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ヨガをはじめたいけど、スタジオも種類もポーズもいっぱいあってどう選べば良いかわからない……。そんなお悩みを持つ方へ、今回はスタジオ選びのポイントやレッスンをはじめる前に準備しておくべきことをヨガ講師が解説します。これを読めば、はじめてのヨガもスムーズに取り組めるはずですよ!
目次
いざヨガをはじめようと思っても、あまりの選択肢の多さに悩んでしまうもの。ヨガは種類もいろいろあれば、スタジオや先生も百人百様。最近ではオンラインで受講することもできるため、受ける場所や種類によって事前の準備や得られる効果も変わってきます。“自分がなんのためにヨガをしたいのか”という目的を明確にするのはもちろんのこと、自分の生活リズムや環境も考慮したうえで自分にあったスタイルを選ぶことが重要です。まずは、ヨガをはじめる前に確認すべきことを3つご紹介します。
さまざまな選択肢がある、ヨガスタジオ。全国に支店をかまえる大手から、個人経営のものまで選択肢は多く、それぞれに異なる特徴があります。どのスタジオが良いか、口コミや紹介もひとつの判断基準になりますが、他人と自分とでは求めているものは違います。
各スタジオの特徴を知ったうえで、自分にはどんなスタイルが合うのか考えていきましょう。
ヨガスタジオは、大きく「ホットヨガ」と「常温ヨガ」に分けられます。ホットヨガは、室温が40度前後、湿度が50~60%の中で行われるヨガのこと。体の柔軟性が高まる温度&湿度のなかで気持ち良く取り組め、汗を大量にかくことで老廃物の排出を促してくれます。ボディメイクやダイエット目的で参加される方が多いヨガです。そこまで激しい運動をするわけではないため、体力があまりない方でも問題なくはじめられます。ただし普段とは違う環境下での運動になるため、人によっては息苦しく感じたり、体質に合わないといった場合も……。また、ホットヨガでは実施しない呼吸法やポーズも一部あり、内容はやや限定的と言えるかもしれません。
一方で常温のヨガは、全種類のヨガを対象としています。特定のヨガから難しいポーズまで、幅広く挑戦してみたい方には常温のヨガがおすすめです。なお、ホットヨガができるスタジオは限られているため、ホットヨガに興味がある方は、通える範囲にスタジオがあるかをまずは確認してみましょう。
いくらヨガをはじめたくても、自分が受けられる時間帯にレッスンがなければそのスタジオは選択肢から外さなくてはいけません。「出勤やお出かけ前の早朝がいい」「家族がいない日中がいい」「仕事の都合上、平日の夜か週末しか行けない」など、自分のライフスタイルに合う時間帯のレッスンを探してみましょう。
これまでご紹介したとおり、ヨガの種類は多種多様です。まずはヨガのレッスンを受ける目的を明確にし、それに合ったヨガクラスがあるか確認しましょう。
伝統的でオーソドックスなヨガは、「ハタ・ヨガ」です。すべてのヨガのルーツとなる基本のヨガであるため、基礎からしっかり学びたい方や初心者の方でも取り組みやすいでしょう。
ダイエット目的であれば、運動量の多い「アシュタンガヨガ」や、そこから派生した「パワーヨガ」がおすすめ。ダイナミックなポーズが多く、肉体を強化する効果が見込めます。ただし難しいポーズがあったり、呼吸法も通常の腹式呼吸とは違うため、難易度は高めです。
毒素の排出効果やダイエット効果の高いヨガは、前述のホットヨガです。ただし高血圧や妊娠中の場合は負担が大きく危険が伴うため、気になる症状がある方は事前に必ず医師に相談しましょう。運動が苦手でゆっくり習いたい方には、「リラックスヨガ」や「リラクゼーションヨガ」のほか、ひとつのポーズに時間をかけて体と心をほぐす「リストラティブヨガ」がおすすめです。
そのほか、妊婦向けの「マタニティヨガ」や、出産後の骨盤のゆがみ矯正などにフォーカスした「産後ヨガ」といった特定の方を対象にしたヨガや、海の上でボードに乗って行う「サップヨガ」、天井から吊った布に体を預けて空中に浮いた状態でする「エアリアルヨガ」など、特別な環境下で行うヨガなどもあります。
ヨガは、少なくとも3ヶ月~半年続けてみて体の変化(効果)を感じることが多いため、とにかく継続することが重要です。いくらやってみたいヨガがあっても家から遠かったり、通いづらい時間しかレッスンがない場合は継続しづらいでしょう。交通の便が良い駅近くや自宅・職場の付近など、無理なく通える場所で探しましょう。
インストラクターとの相性は受けてみないとわかりませんが、同じレッスン内容でもポーズの順番やキープの時間、テンポなどは人によってさまざまです。心地良くレッスンを受けられるインストラクターと出会えると、自然とヨガが楽しくなり、続けやすくなります。
ホームページやSNSでインストラクターの雰囲気をチェックするのはもちろん、体験レッスンを受けて相性を見るのも良いでしょう。自分の目的に合っていて、かつ通いやすいスタジオがあれば、まずは体験レッスンを受けてみてくださいね。インストラクターとの相性だけでなく、スタジオの雰囲気や清潔感、通っている会員の様子なども教室選びの参考になります。
通ってみたいヨガスタジオが決まって体験レッスンを申し込んだら、いよいよ初回レッスンに向けて準備をしていきましょう。ここからはレッスンに持っていくものや、事前に知っておくと良い呼吸法などをご紹介します。
常温のヨガの場合、マストで持っていくものはウェアとヨガマット、飲み物、タオルの4点です。それぞれ詳しく見ていきましょう。
さまざまなポーズをとるため、動きやすい上下セパレートで伸縮性のあるもの、さらに汗をかいても大丈夫なように速乾性と吸水性に優れている素材のものを選びましょう。足や腕を上げるポーズもあるため、袖や股下の長さも重要!必要以上にヒラヒラしたウェアだとポーズの邪魔になり、丈が短いとお腹や足が見えすぎてしまう場合もあります。もちろん最初からヨガウェアを完璧に揃える必要はないので、レッスンを続けるなかで自分に合う素材や好きなスタイルを見つけていきましょう。先生やほかの生徒の服装も参考になりますよ。
ヨガマットには重さや厚み、素材などさまざまな種類があります。天然ゴム素材のものがクッション性も高く人気ですが、高級品のため、まずはリーズナブルなものを選んで様子を見るのがベター。ネットでも購入可能ですが、はじめて購入する場合は素材感や厚み、重さを実際に確かめたうえで購入すると安心です。ヨガマットを貸し出しているスタジオも多いため、事前に確認してみると良いでしょう。
シンプルな動きが多いですが、予想以上に汗をかくヨガ。水やスポーツドリンクなどを必ず持っていくようにしましょう。喉が渇いたと思う前に、こまめに少しずつ摂取するのが鉄則。ホットヨガの場合は、通常のヨガより多めの水分を準備しましょう。
汗を拭いたり、ヨガマットの上に敷いたり、レッスン後にシャワーを浴びたり……ヨガのレッスンにおいて、タオルはマストアイテム。とくにレンタルしたヨガマットを使用するときには、上からタオルを敷くのがベターです。ヨガマットの上で使う場合は、ある程度大きなサイズを選びましょう。
髪をまとめるヘアゴム、濡れたものを入れるビニール袋、レッスン後シャワーを浴びるならシャンプーなどの入浴セット、スキンケアセット、化粧道具などもあると便利です。必要に応じて準備しましょう。
ヨガの効果を高めるために、意識しておくことは以下の3点です。
ヨガの効果を高めるために、もっとも大切なのは「呼吸」です。ヨガにはさまざまな呼吸法がありますが、基本は腹式呼吸です。鼻から吸って、鼻から吐くことを意識しましょう。レッスン中にもインストラクターから呼吸について指示が出る場合もあるため、注意深く聞いて呼吸を意識しましょう。ヨガの基本の呼吸法についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事がおすすめです。腹式呼吸の効果ややり方が詳しく解説されています。
はじめてレッスンを受ける場合、つい無理をしてしまいがちです。しかし、ヨガの本来の目的は正確にポーズを取ることではなく、鼻から息を吸う動きに合わせてゆっくり心地良い範囲で体を動かしていくこと。そして、その時間に自分と対話をすることです。痛みやつらさを感じていると、心を解き放ってヨガに集中できないもの。まずは、できる範囲で心地良いポーズをとりながら、呼吸を感じてみましょう。
胃の中に食物がある状態だと血液が胃に集中してしまうため、ヨガの効果が減ってしまう可能性があります。お腹をねじったり上半身を下に向けるポーズもあるため、お腹いっぱいの状態では苦しくなるというデメリットも。食べたあとすぐのヨガは避け、食事の前後は2時間ほどあけてからレッスンを受けるようにすると良いでしょう。
最近ではオンラインのヨガレッスンも増えましたが、その分レッスン選びに迷ってしまう方も多いと思います。オンラインとオフライン、それぞれのメリットを確認したうえで、ご自身の目的やライフスタイルに合わせて使い分けましょう。
まずは、オンラインレッスンのメリットからご紹介します。
反対に、オフラインのレッスンには以下のようなメリットがあります。
はじめてヨガにトライするとき、最初のステップとなるのが「ヨガを行う目的を明確にすること」です。スタジオやヨガの種類、オンラインかオフラインかなど、数ある選択肢から自分に合ったレッスンを選んでいきましょう。どのレッスンを受けるにしても、事前に体験レッスンの受講をおすすめします。「体が硬いけどヨガを楽しめるかな」「女性ばかりのレッスンに馴染めるかな」など、心配や不安がある場合は、まずはオンラインヨガからはじめてみてくださいね!
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