白髪が気になりはじめたけれど、美容院でのカラーリングは時間もコストもかかる…。そんな悩みを抱える方にぴったりなのが、自宅で手軽に使えるカラートリートメントです。
より効果的に染めるためには、いくつかのコツを押さえることが大切です。本記事では、カラートリートメントをしっかり染めるためのポイントや正しい使用方法について詳しく解説します。
【結論】カラートリートメントをよく染めるには工夫が重要
カラートリートメントをよく染めるために気を付けるべきポイントを解説します。
以下を参考に、ヘアケアアイテムの見直しや、普段の使用方法の見直しをしてみましょう。
シリコン入りのシャンプーやコンディショナーは使わない
カラートリートメントを使う場合は、シリコン入りのシャンプーやコンディショナーと一緒に使わないようにしましょう。シリコン入りの商品を使用すると髪の毛をコーティングしてしまうため、カラートリートメントの染料が入りにくくなってしまいます。
効果を実感するためにも、カラートリートメントを使うときは、ノンシリコンのものを使用しましょう。
整髪料を落としてから使用する
カラートリートメントを使う前に、必ず整髪料を落とすようにしましょう。スタイリング剤が髪についていると、成分が髪に浸透せず染まりにくくなります。特に根元はもともと染まりにくいので、念入りにシャンプーしてから、カラートリートメントを付けるようにしましょう。
もちろん、シャンプーが残っているのもよくないので、すすぎもしっかり行ってください。
放置時間を調整する
カラートリートメントの放置時間を説明書通りに行ってもうまく染まらない場合は、より長く放置するとよく染まる場合があります。
長ければ長いほどよいというわけではありませんが、30分～1時間を目安にしている商品もあります。放置時間を長くする際は、頭皮の状態に変化がないか確認しながら、少しずつ調節してみてください。
使用後はお湯で流す
一般的にはカラートリートメントをした後はシャンプーで流しますが、染まりにくい人はお湯で流すだけの方が色持ちがよくなる場合があります。シャンプーはせずにお湯でよく流して様子を見てみましょう。
ただし、カラートリートメントが頭部に残っていると、タオルが汚れたり頭皮がかゆくなったりすることも。生え際や耳裏などもしっかりすすいで洗い流すようにしてくださいね。
カラートリートメントをよく染めるための5つのコツ
カラートリートメントをよく染めるために、以下の5つのコツを取り入れてみてください。
- 乾いた髪に使用する
- 髪全体をブロッキングする
- 根元の量は多めに使用する
- カラートリートメントを塗った後に温める
- 毎日継続して使用する
それぞれ詳しく解説していきます。
乾いた髪に使用する
カラートリートメントを濡れた髪に使ってあまり染まらなかった場合は、乾いた髪に試してみましょう。濡れた髪では水分が膜を作り、染料が定着しにくくなることがあります。髪の水分が少ない方が染まりやすいことが多いため、濡れた髪でしか試したことがない方は乾いた髪で一度試してみるのもひとつの手です。
髪全体をブロッキングする
カラートリートメントを塗る際は、髪を小分けにブロッキングすることで均一に塗りやすくなります。特に白髪が目立つ根元や耳まわりまでしっかり塗ることができるので、ムラが防ぎやすくなります。
後頭部を含めて髪を4つほどにブロッキングしてからカラートリートメントを塗ると、仕上がりがより均一になります。
根元の量は多めに使用する
カラートリートメントの公式サイトや説明書に記載されている適量では染まりにくいこともあります。特にはじめて使用する際は、白髪が隠れるくらいたっぷりと塗布するのがポイントです。
まず根元にしっかり塗り、毛先に向かって広げていくことで、均一に染めることができます。また、根元を重点的に塗ることで、髪の成長によって色が抜けるペースを抑えやすくなります。これは、根元部分が髪の成長や摩擦の影響を受けにくい部分であるため、色がしっかりと留まりやすいからです。
さらに、根元を丁寧に染めることで全体的な仕上がりの美しさにもつながります。長持ちさせるためにも、最初の塗布時に根元を重点的に染めることを意識しましょう。
カラートリートメントを塗った後に温める
カラートリートメントを塗った後に髪を温めると、染料が髪に浸透しやすくなります。髪全体をシャワーキャップやラップでくるみながら、
ぬるめのお湯に浸かってトリートメントをゆっくり浸透させるのがおすすめです。半身浴にもなり、体の芯から温まることができるので一石二鳥ですよ。
毎日継続して使用する
カラートリートメントを使いはじめたら、白髪が着色するまで毎日使用しましょう。
連日使うことで色が髪の内部まで浸透しやすくなります。白髪が目立たなくなった後は、間隔を空けても問題ありません。毎日髪の色をよく観察して着色しているか確認し、適宜使用頻度を調整してみてください。
そもそも白髪染めカラートリートメントとは？
一般的な白髪染めとは異なり、カラートリートメントはベースがトリートメントになっているため、髪を染めながら同時にケアもできる点が大きな特徴です。また、自宅で入浴する際に手軽に白髪染めができることもメリットのひとつです。
ただし、カラートリートメントは髪色を明るくすることはできません。あくまでトリートメントとしての機能を保ちながら、白髪を自然に目立たなくさせるものと認識しておきましょう。
関連記事：カラートリートメントについて詳しく解説した記事はこちら
白髪染めカラートリートメントの正しい使い方
カラートリートメントを効果的に使用するためには、事前の準備が重要です。まず、シャンプーで髪の汚れや皮脂をしっかり取り除きましょう。その後、髪をよくすすいでからタオルドライをして、余分な水分を取り除いておきます。
次に、白髪が目立つ箇所からカラートリートメントを塗布していきます。はじめて使う場合はたっぷり塗ることをおすすめします。また、根元部分には多めに塗布しましょう。その後、髪全体に均一に馴染ませていきます。放置時間は髪質や染まり具合に応じて調整します。
トリートメントを洗い流す際は、色水が出なくなるまでしっかりとすすぎます。洗い流した後はタオルドライをして普段のヘアケアを行いましょう。最後に、髪をドライヤーでしっかり乾かせば完了です。
関連記事：カラートリートメントの正しい使い方を詳しく解説した記事はこちら
おすすめの白髪染めカラートリートメント3選
ここでは、白髪をしっかりカバーしつつ髪のケアもできる、おすすめのカラートリートメントを3つご紹介します。
KAMIKAカラートリートメント
KAMIKAカラートリートメントは、白髪を染めるだけでなく、傷んだ髪をケアできる商品です。
キューティクルを開くような強い染料は使用せず、髪の表面に結合して美しく発色する塩基性染料を採用しているため、髪や頭皮に優しいのが特徴です。特に傷んだ髪には染料がより吸着しやすく、ケア効果も高まります。
毎日使えるほどマイルドな使い心地で、少しずつ色を重ねることで自然な仕上がりになります。さらに、ボタニカルエキスや9種の海の恵みエキス、ハチミツ＆植物幹細胞エキスが配合されており、髪に滑らかな手触りとうるおいを与えてくれます。
- KAMIKAカラートリートメント
- KAMIKA
利尻ヘアカラートリートメント
利尻ヘアカラートリートメントは、敏感肌の女性でも安心して使える白髪染めカラートリートメントです。頭皮に優しい利尻昆布エキスと、28種類の天然由来植物エキスを配合。髪にうるおいを与えながらダメージを修復し、しっとりとした艶やかな髪に仕上げます。
無添加で安心して使用できる点も人気の理由です。1回目の使用からきれいに染まりやすく、なかなか髪色が変わらず悩んでいる方にもおすすめできます。4色のカラーバリエーションがあり、自分にぴったりの色が選びやすいのも嬉しいポイント。
- 利尻カラートリートメント
- 自然派club サスティ
HANAオーガニックカラーコンディショナー
HANAオーガニックカラーコンディショナーは、多くの白髪染めに含まれる過酸化水素やジアミン系カラー成分を使用していません。髪や頭皮への負担を極力抑え、メイクと同じカラー成分であるHC染料と塩基性染料を配合しているため、メイク感覚で気になる白髪を自然にカバーできます。
さらに、植物由来のコンディショニング成分に加え、頭皮環境を整える8種のハーブやそのほかの天然由来成分を配合。髪色を変えながらも、髪と頭皮を健やかに保つことができます。
ポチップ
関連記事：ヘアカラートリートメントおすすめ商品について詳しく紹介している記事はこちら
カラートリートメントに関するQ＆A
カラートリートメントが向いていない人の特徴は？
頭皮が敏感な方や、トリートメントに含まれる成分にアレルギーがある方は、カラートリートメントの使用を避けた方がよいでしょう。肌が弱い方は、事前にパッチテストを行うのがおすすめ。
使用中に頭皮に違和感や刺激を感じた場合は、すぐに使用を中止し、医療機関に相談しましょう。
より詳しく知りたい方は、以下の関連記事も参考にしてください。
カラートリートメントはシャンプー前に実施するべき？
カラートリートメントは、シャンプーをした後に行うのが効果的です。髪に汚れや整髪料が残っていると、カラートリートメントがうまく着色しないことがあります。そのため、まずはシャンプーで髪の汚れをしっかり取り除きましょう。
シャンプー後は、タオルで髪の水分をしっかり拭き取ってからカラートリートメントを付けてください。塗布した後は、適切な時間を守って放置し、その後しっかりと洗い流すことが重要です。
セルフカラートリートメントはどのように使用する？
セルフカラートリートメントは、次の手順で行いましょう。
- シャンプーで髪の汚れをしっかり取る
- 白髪が目立つ箇所からトリートメントを塗布する
- 髪全体に均一に馴染ませる
- 指定の時間放置し、色水が出なくなるまでしっかり洗い流す
- タオルドライ後にヘアケアを行う
- 最後に、髪をドライヤーでしっかり乾かす
カラートリートメントを効果的に使って、しっかり染めよう
カラートリートメントで思うように髪が染まらない方は、自分の髪に合った効果的なコツを試してみましょう。シリコン系のシャンプーは避け、整髪料や汚れをしっかり落としてから塗布するのがポイントです。
塗布する際は、髪全体に均一に広げ、特に根元にしっかりと塗るようにしましょう。染まり具合を良くするためには、放置時間を説明書より少し長めに取るのも効果的です。また、はじめて使用する場合は、1回だけで満足のいく仕上がりにならないこともあるため、焦らず継続的に使用しましょう。
日々使用を重ねることで、徐々に髪色が自然に馴染んでいきます。特に白髪を目立たなくしたい場合は、最初は毎日使うことをおすすめします。理想の髪色に近づいたら、使用頻度を調整しながら、美しい髪色を長く保ちましょう。
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