日本テレビの現役アナウンサーとして多くの番組に出演しながら、ヨガインストラクターの資格を取得した後藤晴菜アナウンサー。この冬、トルチャでヨガレッスンを担当することになり、インストラクターとしても活躍されています！今回のインタビューでは、後藤アナウンサーがヨガに出会ったきっかけや、ヨガの魅力、トルチャで担当しているレッスンについてお話を伺っていきます。
ヨガジャーナル主催 Yoga People Award「ベスト・オブ・ヨギー」受賞
ヨガジャーナル主催の2023年度「Yoga People Award」において、ヨガカルチャーを日本に広め多大なる貢献と圧倒的な影響を与えた人物として選出される「ベスト・オブ・ヨギー」。
今年は、オンラインフィットネス『トルチャ』のイメージキャラクターおよびインストラクターを務める、日本テレビ後藤晴菜アナウンサーが受賞し、4月14日（金）「オーガニックライフTOKYO」のレセプションパーティー内にて授賞式が行われました。詳細については【後藤晴菜の晴ればれLife vol.19】「ベストオブヨギ2023」受賞！ヨガと向き合った2年間を振り返る をご覧ください。
torcia（トルチャ）でヨガインストラクターとしても活躍する後藤晴菜先生をご紹介！
━━まずは自己紹介をお願いします。
日本テレビアナウンサーの後藤晴菜です。2013年入社で、もうすぐ丸9年目になります。
━━2021年12月より、講師としてヨガを教える『後藤晴菜と一緒にかんたんヨガ』が始まりました。このプログラムはどのような内容なのでしょうか？
決まったテーマのレッスンではないため、毎回レッスンごとにテーマを決めて行っています。私自身がまだインストラクターとして初心者なので、ヨガがはじめての方も一緒に楽しんでもらえたら嬉しいなと思っていますし、一緒に成長するというとおこがましいですが…一緒にやっていけたらと思っています！
元陸上部で、運動が好きだった学生時代
━━運動歴についてお伺いします。
体を動かすことはもともと好きで、高校までは陸上をやっていました。
━━陸上部だったんですね。今もランニングをすることはありますか？
陸上部ではただ走ることしかしていませんでしたが（笑）、2年前まではよく走っていましたね。今はもっぱらヨガです。はじめは習い事として出会ったヨガですが、資格をとったことで引き出しが増えたので、ヨガのほうが体のコンディションに合わせた動かし方ができるなと感じています。
アナウンサーを目指したきっかけはスポーツ
━━運動好きで陸上をやっていた晴菜さんが、アナウンサーを目指したきっかけは？
昔から、スポーツを見ることも、自分でやることも好きだったのですが、いつしかスポーツの魅力を伝えられる立場になりたいと思ったことがきっかけです。ゆくゆくはオリンピックなどを通して、世界で活躍するアスリートの成長過程を伝えるようになりたいですね。
━━晴菜さんにとって、スポーツは特別なものなのですね。
はい、そうですね。学生時代からずっとスポーツが好きで関わりがあったので、今の仕事につなげられているのは幸せだなと思っています。
━━世界を舞台に活躍するようなアスリートとお会いすることもあるかと思いますが、緊張しますか？
仕事を通して、スポーツ選手にインタビューをする際などは今でも緊張します。勝つか負けるか、結果が二つしかないところに挑んでいく人たちの精神状態や、そこまで積み重ねてきたものの大きさを考えると圧倒され、刺激を受けます。
上の舞台に行けば行くほど、いかにその人たちがいろんなものを積み重ねてきたのかがわかると言いますか…私の日常生活では感じられないものが、その人の仕事にはあるんですよね。
仕事で選手へのインタビューをした後などは、ナチュラルハイというか、寝られなくなって、インタビューの夢を見たりします。それがけっこう続くんですよ。私、心を動かされてるんだなって思います。
後藤晴菜さんが、アナウンサー生活の中でヨガに出会ったきっかけとは
━━ヨガは、勝敗や結果にこだわるスポーツとは違うところがありますが、ヨガをはじめようと思ったきっかけは？
ヨガをはじめたきっかけは、健康面で不安定な時期に母から勧められたからです。
入社当初は朝の番組も夜の番組も担当していて、日によって寝る時間も起きる時間もバラバラな生活が続いていました。体内時計のメリハリをつけるのが難しく、不調とまでは言わないけれど、うまく体が”巡っていないな”と感じることが多かったんです。
もともと母がヨガスタジオに通っていたのですが、「すごくいいからあなたもヨガを習ってみたら」と言われたので、東京の教室を検索して、まずは体験ヨガに参加してみました。すると、その時参加したレッスンを担当していたヨガの先生の言葉の運びかたがすごく心地よかったんです。
━━アナウンサーの晴菜さんらしい感想ですね。
社会人になって、変に周囲と比較したり、心が落ち着かない状態が続いているときだったこともあって、その先生のヨガ的考え方に基づいた言葉は、私の心にストンと入ってきました。体を動かすことの心地良さももちろん感じましたが、それ以上に、先生の言葉に惹かれてヨガをはじめようと思いました。
レッスン前のお話や、途中の言葉を聞いていて、気づくと涙が出ていることもありました。私が精神的に疲れていたのかもしれないですけど、「今の私、心が浄化されてるな」と思うことがすごく多くて。これは私に合ってるなと思ってずっと続けてきました。ヨガ好きな人って多分、そういうところがありますよね。
━━はじめてのヨガレッスンでも、すんなり気持ちが入っていったんですね。
違和感なく、気持ち良く心地良く、スーッと吸い込まれた感じでした。
━━ 一般の方だと、はじめての参加で緊張していても徐々にリラックスできるかなと思いますが、晴菜さんはアナウンサーですし、周囲の目も気になるのではと思いましたが、その点いかがでしたか？
当時私はグループレッスンに通っていましたが、社会人一年目だったこともあって、それほど周囲からの目は気になっていませんでした。
実は、私とても人見知りなんです。仕事だと何も感じずに初対面の人とも話せるけど、プライベートでははじめての場所に行くと汗をかいてしまうし、美容院や歯医者さんで初対面の人と話すのが本当に苦手で…なのでヨガに参加するのも実はすごく大きな勇気が必要だったんです。でも、引き込まれる気持ちのほうが強かったので、気づいたらリラックスしていました。
ヨガをはじめた頃は、恥ずかしいので隅っこでレッスンを受けていましたが、段々と「せっかくこの場にいるんだからより吸収したい、高めたい」と思うようになって、マットの位置が前方や真ん中へ変わっていきました。先生との関係性ができてくると、いつの間にかそこが私のホームのように感じながらヨガをするようになっていました。
━━こうなりたい！というイメージをもってヨガをはじめる人が多いですが、晴菜さんはどうですか？
ヨガをはじめたきっかけでもありますが、不規則な体のリズムを整えたいという思いがありました。もともと睡眠が浅いタイプで、疲れないとぐっすり眠れないし、お肌のトラブルも増え、病院に通うほどの吹き出物もできていたんです。
ですが、ヨガをはじめてからは、体の巡りが一気に良くなる実感があり、それらも改善していったように感じます。ヨガを行うことで、一日のサイクルがすごく整うなと感じています。
毎日ヨガの時間をとることで心身ともに心地よく
━━普段の生活の中に、ヨガをどのようにして取り入れていますか？
夜お風呂に入る時間帯は、自分の時間をゆっくりととることができるので、毎日マットを用意してヨガをする時間をとっています。
その他にも、仕事が休みの日は朝にヨガのレッスンを受けに行くことが多いです。仕事柄、日によって時間に余裕がある日が変わるので、レッスンを受けに行くのはお休みの日の朝が多いですね。
━━毎日ヨガを行う理由はありますか？
ヨガをやらないと、次の日の体の感じが違うな、と感じるので毎日やっています。ヨガをしないと、翌日の体が硬くなっちゃうし、心地よくない気がするんです…もっとヨガをやっていきたいと思っています！
ヨガインストラクターの資格を取得することになったきっかけ
━━レッスンに参加するだけでなく、インストラクターの資格を取ることになったきっかけは？
今「バゲット」という番組を担当していますが、TIPNESSとコラボしているトレーニングクラブというコーナーがあるんです。番組が立ち上がってすぐにできたコーナーなんですが、トレーニングをしている私を見た方に「けっこう動けているよね」「体幹強いよね」などと言っていただくことが多くて。自分ではそれほど運動が得意とは思っていなかったんですが、そのコーナーをきっかけに、体を動かす仕事が増えていったんです。
こんなに動けるんだったら、ちょっと頑張ってヨガ資格にも挑戦してみたら？とTIPNESSの方やスタッフさんに言われたのが、ヨガインストラクター資格を取るきっかけでした。
ヨガのインストラクターになるということはプロになることだから、中途半端にはできないし、いろいろ学ぶことも多いと考えると、はじめは仕事と両立できるか不安もありました。ですが、プロたちに背中を押してもらい、サポートするよと言われて、「今までは番組で体を動かすだけでも十分楽しいと感じていたけど、こんなきっかけをくれる場所って日テレにしかない、今後そんなチャンスはない」と思ったので、資格取得を決意しました。
━━不安はありましたか？
ありましたよ！インストラクターの資格は取れても、レッスンを担当するなんて私には無理かも…って思っていました。無理だったときに、なんて言い訳しようか、と思っていたくらいです！
━━実際に資格を取ってみて、今まで魅力を感じていたヨガの面以外についても学ばれたと思いますが、ヨガの印象は変わりましたか？
ヨガ哲学の教えの一つである「ヤマ・ニヤマ」は、ヨガを習い事としてやっているだけでは触れないような内容だったので学びが大きかったです。よくヨガのレッスンで聞く「他人と比較しない」という言葉も、ヨガの成り立ちを学んだうえで聞くことで「だからこういう考え方があるんだな」と理解できたのが、自分の中で新しい発見でした。
習い事のときは、スタジオを出てしまうと日常生活に戻ってしまう感覚だったけど、ヨガをしていく中で「ヨガ」という言葉を本来の意味で理解できたような気がします。
ヨガという言葉には「繋がる」という意味がありますが、"マットの上でヨガのポーズをしているときでも、マットの外で日常生活を送っているときも、ヨガのあり方を大切にする"という考え方があるということも理解できました。
ヨガをはじめてから、母には「ポジティブになったね」と言われました。自分の思考が自然とポジティブになり、周囲にも波及していくのはすごくいいなと思いました。
━━ヨガの好きなところはどこですか？
どんな体の状態でもできるところ。コンディションだったり、体の硬さや柔らかさもあるけど、それに合わせていかようにもポーズがとれるというところが好きです。ポーズに縛られるというよりは、自分で選択できるところが好きです。
初めてのヨガレッスンはTIPNESSの店舗で
━━はじめて、インストラクターとして活動したのはいつですか？
1回だけ、TIPNESSの店舗で実際にレッスンしましたが、その1回だけでした。そこから半年くらい経ってから、オンライン形式のレッスンを担当することになったので、とっても緊張しました。
カメラの前に立つことは（アナウンサーなので）緊張度は低いけど、インストラクターとして立つことにはとても緊張しました。日ごろから運動が好きなお客様が多いので、プレッシャーがありました。みなさんにどんな提案をしたら喜んでもらえるだろう、という緊張がありました。
━━インストラクターとして初めてのライブレッスン、ビデオレッスンの収録はいかがでしたか？
私の中では、ライブもビデオもあまり大きな変化はありませんでした。目の前にお客様が見えているわけではないので、今画面の向こう側の人がどんなことを感じているかな、どんなことを思っているかなというのを想像しながらレッスンしています。そういう意味では、ライブもビデオもあまり変わらないですね。
━━コメントやチャット機能についてはどう思いますか？
（コメントをもらうのは）嬉しいです。リアルタイムで、画面には見えないお客様からもらえるのはありがたいし、嬉しいです！特にはじめてのときに何も言わなくてもコメントをいただけてとても嬉しかったので、次のレッスンのときは「コメント下さったら嬉しいです」と言ったんです。そうしたらたくさんコメントがもらえて。双方向でレッスンができてるんだな、と嬉しくなりました。
━━コメントした方も、リアクションされて嬉しかったのではないでしょうか？
私もすごく嬉しかったです！
後藤晴菜インストラクターのレッスンに参加してみよう！
明るくて活発、人前で話すのも得意でヨガインストラクター向きの方なんだろうな、という印象の後藤アナウンサーですが、実は人見知りで緊張するところもあるんですね！親近感がわいた方も多いのではないでしょうか。ヨガをはじめたきっかけや、どんな思いでヨガに取り組んでいるかがわかると、よりクラスにも参加しやすくなりますね。こちらの記事では、後藤晴菜さんがなぜヨガが好きなのかや、レッスンに挑む際の練習方法などについてもお答えくださっています。インタビュー記事後編も、ぜひご覧くださいね。
torcia（トルチャ）では後藤晴菜インストラクターによるレッスンを配信中！テーマやお悩みに沿ったヨガポーズを行うレッスンを行っています。
＞＞後藤晴菜インストラクターのレッスン一覧はこちらのページから
どなたでも視聴いただける動画となっているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
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