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仕事や家事に忙しく、ジムやヨガスタジオに通う時間が取れなくて悩んでいませんか?なんとか時間を作れたとしても、おしゃれなスタジオにいきなり初心者が入って大丈夫なの?と心配で気後れしてしまうこともあるでしょう。この記事では、運動不足になりがちな方のために自宅でできるヨガの基本ポーズをご紹介しています。ヨガ初心者の方はもちろん、あらためてひとりでやろうとするとどうすればいいのかわからない…という方にも役に立つ内容です。
目次
ヨガを行うと関節まわりの筋肉がほぐれて体の歪みが整い、柔軟性が高まります。運動不足による血行不良やリンパの滞りがある場合は、ヨガを行うことで血液やリンパの流れを刺激し、痛みやこり、便秘や冷えの解消効果も。
さらに、目の前のヨガのポーズに真剣に向き合うことで、集中力を高める効果が、そしてヨガには自律神経の働きを整える効果もあることから、緊張状態の心と体をリラックスさせることができ、睡眠の質も上がるといわれています。省スペースで器具も使わずにできるヨガには利点がたくさん!特に不定愁訴がなくとも、一日のパフォーマンスを上げる目的でヨガを行う方は多いのです。
ヨガを始めるために必要なものは、以下の通りです。
具体的にどのようなものを準備すればよいか、詳しく解説します。
必要な道具が少ないとはいえ、安全にヨガに取り組むためにヨガマットを用意することをおすすめします。床面の固さを和らげ、衝撃を吸収するので体への負担を軽減してくれます。ポーズをとるときのクッションの役割を担うほか、滑りどめにもなるので、ポーズを安定させやすくなります。厚みや反発性などのバリエーション、カラーやデザインも豊富なので、お気に入りの1枚を見つけましょう。
特別なウェアを購入する必要はありませんが、動きやすく通気性の良い服装を着用してください。着ていてラクなものでいいのですが、ダボついたものはポーズの妨げとなるためできるだけ体にフィットしたものがおすすめ。必要がないとはいえヨガウェアはとってもオシャレでスタイリッシュなものが多いのでついつい買いたくなってしまいます。カラフルで形もいろいろあるので「形から入るタイプ」の方は、ぜひお気に入りを探してモチベーションを上げてみてください。
姿見などで体の動きや筋肉の使い方を確認しながらポーズを練習すると良いでしょう。ヨガは正しくポーズがとれていないと逆効果になってしまうこともあるので要注意です。
ヨガのポーズで難易度の高いものに挑戦する際には、ヨガブロックやウェーブリングを利用し、無理なくポジションをとるためのサポートに使うこともあります。ヨガブロックとは、長方形の箱型をしたヨガポーズをサポートする道具です。床に手が届かないときにヨガブロックを置きその上に手をつくことで安定してポーズが取りやすくなったり、座って前屈するときにお尻の下にヨガブロックを敷いておくと前屈がしやすくなったりします。
ウェーブリングとは、円の左右を内側に窪ませた形の器具で、筋膜をリリースしたりストレッチを行うときの補助として使う道具です。ヨガでは手と手が届かないときのサポートなどに使われます。比較的リーズナブルな価格帯のものも多く出回っているので、特に体が硬い、無理な姿勢を取りがちな方はこういったサポートアイテムを利用して正しいポーズの補助をするとよいでしょう。タオルを折りたたんでお尻を安定させるなど、タオルを代用する方法もあります。
水分補給ができるよう、手元にはお水や飲み物を用意しておきましょう。倒してしまっても問題ないペットボトルもしくはステンレスボトルのような蓋つきのものがおすすめです。また汗をかいたり、ポーズの補助を行う際にも利用できる、フェイスタオルも1枚手の届く範囲に置いておくと便利です。ヨガのポーズの中には、頭を下にするポーズなども含まれるため、髪の長い方はあらかじめ頭の低い位置で結んでおくと良いでしょう。
ヨガクラスによく出てくる基本のポーズを丁寧に解説します。ご自宅でヨガを行う場合もスタジオデビューする際も、この基本の5つのポーズを覚えておけば安心です。
ダウンドッグとは「下向きの犬のポーズ」とも呼ばれるヨガポーズです。犬が気持ち良く伸びをする様子に似ていることが、名前の由来といわれています。ダウンドッグのポーズを行うと体全体のバランスが取りやすくなり、猫背や肩こりにも効果があります。また、二の腕だけでなく、太もも・お尻にも適度なエクササイズ効果があるので、継続して行えば体全体のシェイプアップ効果も期待できるでしょう。
難易度:易しい
両手と両足に均等に体重を乗せるように意識してポーズを行います。3の手順、手のひらと足で床を押しながらお尻を頂点とした三角形を作る際に背中が丸まってしまう場合は、足の裏が床から浮いてもいいので膝と股関節をしっかり曲げ、腰から背中を真っ直ぐ伸ばしましょう。
関連記事:ダウンドッグのバリエーションはこちら
「子供のポーズ」とも呼ばれるヨガポーズです。赤ちゃんのように背中を丸くした姿勢であることが、名前の由来といわれています。チャイルドポーズは、リラックス効果が非常に高いポーズなので、イライラしている時や就寝前にもおすすめです。
股関節がきついと感じたら、胸の下に枕やクッションを置くと、ポーズが取りやすくなります。肩に痛みを感じる場合は、両手を前に伸ばす際にひじを少し曲げてみましょう。
「英雄のポーズ」とも呼ばれる、ヨガの代表的なポーズの一つです。難易度に応じてⅠ(初級)からⅢ(上級)のポーズがあるので、自分のレベルに合わせて行っていきましょう。戦士のポーズは、大きな動きによって全身に良い影響を与えます。上体を反らすことで肩こり解消や呼吸器系機能の向上、ポーズを支える下半身全体の引き締めにも効果があります。全身を引き締めて心身をリフレッシュできるポーズです。
左右の足で均等に体を支えて、上半身の余計な力を抜きましょう。肩が引き上がってしまわないよう、耳と肩の距離を遠ざけます。頭上で両手を合わせる際、つらいようであれば、手の平は肩幅程度に開いた状態で行いましょう。骨盤を正面に向けられない場合は、左足をやや外側に置くと良いでしょう。
先ほど紹介した戦士のポーズⅠの、中級バージョンのポーズです。腰への負担が軽減されるのでぜひご自宅で行ってみてください。
右膝を90度に曲げる際、膝が内側に傾くと過度な負担がかかりケガの原因となります。つま先と膝は必ず同じ方に向けましょう。
このポーズは片足でバランスをとるポーズのため、体幹を鍛えられます。自宅で行う際は、バランスを崩して倒れてケガをしないように注意しましょう。
難易度:普通
慣れないうちは上半身を倒す角度を浅くしてチャレンジするか、壁を使ってバランスを崩さないように工夫するのも良いでしょう。体を伸ばし、バランスが安定する位置をゆっくりと探るようにしてください。戦士のポーズの中で、最も難易度が高いポーズとなります。バランスが重要になるポーズです。体幹や軸足の安定を確認しながら行いましょう。
では準備ができたところで、さっそくポーズをご紹介していきましょう。
腰まわりが硬くなると、腰痛や便秘の原因になります。ねじりの動きによって腰痛を緩和し、老廃物を流すことができるので便秘やむくみの解消効果が期待できます。老廃物は疲労の原因にもなるので就寝前に流しておくことで快眠促進にも繋がります。
体をねじる際に脱力し過ぎると腰を痛めやすくなります。背骨を長く伸ばす意識を保ちながらねじりましょう。
片膝を立てて行うポーズなので、バランスを保つために腹筋と太ももの筋肉を使います。同時に脇腹を縮めて体側を伸ばす側屈のポーズを取るため、わき腹が伸びて肩こりの解消にも有効です。体側と呼ばれる脇腹は、普段の生活であまり動かさない部分なので、入念に伸ばしたり縮めたりしてみてください。体の中でも大きな筋肉である太もも裏(大腿四頭筋)を使うため、鍛え続けることで基礎代謝が上がり痩せ体質への変化も期待できます。
首をすくめずに行うと呼吸が楽になります。伸ばしている脚の膝を痛めないように、足先と膝は同じ方向に揃えましょう。
お尻を持ち上げて体を反らし、胸を大きく開いて行う後屈のポーズです。お尻の筋肉を意識しキュッと力を入れて持ち上げるポーズなので、骨盤が締まり、産後の体型戻しにも有効です。また、お尻の下のたるみにも効くのでヒップアップのためにも積極的に取り入れたいポーズです。
膝が開くと体幹で体を支えることができず腰を痛める原因になります。内ももに力を入れて太もも同士を平行に保つことで、腰、お腹が縦に伸ばされ胸をしっかり開くことができます。
腹筋を使って脚を持ち上げV字になるポーズです。全身のバランス感覚や筋力、集中力を高めます。腹筋やインナーマッスルが鍛えられるためお腹の引き締めに効きます。
背中が丸まると太ももを引き上げにくくなるため、常に背筋を伸ばす意識を保ちましょう。また、腰が曲がってしまうと逆効果!しっかりお腹を使うことを意識して力を入れると、体の内部が温まり、内臓の動きも活性化されるため疲れにくい体になります。難易度が高いと感じたら、両手を太ももの裏に添えてバランスを取りましょう。
就寝前に取り入れたい「屍(しかばね)のポーズ」をご紹介します。ポーズをとっている最中に寝落ちしてしまう方もいるほどリラックス効果が高く、ポーズの取り方がとっても簡単!足を肩幅くらいに開き、手のひらを上向きに、仰向けに寝転ぶだけ。ただ寝転んでいるように感じますが、呼吸に意識を向けてゆっくりと全身の力が抜けていくのを感じながら緊張から解き放たれてください。
仰向けで寝ると腰が痛い方は、膝の下に毛布などを丸めて置くと腰が楽になってポーズに集中することができます。
ヨガの優れた効果のひとつは、自律神経の働きを整えることです。自律神経の働きを整えて、リラックスした状態でスムーズに入眠できる、夜ヨガのおすすめポーズをご紹介します。
関連記事:安眠効果が期待できる簡単なヨガポーズ6選をご紹介
合蹠(がっせき)のポーズは股関節をほぐすポーズです。上半身と下半身を繋ぐ股関節まわりをほぐすことによって全身の緊張を解きやすくなるため、安眠効果が期待できます。
おへそが床を向くように、骨盤を倒すことを意識しましょう。腰が引けて背中が丸まってしまう方は、お尻の下にタオルかクッションを敷いて高さを出すと骨盤を倒しやすくなります。
関連記事:生理痛の緩和も期待できる合蹠のポーズの詳しいやり方とは?
脚をクロスさせて座り、上体をねじるポーズです。背骨への刺激で自律神経が整い、膝を立てた側のお尻の筋肉がストレッチされることで股関節まわりもほぐれやすくなります。
骨盤を立てて、背骨を長くするイメージで上体をねじりましょう。
お尻まわりを効果的にほぐすポーズです。硬くなったお尻の緊張がほぐれることで股関節の柔軟性が増し、全身の力みが抜けやすくなります。
胸が縮こまらないように、鎖骨を左右に離して胸を開くイメージで呼吸すると肩が自然に床に落ちてリラックスしやすくなります。
関連記事:初心者でも取り入れやすいハッピーベイビーポーズのポイントとは?
片足ずつ膝裏やもも裏をストレッチできるため股関節の柔軟性が高まるポーズです。脚の血行が良くなり、穏やかな眠りにつきやすくなる効果が期待できます。
背中が丸まるとポーズの効果が得られないため、背骨を反らせて上体を長く保つ意識をもって前屈します。頭が膝につかなくても、膝の方向に背骨を伸ばすことで同じ効果が得られます。
太ももの前側をじわじわと伸ばすことで下腹部の緊張がほぐれ、副交感神経が優位になりリラックスできるポーズです。
4のときは床と腰の間の隙間を埋めるように、骨盤を後ろに傾けて呼吸します。足首や膝に痛みを感じたり腰が反りすぎてしまう場合は、クッションや枕、フォームローラーなどの上に仰向けになってポーズを行います。それでも痛みや違和感がある場合は無理せずにポーズを中止しましょう。
ボディメイクやダイエットでよくある失敗は、三日坊主で終わること。どんなダイエットであれ、継続することで思うような効果が得られ、理想的な体型が手に入ります。自宅で行う場合、1回10〜15分を目標にしてみましょう。
気になる部位を意識して練習するのも良いでしょう。自分でコツコツ頑張ることができれば良いのですが、「誰かに管理・指導してもらいたい!」という方は、レッスンに通うことを視野に入れても良いかもしれません。レッスンに通う場合は、まずは1週間に1回1レッスン1時間ほどからはじめてみましょう。レッスン後には、自宅で復習することで、さらなる効果が期待できますよ。トレーナーやインストラクターと理想の体型を共有することで、確実に実現に近づけることができるでしょう。
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