませます。乳液とクリームを分ける明確な基準はありませんが、乳液は水分の割合が多めで、クリームは油分の割合が多めです。

乾燥がそこまで気にならないときは乳液、乾燥が気になるときはクリーム、または乳液・クリームのダブル使いなど、肌のコンディションによって使い分けましょう。

ELIXIR WHITE ブライトニングエマルジョンWT

「ELIXIR WHITE ブライトニングエマルジョンWT」は、光をきれいに反射する肌に整える「ブライトリフレクト処方」を採用した、肌に透明感とハリを与えてくれる薬用美白乳液です。シミも乾燥も気になる大人の肌悩みにおすすめしたい乳液です。

美白有効成分としては4MSK(4-メトキシサリチル酸カリウム塩)を配合。シミのもととなるメラニンの生成を抑えます。

保湿成分としてはディープモイストインCP(メリロートエキス、グリセリン)、コラーゲンGL(水溶性コラーゲン、グリセリン)を配合し、ふっくらしたハリを与え、乾燥による小じわを目立たなくします(※効能評価試験済み)。

30代のスキンケアの見直しに関するQ&A

30代になりスキンケアを見直すにあたって、さまざまな疑問が出てくるでしょう。そこでここでは、おすすめのプチプラ商品や肌をきれいにする方法など、よくある疑問にお答えします。

30代のスキンケアにおすすめのプチプラ商品は?

30代のスキンケアにおすすめしたいプチプラ商品は「アテニア スキンクリアクレンズオイル」です。

30代になってくると、20代のころには気にならなかった肌のくすみが気になってくる方は多いですよね。このクレンジングオイルは、メイクを落としながらくすみ(古い角質の蓄積で肌がくすんで見える状態)もケアしてくれます。

また、保湿ケア成分や毛穴ケア成分も配合しており、幅広い肌悩みにアプローチできます。

肌をきれいにしたいときはどうしたらいい?

肌をきれいにしたいなら、日々の生活のなかで以下のポイントを意識しましょう。

  • 紫外線対策をする
  • 適度に運動する
  • 入浴の習慣をつける
  • バランスのよい食事を摂る
  • 質のよい睡眠を取る

また、年齢を重ねて変わってきた肌に合わせて、スキンケアの見直しも大切です。

詳しくは以下の記事で解説しています。

関連記事:30代が肌をきれいにする方法についてまとめた記事はこちら

30代突入を機にスキンケアを見直してみよう

30代になると、20代のころと比べて肌のターンオーバーが遅くなったり肌質が変わったりします。その影響で、これまで通りのスキンケアでは肌の調子を保てなくなることも。

年齢を重ねてきて「肌の調子がよくないかも」と思ったら、スキンケアを見直してみましょう。30代以降は、不足しがちな水分と油分を奪わず、しっかりと保湿をすることが大切です。また、肌悩みに特化した美容液も活用すると、うつくしい肌をキープできるでしょう。

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