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ヨガというと女性が健康的で美しくしなやかな筋肉を育てるための運動、というイメージを持っている方が多いのではないでしょうか?男性が行う運動といえばハードなスポーツやトレーニングを想像しがちですが、最近では男性も女性と同様にヨガを楽しむ時代になってきています。女性だけでなく、男性をも魅了するヨガの魅力は一体どこにあるのでしょうか。ヨガのメリットや男性ヨギーにおすすめのポーズ、ウェア選びのポイントなど幅広くご紹介します。
目次
ヨガ=女性というイメージがあるかもしれませんが、実は男性ヨギー(ヨガを嗜む人)も想像以上に多いのです。トップアスリートや大企業の経営者の中にはヨガのエクササイズや瞑想を取り入れている方も多く、日本でも有名スポーツ選手が日常に取り入れています。実際にアメリカでは2012年は400万人だった男性のヨガ人口が、2016年にはなんと1,000万人にまで増えています。
アメリカに追随するかたちで、近年は日本でも男性ヨギーが増加中。2011年ごろから国内での「ヨガ 男」でのインターネット検索が急増するなど、注目を集めています。
参照元:Harvard Health Publishing
男性からも人気を集めているヨガですが、一体どのようなメリットがあるのでしょうか。男性がヨガに取り組むメリットを3つご紹介します。
「呼吸」と「視線」のふたつに意識を向けるヨガは、集中力を鍛えられます。定期的にヨガを行うと大事な場面でも自然と集中できるようになり、仕事にもプラスの効果を発揮するでしょう。プレゼンなど、緊張する場面でこそヨガを思い出して深呼吸してみてくださいね。
一般的な筋肉トレーニングは筋肉を強くしたり大きくすることが目的であるため、体の一点に集中して負荷がかかりがちです。運動に慣れていない方が急に筋トレをはじめると、誤ったフォームや無理のし過ぎで体を痛めてしまうことも。これではせっかくの運動が逆にストレスになってしまいますよね。
その点、トレーニングに加えてストレッチの要素もあるヨガは、全身を支えるバランス感覚なども養うことができます。体に心地よい負荷をかけながらバランスよく鍛えたい方にぴったりです。
疲れやストレス、緊張感などで睡眠の質が低下してしまう男性は多いもの。そんな方にこそ、リラックス効果の高いヨガはおすすめです。ヨガによって自律神経のバランスが整うと心と体の緊張がほぐれて、心身ともに深くリラックスできます。入眠がスムーズになる、中途覚醒が減る、睡眠の質が向上するなどの効果により、多くの国民が抱えていると言われる「睡眠負債」も解消できるでしょう。
ヨガをはじめてみたいと考えている男性に向けて、初心者でも気軽にトライできるポーズを4つご紹介します。ヨガで心身をリラックスさせて、健康的な毎日を送りましょう。
背中や腰、お尻や太もも裏など体の背面の柔軟性を高めるポーズです。チャイルドポーズはヨガの中でも比較的簡単で、ヨガレッスンの中でもよく登場するポーズです。
自分にとって心地よい姿勢や、リラックスできる位置を探しながら、柔軟性を高めていきましょう。
難易度:易しい
うつ伏せの状態から、コブラのように上半身を起こし背中を伸ばしていくポーズ。上半身を反らすことで胸が開き、いつもより呼吸がしやすくなることを感じられるはず。肩甲骨を動かすため肩まわりが楽になり凝りを解消できるだけでなく、二の腕のシェイプアップにも効果があります。
両手両足を使って四つん這いからはじめるポーズです。英語では「Cat pose」「Cat and Cow」などと呼ばれています。猫が気持ちよく体を伸ばしている姿をイメージしながら、行っていきましょう。
このポーズは背中を丸める・反らす動きを繰り返すことで背骨、肩甲骨を柔軟にして肩まわりや首などの凝りをやわらげる効果があります。また背中やお腹まわりの筋肉をしっかり使って体全体を動かすので、インナーマッスルを鍛えてシェイプアップにも繋がります。
関連記事:男性ヨギー必見!猫のポーズに期待できる嬉しい効果やバリエーションを解説
このポーズは仰向けの状態で胸を開くポーズなので、首や肩、デコルテまわりの血流を良くして代謝の促進が期待できます。首まわりの血流がよくなることによって上半身のだるさを軽減させる効果や、頭痛などの改善にも効果があります。
難易度:難しい
はじめて男性がヨガにトライするとき、どんな服装にすべきか迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。素材はなにがいいのか、どんな機能を重視すればいいのかなど、服装にまつわる疑問を解消するために、男性ヨギーにおすすめのヨガウェアとウェアを選ぶときのコツをご紹介します。ウェア選びのヒントにしてくださいね。
ゆったりとした動きの多いヨガですが、体の動きと腹式呼吸の相乗効果によって実はかなりの汗をかきます。汗を吸ったままの素材だといつまでもジメジメ感が続いて、レッスンに集中できなくなる可能性もあるので要注意。レッスン中も快適さが続く、速乾性の高いウェアを選びましょう。着心地の良い薄くて軽やかなものが理想的です。
背中を大きく反らしたり、腕を回したりする動作も多いヨガ。体を締め付けるウェアを着ていると動きが制限されて、思ったようにポーズがとれないこともしばしば。そのため、締め付けが少なく伸縮性の高いウェアを選びましょう。ただし、必ずしもダボっとしたウェアを選ぶ必要はありません。たとえ体のラインに沿ったぴったりとしたウェアでも、膝や腰、肘などの関節部分のストレッチ性能が高ければ問題なく動けます。
いくら着心地が良いからといって、短すぎるパンツやピタッとしたレギンス単体を選ぶと「アンダーウェアが見えないかな」「股間のラインが気になる」など、講師やほかのレッスン生からの視線が気になってしまうことも。せっかくヨガに取り組むのであれば、呼吸とポーズに集中できるスタイルを選びましょう。十分な丈感とストレッチ性を両立するサルエル系パンツのほか、ヨガへのモチベーションを高めてくれるレギンス+ズボンのスタイルもおすすめです。
最後に、ヨガに興味を持っている男性から寄せられることの多い質問に詳しく答えていきます。「女性から見た男性ヨギーのイメージは?」「50代以降でもトライできるの?」など、気になる疑問を解消していきましょう。
男性ヨギーが増えたとはいえ、日本におけるヨガ人口は圧倒的に女性のほうが多いのが現状です。気になる女性側からのイメージですが、一般的には「自分の体型や健康に気を遣っていて素敵」「とくになんとも思わない」「ヨガ好きの男性は健康的に見える」など、肯定的な意見が多い様子。一方で、「同じ教室でレッスンを受けると男性の視線が気になる」「男性がいると露出の多いウェアを着づらい」といった意見も。捉え方は十人十色なのでそこまで気にする必要はありませんが、周囲の視線や女性からのイメージが気になる場合には「オンラインレッスン」を活用するのも一案です。
自分の体型や健康に気を遣っている男性はとても素敵!ヨガ好きの方だけでなく、幅広い女性から「かっこいい」「魅力的だな」と思われるはずです。また、ヨガに限らず、共通の趣味を持っていると話が弾んで恋愛関係にも発展しやすいもの。ヨガをやっているからといって必ずしもモテるわけではありませんが、ヨガが好きな女性とヨガをきっかけに交流を深められる可能性は高くなるでしょう。
ゆったりとした動きと腹式呼吸がポイントになるヨガは、中年期以降でも十分に楽しめます。運動不足の解消や姿勢の改善、睡眠不足の解消などの効果も期待できるので、むしろ中年期以降の体のメンテナンスに最適です。体力が落ちて激しいトレーニングに取り組めなくなった方は、ぜひヨガをはじめてみてくださいね。
初心者でも、男性女性を問わずはじめられるヨガ。みなさんも気軽に取り入れて体をほぐしてみてはいかがでしょうか。「周囲の視線が気になる」「慣れないうちはひとりで何度も反復したい」という方には、自宅で誰の目も気にせずにはじめられるオンラインフィットネス「torcia(トルチャ)」がおすすめです。初心者でも動画でしっかり体の動きを確認できるので、さまざまなポーズを無理なく覚えられますよ。
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