ピラティスが向いている人の共通点は5つ!当てはまる人は早速トライしてみよう
監修者情報
柴田 直樹
トルチャインストラクター
株式会社ティップネス勤務。
入社後、店舗マネージャーとしてジムの運営やトレーナー育成に携わりながら、自身もパーソナルトレーナー、スタジオインストラクター、企業フィットネス講師として活動。
現在はオンラインフィットネス「トルチャ」の事業運営に従事。
◼︎資格
・NESTA認定-PFT
・NESTA認定-クラブマネジメントスペシャリスト
・NESTA認定-メンタルフィットネストレーナー
・中学・高等学校教諭一種免許状(保健体育)
・食コンディショニングトレーナー
・栄養コンシェルジュ®︎1ッ星
・一般社団法人 日本美腸協会 美腸プランナー®︎
ピラティスが向いている人の特徴
「ピラティスは難しそうだから、向いている人が限られているのでは」と心配している方はいるかもしれませんが、ピラティスは運動初心者から上級者までさまざまな人に向いています。ピラティスが向いている人の特徴は以下の通りです。
正しい姿勢を維持したい人
ピラティスでは、姿勢を支える体幹のインナーマッスルを鍛えることが可能です。インナーマッスルを鍛えると、正しい姿勢を保持しやすくなります。また、ピラティスには体の歪みを整える効果も期待できます。これらの理由から、ピラティスは姿勢改善に効果的であり、正しい姿勢を維持したい人に向いているといえます。
運動経験が少ない人
ピラティスは筋肉を大きく動かす動作ではないため、筋トレに比べると精神的なハードルが低いといえます。また、姿勢を保持する動作が多いため、正しいフォームが身につきやすいという特徴もあります。そのため、ピラティスは運動経験が少なく激しい運動に抵抗があったり正しいフォームでできるか不安があったりする人にも向いているといえるでしょう。
体を引き締めたい人
ピラティスは、体の歪みを整えながらインナーマッスルを鍛えるのに適したエクササイズです。体の歪みを整えてインナーマッスルを鍛えると、体全体が引き締まりやすくなります。鍛えられるのは主に内側の筋肉なので、ボディビルダーのような筋骨隆々な見た目になることはありません。ピラティスは、女性らしいしなやかな体を目指す方にぴったりです。
ケガなどで体に制限がある人
ピラティスはリハビリが起源であり、戦争で負傷した戦士のリハビリとして使われてきました。体の動きや運動強度に制限がある方でも、できる範囲で調整して行いやすいエクササイズです。そのため、「ケガや病気で療養中だけど運動はしたい」という方にも向いています。ただし、体に制限がある場合は医師の指示を守って行いましょう。
肩こり・腰痛などを改善したい人
肩こりや腰痛は、猫背や反り腰といった悪い姿勢が原因である場合も多いです。ピラティスをすると体幹のインナーマッスルが鍛えられて姿勢の改善が見込めるので、肩こりや腰痛も改善する可能性があります。また、体幹を鍛えることで筋肉で腰まわりをしっかり支えられるようになり、腰痛が起きにくくなる効果も期待できます。
ピラティスが向いていない人の特徴
ここまではピラティスが向いている人の特徴を解説してきましたが、「ピラティスが向いていない人はいるの?」と気になっている方はいるでしょう。そこでここからは、ピラティスが向いていない人の特徴を紹介します。
短期間での成果を求めている人
ピラティスは、体の柔軟性向上やインナーマッスルの強化がメインの運動です。繰り返し行うことで体を引き締めたり歪みを矯正したりする効果が期待できる一方、1回あたりの消費カロリーはそこまで多くありません。数回行っただけでは筋肉量が増えたり痩せたりしないので、即効性のあるダイエットを求めている方には向いていないでしょう。
体調に不安のある人
運動に制限がある人でも取り入れやすいのがピラティスの利点ですが、明らかな体調不良やケガをした状態で行うのは悪化の可能性があるためNGです。持病がある方は、健康のためにあらかじめ医師の診断を受けましょう。ピラティススタジオのカウンセリングで持病について聞かれることも多いです。黙って入会すると店舗側で責任が取れなくなってしまうため、持病がある場合は正確に伝えることが大切です。
トレーニングで体を追い込みたい人
「運動をするならとにかく激しく追い込みたい!」というタイプの方もいるでしょう。しかし、ピラティスは基本的にゆったりした動作で行うため、トレーニングのように追い込む要素がありません。体を追い込みたい方は、ピラティスで柔軟性を高めつつ追加で筋トレなども行うと体が変わりやすくなるのでおすすめです。
ピラティスで効果を得るためのコツ
ピラティスで効果を得るためのコツは基本的にほかのトレーニングと一緒で、「正しいフォームで実践すること」「継続できるスケジュールを組むこと」の2つです。
ピラティスでは、体の歪みを整えることが重要になります。正しい動作や動かす部位を意識して行わないと、効果を十分に得られません。それどころかますます体が歪んで逆効果になる場合も。トレーナーにチェックしてもらったり鏡を見たりして、正しいフォームで実践しましょう。
また、効果を得るには継続も大切です。「週に2回はピラティスに通う」など、自分が続けやすいスケジュールを組みましょう。
【初心者必見】ピラティススタジオおすすめ5選
ピラティスを始めようと思っても、ピラティススタジオはたくさんあるのでどこを選べばよいか迷いますよね。そのような方のために、おすすめのピラティススタジオを厳選しました。
ピラティススタジオ | zen place pilates | the SILK(シルク) | CLUB PILATES | ピラティスジム1to1 | WECLE(ウィークル) |
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おすすめポイント | ・すべてのスタジオにマシンを多数配置 ・インストラクターがハイレベル ・レッスンが充実 | ・マシン専門 ・ 女性専用なので安心できる ・駅からアクセスしやすい ・音楽に合わせて楽しくトレーニングできる | ・マシンラインナップが充実している ・初級~上級まで対応した幅広いレベルのレッスンを提供している | ・完全オーダーメイドメニューを提供 ・完全個室で人目が気にならない ・パーソナルトレーナーが食事プランも提案してくれる | ・予約不要・着替え不要・通い放題で気軽に通える ・セミパーソナル形式でトレーナーのアドバイスをもらいやすい |
料金形態 | ・入会金:22,000円〜33,000円 ・ マットグループ【月4】 グレード01:10,450円/月 ※トレーニング回数等により異なる | ・入会金+事務手数料:11,000円 ・スタンダート4コース:15,070円/月 ※トレーニング回数等により異なる | ・入会金:5,500円 ・月4回コース:11,990円/月〜 ※トレーニング回数等により異なる | ・入会金:無料 ・60分コース:1回9,900円 ※トレーニング時間等により異なる | ・入会金+事務手数料:16,500円 ・ベーシック+プラン:12,980円/月〜 ※トレーニング回数等により異なる |
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
ピラティスとヨガどちらがおすすめ?
ピラティスはエクササイズの手法として考案され、負傷した兵士の体力回復やリハビリとして行われてきた背景があります。体の柔軟性を高めつつインナーマッスルを鍛えられるので、体を健康的に変えたい方におすすめです。
一方、ヨガは古代インドにおける仏教やヒンドゥー教の修行が起源となっています。体を鍛えるというより、呼吸や瞑想によって心身を整えるのが目的です。そのため、ヨガは心身をリラックスさせて精神を安定させたい方におすすめといえます。
ピラティスについてよくある質問
ピラティスに興味があっても「マットとマシンはどちらがいい?」「どんな体型でも実践できる?」といった不明点があって挑戦できずにいる方はいるでしょう。そこでここからは、ピラティスについてよくある疑問にお答えします。
マットとマシンはどちらがいい?
ピラティススタジオの費用は、マットよりマシンの方が高くなる傾向にあります。費用を抑えつつ体を動かしたい場合は、マットピラティスを選ぶとよいでしょう。
ただ、マシンピラティスには体を動かす軌道がある程度決まっているため正しいフォームを身につけやすいという利点があります。正しいフォームを身につけて効果を最大化したい場合はマシンピラティスがおすすめです。
どんな体型でも実践できる?
「太っている人でもピラティスはできるの?」と不安に感じている方もいるかもしれません。結論からいうと、ピラティスはどのような体型の方でも実践できます。ただし、運動不足の状態でいきなり始めると筋肉や関節を痛める可能性があるため注意が必要です。特に体重がある方は関節に負担がかかりやすいので、負荷を調整して行いましょう。
ピラティスが向いている人は多い!気になるならトライしてみよう
ピラティスは、正しい姿勢を維持したい人や運動経験が少ない人など、さまざまな方に向いています。「運動初心者には向いていないのでは」と感じている方はいるかもしれませんが、実は運動初心者の方にこそおすすめしたいエクササイズなのです。
ただし、短期間で成果を出したい人やトレーニングで体を追い込みたい方には物足りないでしょう。また、体調不良やケガをしている状態でのピラティスもNGです。
あまり追い込まずにじっくり体を変えていきたい方は、ぜひピラティスにトライしてみてくださいね。